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「理想のシェアハウス」には「コーディネーター」が必要ではないだろうか。

 最近、「人がいっしょに住むこと」が、テーマになっているドラマが始まった。

 これは、主に「家族」がテーマになっている話でもあるようだけど、久しぶりに、ふと、何かの時には、一度は「シェアハウス」に住む経験もしたいような気持ちになった。

 それは、テレビなどで見た、同業者でもある、芸人(男性3人、女性1人)の「ルームシェア」の様子が、とても楽しそうに見えた、という影響もあると思う。

 ちょっとでも冷静になってみると、「結局、そこに誰がいるか」「どんな人といっしょに住むか」で、定義するのは難しいけれど、お互いにとって「いい人」であれば、楽しくなるけれど、「相性が悪ければ」本当に帰りたくない家になってしまうのは間違いない。

「シェアハウス」のリスク

 大規模な「シェアハウス」もあれば、ほぼ平家のような「シェアハウス」もあり、そして、最近は、かなりオシャレな作りにもなっていて、自分に似合うかどうかの前に、それでも、住んでみたいと思えるところも少なくない。

 そして、もし住むとなれば、最も重要な要素である「誰と住むか」を選ぶことができないこともあるから、住み始めたら、すぐに嫌になって、「もう二度とシェアハウスに住みたくない」と思うかもしれないし、実際に住んで、そんな経験をした方もいるかもしれない。

 全員、友達と住んだとしても、うまく行くかどうかも分からないし、若い時はまだしも、年齢を重ねてからの、そういう失敗は、かなり心身にダメージを受けることになるから、微妙な憧れがあったとしても、試みる確率はとても少なくなりそうで、それは自分自身の臆病さという要素も大きいはずだ。

 ただ、同じように思っている人も多いかもしれないし、どうすれば「シェアハウス」が少しでも快適になるかと考えると、一つだけ要素を増やせば可能ではないか、と思えてきた。

「大家さん」や「管理人」

 例えば、個人的な不動産には、必ず大家さんがいる。その大家さんが「いい人」で、適度な距離感を保ってくれれば、とても快適さが増すことはある。

 集合住宅になると「管理人」という、もう少しビジネスライクな存在になるけれど、何か困った時には、この「管理人」のあり方によって、やはり快適さに差が出てくる。

 それほど詳しいわけでもないけれど、「シェアハウス」にも「管理人」はいるはずだし、もしかしたら「大家さん」かもしれない。この人たちが、人間関係の調整能力に優れていれば、「シェアハウス」も、楽しくなるはずだ。

 だけど、「大家さん」や「管理人」が、そんな能力を持っているかどうかも、住むまでは分からない。

「コーディネーター」という提案

 だから、ふと思った。

管理人」や「大家さん」以外に、「シェアハウス」には「コーディネーター」がいればいいのに。

 この「コーディネーター」というのは、私自身が勝手に考えた言葉に近く、つまりは「シェアハウス」の人間関係の調整を行ってくれる役割の人である。

 もちろん「コーディーネーター」という職種は、いろいろな仕事の現場にいるはずなので、ちょっとややこしくなるかもしれないけれど、例えば「カウンセラー」として働いている人が、こうしたシェアハウスの「コーディネーター」をしてくれたら、「シェアハウス」の快適さは増すような気がする。

 「シェアハウス」には住んだことがないので、かなり的外れなことを言っている可能性があるが、「シェアハウス」は、「シェア」する場所が多く、だからこそ「人間関係」が快適さにダイレクトに影響も与えるが、それで、家賃を抑えているのだから、そこにまた新たに「コーディネーター」というような役割の人を雇うのは難しいかもしれない。

 だけど、とても個人的には、そこに住んでいるという当事者ではなく、少し外側の視点から、その「シェアハウス」の人間関係を調整してくれる「カウンセラー」でもある「コーディネーター」という役割の人がいる「シェアハウス」なら、住んでみたいような気がする。(今は、存在しないと思うのだけど)。

 必要であれば、住人への個別な心理的サポートも行うし、下手をすれば気が付かないくらいの、さりげない介入や、タイミングのいいイベントも企画もしてくれるような「コーディーネーター」がいれば、楽しい「シェアハウス」になるように思う。
 
 もう少し現実的に考えれば、「管理人」として採用するときに、「コーディネーター」としても働けるように、「カウンセラー的な能力と実績」もある人にする、という選択もある。ただ、その時は、「管理人」+「コーディネーター」としての十分な報酬が与えられれば、と思うのだけど、それでも難しいだろうか。

 どちらにしても、これから単身生活者が増え、場合によっては、一緒に住んだ方がプラス面が多くなるような時に、政策として、高齢者も住めるような「コーディネーター付き」の「公営シェアハウス」を多く作った方が、住民の心身の健康維持のことなど、トータルに考えたら、今のように個室だけを増やすよりも、返って予算が削減できる、ということはないのだろうか。

 ただ、それが実現したとしても、その「コーディネーター」の能力の差によって、大きく快適さに差が出る、という新しい理不尽さは、生じてしまうのだろうけれど。


 全くの妄想に近い発想だけど、そんな「シェアハウス」があってもいいし、そんな仕事があってもいいのに、とは思う。




(この本↓も、かなり淡々と書かれていますが、実際の経験がないと分からないような貴重な情報も書かれていると思います)。





(他にもいろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです)。


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