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『あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ』……「約束を守る楽しさ」まで伝えてくれたイベント。

 「あちこちオードリー」は、静かな革命を継続しているようなテレビ番組だと思っている。

 だから、オンラインライブの1回目も申し込もうとしたけれど、その時のチケットシステムは、携帯電話を持っていない人間にはできなかった。残念だった。

 その最初の配信ライブが成功したせいか、2回目のオンラインライブの申し込みは、「チケットぴあ」で可能になった。それならば、自分でも申し込める。それも「反省ノート付き」を申し込んだ。手数料込みで、3340円。

 さらには、このライブのために発売されたグッズも欲しくて、自分一人だと、いろいろ買ってしまいそうだったけど、一緒にオンラインライブを見る妻と相談して、Tシャツだけは買える事になる。油断していたら、そのときは(白)は売り切れていて、(黒)を購入した。間に合って、うれしい。(現在は 白 も予約販売で購入可能のようです)。

ライブ当日

 東京都内は、コロナ感染は拡大というよりは、感染爆発というような状況になり、制御不能という言葉が聞かれるようになり、怖さが増し、外出も、より減らすようになった。

 さらに日本国内では、地域によっては大雨で災害が起こり、都内でも雨が降り続いている。

 そんな不安が膨らんでいる8月16日が「あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ〜心のお札はがし祭り」当日だった。

 家では、洗濯物もたまり、カゴに2つ分、いっぱいになっていたので、洗濯をして、乾燥は近くのコインランドリーを利用することにした。3回、洗濯機を回す。それを全部、袋に入れて、重さを測ったら、ほぼ15キロあった。

 その洗濯物を持って、カサをさして、コインランドリーに向かう。普段なら、すぐに着く場所がちょっと遠い。乾燥機を見たら「14キロ」という表示。そういえば、このキロ数は、洗濯前の重さなのだろうか。それとも洗った後の水分込みでの重量なのだろうか。30分が目安とあったけれど、少し重いかもしれないので、40分の乾燥をさせるために、400円を入れて、いったん家に戻る。

 時間がたち、その洗濯物が乾いて、家に持ち帰った後、買い物に行く。

 今日は、夕食を早めにして、さまざまな時間を節約する予定だったので、弁当などを買って、家に戻り、再放送のテレビドラマを見ながら、予定よりもさらに早く午後5時半から夕食を食べ始める。

 その後、妻は食後の仮眠をする。いつもよりも早めのタイムスケジュールにしたのは、午後8時からの「あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ」を見るためだった。

 少しずつ、気持ちが盛り上がっている。

あちこちオードリー真夏のオンラインライブ 〜心のお札はがし祭り〜

 購入したTシャツを着て、反省ノートを用意して準備をする。
 
 今回、反省ノートを目の前にして、自分が、それほど反省しない方だと気がついた、というよりは、ずっと反省しているみたいなことなのかもしれない。

 今日、コンビニで買ってきたちょっと高いレーズンサンドなどを、この時のために用意してから、アクセスすると、もうしばらくお待ちください、の文字。始まるまでは、完全な静寂。午後8時。しばらく遅れるのかもと思った時に、「③」と大きく数字が出て、それがカウントダウンで、配信が始まった。

 コンピューターの画面には、「あちこちオードリー」で見ているのと同じ光景が広がっているから、これまで配信で見てきた映像とは違って、ちょっと特別な感じがした。

 幸せな2時間強だった。

 CMが入らないこの時間を、ずっとコンピューターの画面を見続けているのは、思ったよりも疲れがあったが、内容は、期待を裏切らず、笑っている時間も長かった。

 この夏は、不安だけが大きくなっていたのだけど、その時間だけは、ちょっとした「夏休み」のような気持ちになれた。

秘密を守る楽しさ

 考えたら、かなり無茶なことだと思うのだけど、このオンラインライブでは、私たちのような視聴者にも秘密保持の約束をさせている。

 それは、配信の番組内で、いくつかのルールを守りましょう、という呼びかけだけで、強制力はないのだから、それをどうするのかは、視聴者次第ということだけど、考えたら、1回目の配信ライブで約束が守られたから、この2回目があるわけだった。

 かなりの大人数で、それが可能なのだろうか。

 だけど、一方で、自分自身も、配信の内容の秘密保持に対して協力する気になっているのは、信頼に応えないといけない、という気持ちになっているからだ。さらには、「あちこちオードリー」という番組自体が終わる可能性までいかないかもしれないけれど、次の配信ライブはなくなるだろうから、そこで話されたことを伝える気にはならない。

 同時に、このライブに観客として参加した人間だけが知っているし、それを漏らさないと思うこと自体が、ちょっと楽しくなっている。

 こういう秘密保持の楽しさまで味わえたので、それも含めて楽しい配信ライブだった。そして、それがうまくいくかどうかも分からないけれど、その成り行きを見守ることも含めて、まだ楽しさが続くように思っている。

 そして、その秘密が見事に守られたときは、目に見えない一体感を感じられるのではないだろうか。

チケット購入者限定

 この配信ライブの「チケット購入者限定グッズ」が販売されていることを、その配信中に知った。

 それは、テレビ東京のビジネスなのも分かっているけど、やっぱりちょっと欲しくなったのは、小規模で短時間だけど、「夏祭り」のような楽しい思い出を、さらに形にして残しておきたいから、だと思う。


 次も配信ライブがあるのを待っています。
 勝手ながら、次回も、携帯を持っていなくても申し込める、チケット販売システムを希望します。



(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです)。


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おちまこと
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