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【Interview #011】この人たちのために頑張りたい。劣等感を乗り越えた元グランドスタッフが見つけた場所

コロナ禍で大打撃を受ける航空業界のグランドスタッフを経験した後、3Sunnyにジョインをした吉岡さん。世界情勢の煽りを受けた新卒時代を経て、どのように気持ちが変わっていったのか。今までのキャリアや心の変容、医療介護業界や3Sunnyに惹かれた理由を伺いました。

コロナ禍で大打撃の航空業。それでも納得できる「グランドスタッフ」になるために


━━━━━吉岡さんの今までの経歴をざっくばらんに聞かせてください。

私は、中学3年生のときにイギリスへ短期留学をしたことがきっかけで、海外の方とコミュニケーションを取る楽しさや異文化に触れる面白さを感じ、そこから自然と航空業界を目指すようになりました。

航空業界と言えば、やはりキャビンアテンダント(以下、CA)をイメージする方が多いと思います。ところが、私自身はまったくCAには惹かれずでして(笑)。エレガントな印象のあるCAではなく、空港内で走り回るグランドスタッフの方が性に合っているな、と学生ながら思っていました。

「食べること」が大好きな吉岡さん。
イタリアへ旅行に行った際もビックサイズのピザを楽しんだそうです。

高校3年生のときには世界情勢や貧困問題を研究する総合政策学科のある大学に進むことを決め、常に「グランドスタッフになる」という目標を掲げて、自分の人生を選んでいました。

大学時代では外国の先生のゼミに入り、日常会話でも英語を使う環境に身を置いていました。

就職活動ではもちろん航空会社も受けていたのですが、航空業界だけでは視野が狭くなる可能性があるため、一般企業も受けていました。

理由は、学生時代のアルバイトで売上を追う面白みを感じていましたので、一般企業の良さも感じていたんです。さまざまな一般企業も受けてみて、自分がどこにやりがいを感じられるか確認したいという気持ちでした。

一般企業でも内定をいただいたのですが、今までずっとグランドスタッフになるために人生を選んできたため、「ここで選ばないで後悔したくない」という思いが強くなり、最終的には航空会社へ入社を決めました。

━━━━━実際に長年憧れていたグランドスタッフになってみて、いかがでしたか?

年数を掛けて業界や仕事内容を調べてきていたため業務的な相違はなかったのですが、ちょうど入社した年にコロナ禍になり、世界情勢的に大きなギャップがありました。

業界的に大打撃を受け、本当は国際線のグランドスタッフを希望していましたが必然的に国内線へ。理想としていた海外の方とのコミュニケーションも全くなく、まさに「働きたくても希望通り働けない状況」でした。当時は本当にもどかしい思いでした。

そのような状況の中、辞めるという選択肢もあったと思います。

しかし、「今辞めても絶対後悔する」「そもそもグランドスタッフとしてのスタートラインにさえ立てていないじゃないか」という思いがあり、「それなら自分が納得するグランドスタッフになるまで頑張ろう」という気持ちで乗り越えていました。

コロナ禍で搭乗するお客様が少ないため、入社して半年が経過していたとしても、先輩方が経験した半年とは比べられないほど経験不足でした。

しかし、どうしても仕事の出来栄えで判断されるため、

半年も経っているのに、何でこんなにできないの?」を言われることが多かったです。

心の中では「こっちも働きたくても働けてないねん!」とは思いつつ、「何くそ!」という気持ちで努力を重ねていました

小さい頃から負けず嫌いの性格で、自分が納得するまで粘り強く取り組む性格なんです(笑)。

自分が理想としているグランドスタッフになれていないからこそ、先輩からの一言が燃料となり、頑張り続けることができたのかもしれません。

転職活動で向き合った自分の本心。自分だけ医療介護領域に携わっていない「劣等感」に気がついた


━━━━━転職を考えたきっかけは何ですか?

入社2年目に入ってもコロナ禍で思ったように仕事ができない中で、客観的に自分の仕事を見るようになっていきました。

学生時代から憧れていた仕事ではありましたが、仕事や業界、会社の特性を知っていくうちに「この仕事をずっとはできないな…」という思いが芽生え始めたんです。

そのときに初めて転職を意識し始め、転職をするならもっと社会貢献できる仕事でやりがいを感じたいと考えるようになりました。

もちろん、グランドスタッフの仕事はお客様に貢献できていると思うのですが、もっと大きなテーマに向けて社会貢献したいなという思いと、一方で現職では叶わないモヤモヤを感じるようになりました。

転職に向け自分の中で区切りをつけるために、グランドスタッフの責任者資格の獲得を目指しました。この資格を取得することで「一人前のグランドスタッフになれた」という自分の中での納得感を得ることができ、転職活動に踏み切ることができました。

━━━━━3Sunnyには、どのように出会ったのですか?

