見出し画像

「6月と、新型コロナ診療体制の現状」。2024.6.1。

 6月になった。

 実感はない。

 あっという間に時間が経っているような気がする。


足場

 午前9時前に家を出る。

 薄曇りで、湿気が多いような空気だと思う。

 駅まで歩くと、人とあまりすれ違わない。

 道路にトラックがあって、もしかしたら向こうまで通れないかも、といったことを思って立ち止まっていたら、工事関係者に、どうぞと言われる。

 なんとか通れる。

 トラックのボディには「アシバ〇〇〇〇」という文字が書かれているから、足場専門の業者なのかもと思う。

 1000円カットの店の前には若い男性が一人。

 一軒おいたカット&カラーの店の前には男性が2人座って、女性が一人立って、列をつくって待っている。

 この時間で、これだけの人が待っているのは珍しい。

ロングヘアー

 駅に着く。

 今日は、改札の上の電光掲示板には、電車遅延の情報は流れていない。

 ホームにあがると、20人ほどの人がいる。

 マスクをしている人は、3人ほどだった。

 ちょっと見渡すと、今日は若くて背が高くロングヘアーの女性が何人もいる。

 こういう日は珍しいように思う。

スムーズ

 電車が来て、電車に乗る。

 車両内は空いている。

 私も含めて3人しか立っていないし、空席もまだある。

 駅に着くごとに少しずつ人が増えていき、終点に着く頃が最も混んでいる。

 終点に着いて、人が一斉に降りて、降車ホームがいっぱいになって、少し早足で歩いていく。

 ここまで静かにスムーズに、いつもの土曜日と同様に、物事が進んだ気がした。

ハーフパンツ

 違う路線に乗り換える。

 電車が来て、電車に乗る。

 座席はいっぱいで、電車が出発する。

 近くから会話が絶え間なく続いているのが聞こえてくる。
 若くて背が高く、ナイキのハーフパンツを履いている2人の男性が、スマホを見ながら、何かしらずっと話をしている。

 そういえば若い女性で上着が半袖の人が目立ち始めていた。

 季節が進んでいるらしい。

ビル

 何年か前にできた駅に近づく。

 ずっと工事をしていたけれど、気がついたら、かなり大きいビルが形になってきて、それにちょっと驚く気持ちになる。

階段

 目的の駅に着く。

 ホームを歩いて、少しぼんやりしていたせいか、いつものぼる階段を少し通り過ぎてから、戻って階段を上がり出した。

 郷ひろみが電車に乗った場面を思い出していたせいかもしれない。

 改札を出て、向こう側の改札側へ歩き、そのそばの小さい机の上にあるアルコール除菌ポンプを押して、今日もアルコールが出てきて、ホッとする。

 階段を降りて、道路に出ると、その脇の花壇にはアジサイが咲いてきている。

 少し歩くと名前は知らないけれど黄色い花が咲いている。

 気がついたら、緑一色だと思っていたのに変化が訪れている。

 当たり前だけど、季節が進んでいるのだった。


新型コロナ診療体制の現状

「家族でコロナで、呼吸が苦しいからってきたら酷い肺炎で酸素飽和度60%台で、もう病床使えないので(プレハブの臨時病床は閉鎖)他の病院に聞きましたら3次救急に当たってくれって軒並み秒で断られ、3次救急50万都市だけど1個しかないから、万一この様な症例が増えたら困ると思いつつ、コロナの診療体制コロナ前にがっちりもどっております。さすが5類。詰みです」と宇都宮の診療所とみられる事例を一気にまくしたてるようにつづった。

(『中日新聞』サイトより)

 もちろん個人の医師のSNSだから、完全に事実の確証があるわけではない。ただし、この医師は、コロナ禍の初期から一貫して発言を続けているので、ある程度以上の信ぴょう性があると思われる。


 約1年前、新型コロナが「5類移行」によって、どう変わっていくかに関して、こうしたニュースがあった。

医療の受け皿も広げる。外来対応は、全国4.2万カ所余りの発熱外来が中心だった体制をやめる。移行期間を経て、季節性インフルエンザ患者の診療実績がある6.4万カ所に拡大することを目指す。

(『日本経済新聞』より)

 この一年前の報道を素直に読めば、「5類移行後」は、それ以前よりも医療の受け皿を広げる。つまり、もしも新型コロナウイルスに感染したとしても、よりスムーズに診察そして治療が受けられるのではないか、というような期待を持ってもおかしくなかった。

 だけど、現状は、現場で働く医師に「コロナ前に戻っている」と言わせてしまうような状況になっているように感じる。もちろん、これは宇都宮に限るのか、今の時点でははっきりとはわからないものの、現実に、このようなことがあれば、今も重症化リスクがある人が感染した場合には似たような状況になる可能性を考えてしまう。

 そして、「5類移行後」の世界は、高齢者や重症化リスクがある人間と、そうでない人たちでは、全く違って見てているのだろうか。

 そういう分断ができているともいえるのだけど、それは、リスクがあって、今もコロナ感染に恐怖を持っている側からしか見えない分断なのかもしれない。



夕方

 午後4時過ぎに用事が終わる。

 朝降りた駅に、また向かう。

 飲食店がある場所を通り過ぎ、今日は人が比較的多いと思っていたら、とても小さいつむじ風が起こっている。

 新しい緑の葉っぱも、いつの枯葉かわからないような茶色い葉っぱも一緒に回っている。

ギャラリー

 今日はまだ元気だったので、いつもとは違う路線に乗って、ギャラリーに行った。

 鑑賞してから駅へ戻る。その途中で、大きく深めのせきを何度もしながら、歩いてくる女性がいて、ちょっと立ち止まって、通り過ぎるのを待ってしまった。

ニュース

 いつもとは違う路線で家に向かう。

 各駅停車なのに、スピードがあるように思えるし、やたらと揺れているように感じる。

 ドアの上の小さい画面にはニュースが流れている。電車の中で見るのは、私にとっては久しぶりだった。

 戦闘停止へ新提案
 復興基金の財源
「観光特急バス」運行

 コンパクトにニュースは終わった。

初夏

 電車を乗り換えて、自宅の最寄りの駅に着いた。

 午後6時30分に近くなっても、まだ十分に明るい。

 初夏になってきた気配がある。



(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでもらえたら、うれしいです)。



#コロナ禍日記 #新型コロウイルス #感染予防対策 #感染者数
#5類移行 #今日の振り返り #習慣にしていること
#マスク   #除菌 #アルコール #感染者 #定点把握  
#毎日投稿 #コロナ医療体制 

 

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

130,786件

#今日の振り返り

24,000件

記事を読んでいただき、ありがとうございました。もし、面白かったり、役に立ったのであれば、サポートをお願いできたら、有り難く思います。より良い文章を書こうとする試みを、続けるための力になります。