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カラスノエンドウ 不思議な黒

 庭に、いつのまにか、黒い植物があった。
 赤いアマリリスの花の隣に、その黒はあって、赤と黒のコントラストが鮮やかで、すごく格好よく見えた。
 それは、黒いさやで、これからタネがとぶもので、カラスノエンドウという名前だと、妻に教えてもらった。

 こんなに深い黒の植物は、自分が知らないだけかもしれないけれど、あんまり見た記憶になかった。
 この黒さは、スイカのタネと似ていた。
 だけど、この黒いさやから、とぶといわれているタネは、茶色のようだった。

 カラスノエンドウ を食べている方もいらっしゃるのですが、今のように熟すまでは、こんなに黒くなる気配はまったくない。

 黒い植物を、少しだけ調べてみたのだけど、カラスノエンドウ の黒の深さには、およばないように感じた。

 家の庭には、四つ葉のクローバー(ブラッククローバー)があった。妻に聞いたら、今は黒が薄れてきたらしいが、そんなに黒く見えなかった。

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 どうして、こんなに黒くなるのかを知りたかったのだけど、ここ↓では、その黒くなる色素などの話が詳細に書かれていた。

 あんなに黒くなっているのに、そのシステムではなく、動機のことは、少ししか調べていないので断言もできないのだけど、分からなかった。

 タネができる時だから、もしかしたら、何かの擬態だったりもするのかもしれない。もしくは、短期間に光合成の効率を高めるためかもしれない。

 だけど、今のところ、無知な人間の感想に過ぎないが、これだけの黒さが、とても不思議だった。普通に緑だったのに、熟すと深い黒色になって、タネをとばして、あとは、空になって、ひねった形になる。
 色も形もかっこよく見える…。

 ちょっとでも詳しい人には、何言っているのだろう、というようなことだと思うし、本当に失笑ものだと思うのだけど、自分が、カラスノエンドウ の深い黒に気がついて、その黒が不思議と思えたこと自体が、なんだかうれしかった。

 それは、一種のぬか喜びなのかもしれないけれど、コロナ禍で、外出自粛のため、家の小さな庭を、よく眺めるようになり、さらに、この3月からnoteを始めていたので、周囲を、以前より見るようになったから、このことに気がつけたのだと思う。

 これまでも、この季節には、おそらく視界の角に、カラスノエンドウ の不思議な黒は目に入っていたはずなのに、やっと、ちゃんと気がつくことができた。

 5月の今くらいだと、あちこちで黒いカラスノエンドウ は見られるみたいです。


 もしも、カラスノエンドウ のさやが、これだけの黒さが必要な理由がわかったら、また書きたいと思っています。


(他にもnoteをいろいろ書いています↓。クリックして、読んでもらえたら、うれしいです)。

カラスノエンドウ  不思議な黒 つづき

「柿の花」

「不思議な球体」  あいまいな記憶の育ち方

壊れるまで、モノを使うということ


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