大学時代から信頼している方に転職を相談したところ、その方のつながりで榎本さん(3Sunny COO)とお話することとなったんです。

「社会貢献性の高い事業をしている企業」という軸で転職活動をする中で、いくつか他社も面接を受けたのですが、複数ある企業の中でも「何に」自分が熱意を掛けられるか、「その業界にどのような思いを持っているのか」を考えさせられる転職活動期間だったと思います。

実は、私の父、兄、姉も医師をしており、今回の転職活動で自分の心と初めて向き合ったところ、医療介護業界に携わっていない自分に対しずっと劣等感を感じていたことに気がついたんです。

医療介護業界に自分も携わることで抱えていた劣等感を払拭できますし、医療介護従事者が働く環境を整えることは患者さんの命を救うことに貢献できているのではないかと思い、3Sunnyに入社を決めました。

創業者のキラキラした目、ありのままの姿に惹かれて


━━━━━3Sunnyと前職の雰囲気の違いはありますか?

面接で創業者の1人である志水さんとお話をしたときに、全く壁を造らず関西弁で話してくださり、とても驚きました。

私の中で勝手にベンチャー且つITの代表といったら、とんでもないギラギラした方が出てくると思っていたので(笑)、その親しみやすさに本当にびっくりしました。何にも取り繕わない、ありのままの会社の良さを感じましたね。

特に印象に残っているのは、志水さんに会社の展望について聞いたときです。

志水さんの目がキラキラしており、医療介護業界についてまだまだ解決すべき課題を感じながらも、課題解決を実現できる”確信”を持っている姿を見て、「この人についていきたい!」と思ったんです。

創業者が「まだまだやるぞ!」という熱意があるのであれば、会社はいくらでも成長できるのではないか、と感じましたね。

━━━━━入社して感じている、仕事の楽しさ・難しさはありますか?

今、私はカスタマーサクセスとして、慢性期病院に向けた入退院支援クラウド『CAREBOOK』の導入支援をメインで行いながら、一部コーポレートとして新入職員の研修制度構築にも携わっています。

入社当時は、医療介護業界の仕組みが思ったよりも難しく、どのようなフローを経て入退院が行われるのか理解するのが大変でした。

とはいえ、3Sunnyには看護師や介護士として臨床現場で活躍していたメンバーが在籍しており、医療介護領域についてわからないことがあれば何でも聞けるのでとても心強いですね。

仕事の難しさは、病院へお電話をしても現場が最優先のため話せる時間がとても短い点です。お電話を取ってくださっていることすら珍しいという病院もありますので、限られた時間で『CAREBOOK』の良さをどのように伝えるか、日々試行錯誤をしています。これからも「伝え方」をどんどん磨いていきたいです。

やはり仕事で楽しさを感じるのは、自分の説明で『CAREBOOK』の良さが伝わり導入に至ったときです。

導入して本当によかったです」「ありがとう」と言われると本当に心に響きますね。

『CAREBOOK』を使うと決めていただくのも嬉しいですし、その後のコミュニケーションの中で使用感を教えてくださったり、逆にアイデアをいただくこともあり、仕事の楽しさを感じています。

メンバーはもう1つの家族。悩みやストレスを軽減し、仕事を思いきり楽しんでほしい


━━━━━今後、描きたいキャリアはありますか?

前職では組織が大きすぎて、現場で感じた声を挙げても先輩で止まってしまい、上層部にはその声が届きにくくモヤモヤを感じていました。

3Sunnnyでは皆さんがイキイキとして働ける職場を私自身でつくっていけたら…という思いがあり、コーポレートの領域でも力を発揮できたらと思っています。

誰しもが働いていればストレスを抱えるときがあると思いますが、社内であればメンバーが支えることで、そのストレスを軽減できるのではと考えています。

社内メンバーはもう1つの家族のような存在だと思っています。私が環境整備することでメンバーの皆が本来の業務に集中でき、今まで以上に思いきり仕事を楽しんでいただけたら嬉しいですね。

あとは、「吉岡に頼めばなんとかなる!」と言われるような、マルチタスクをこなせる人へと成長していきたいです。

━━━━━メンバーの魅力や3Sunnyに合う人を教えてください。

何かのために直向きになれる方が多いところだと思います。

『CAREBOOK』を広めたいだけではなく、皆メンバー1人1人のことを思っており、「自分に何かできないか?」と全力で話を聞いてくださるんです。

「この人たちのために頑張りたい」と思うことばかりで、そのためにも環境づくりや頑張りを認めてもらえるような社風づくりにも携わっていきたいですね。

3Sunnyに合う人は、何かのために一所懸命になる人だと思います。

もし頑張ることが人とは違っても、皆が受けとめ認めてくれる環境なので、誰でもマッチングがしやすい職場だと思います。

もし応募しようかなと躊躇している方がいらっしゃれば、「身構えなくていいですよ」とお伝えしたいです。知識やスキルがなくても何かを頑張りたいと思う方であれば、ぜひ飛び込んでほしいですね。

(終)

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