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社内初のインナーブランディング施策は感動のフィナーレ?社長直筆メッセージカード施策レポート

「スリーシェイクの”らしさ”を作り続ける」ブランディングチームとデザインチームを担当しているAiです。

2023年の忘年会、社長から社員へのサプライズクリスマスプレゼント(?)として社長直筆のメッセージカードを社員の皆さんにお届けいたしました。
それぞれのメッセージは社員一人一人に向けたものであり、各カードは世界にたった一つだけのオリジナルです。

ブランディングチームとして、スリーシェイクで初めてのインナーブランディング施策となる本件をご紹介いたします。

代表吉田によるメッセージカード企画の記事はこちら


企画をやることにきっかけ

おかげさまでスリーシェイクの社員数も100人overと3桁の大台を超え、社内も一層活気を帯びてきました。

ある日、ブランディングチームと社長との会話の中で、ふとこんな話題になりました。
”私たちが発信しているコーポレートMVVや社長のメッセージなどの会社側が社員に目指して欲しい姿を、「自分ごと」と感じてくれている社員は果たしてどれくらいいるのだろうか?”

社員は各々毎日頑張って業務に取り組んでいますが、それらの目指す先は会社が掲げたミッションに向かっている必要があります。
なので、ミッションがただの言葉として形骸化してしまっていては意味がありません。ミッションに込めた社長の考えや思いに共感し、賛同してもらって初めて意味のあるものになるはずです。

しかし、特に社歴の新しい社員に、みんなに目指して欲しい姿を理解して貰えているかは、ブランディングチームとして正直自信が持てませんでした。
そういえば…社歴の古い社員と新しい社員の間で、社長とのコミュニケーションの量や機会が偏っていないだろうか?
もしかして、組織が拡大してきたことで、社長と現場の距離がだんだん遠くなってきているのでは?!

そう、弊社も例に漏れず「100人の壁」がすぐそばに来ていたのです…。

スリーシェイクはまだまだ事業拡大を目指しており、これからも社員が増えていくフェーズにあります。
また、2025年には10周年を迎える節目を迎えるのですが、24年はその前年でもあります。今後さらに飛躍していくためには、このタイミングで全社で一枚岩となって進んでいきたい時期です。

そのような背景の中で、改めて社長から社員一人一人に向けてメッセージを直接伝えられる方法を見つけたい…そして、出来るだけ形に残るものにしたい!という話になり、今回の直筆メッセージカードのプロジェクトがスタートしました。

制作の舞台裏

企画は社長とブランディングチームの計3名で、極秘ミッションとしてスタート!
社員が一堂に会する「忘年会」で社員に直接渡すことだけは、最初に3人で決めました。

まず始めは「カードの素材・サイズ選び」です。
皆さんに形として残しておいて欲しかったので、出来るだけ保存に向いている素材を探しました。ある程度の耐久性を持ちつつ直筆に向いている素材の候補として、厚紙やプラスチックなど色々な紙見本を取り寄せ、いくつか実物を並べて検証した結果、強度のあるプラスチック素材のカードに決定しました。
サイズはいつでも見直してもらえるように、手元に残しやすい名刺サイズです。

次は、「社長に実際にメッセージを手書きしてもらう」番です。
今回は実際にA4用紙に手書きしていただいたものをスキャンして、カードへ印刷しました。
メッセージは事前に考えておいていただいたものの、実際に手書きするのはやはり時間がかかります。

土日も朝から夜まで書いていただいたそうで、最終的に用意した枚数はなんと112枚!

さらに、このためにデパートにボールペンも買いに行ったほどの気合いの入れようで、正真正銘、社長の魂のこもったメッセージカードです。

お気に入りのボールペンと一緒に

書いていただいた原稿を受け取っても、まだまだ終わりません…
入稿前後では、全社員分が揃っているか、はみ出し等がないかの検品チェックを何度も重ねます。

実行メンバーも、社長がカードに取り掛かっている間にカードを入れる封筒の宛名書き(これも直筆)や遠方在住の社員への配送準備を進めます。
忘年会当日を迎えるまでは、まだまだ油断ができません。

ちなみに、個人的に準備中で一番大変だったのは、やはり「事前バレ」しないようにすることでした。
忘年会のサプライズとして社員を驚かせたかったので、制作途中のやり取りは社内のダイヤルボックスを使って、社員の目に触れないように非常に気をつけていました。
(社長が設定したボックスのダイヤル番号が「029(オニク)」だったので、当時はお肉ボックスと呼んでいました…!)

029(オニク)ボックス爆誕

ドキドキの配布当日・・・

来る、忘年会当日。

喜んでもらえるのか、そもそも読んでもらえるのか・・・。3人はそんな気持ちを抱え、みんなが来るのを受付机の横でドキドキしながらスタンバイ。
受付が終わった社員に対し、社長が自ら労いの言葉をかけながら手渡ししていきます。

名刺サイズで、しかも透けない封筒に入っていたため、最初はギフトカードだと思った社員もいたようです。しかし実際に開けてもらうと・・・びっくり!入っていたものが、一人ずつに向けた直筆メッセージだったので驚いていたようでした。

受付時に配布したのは、開始までの待ち時間や会中に、社員同士でカードをきっかけにしたコミュニケーションをとってもらいたかった狙いもありました。それは見事に狙いが的中し、カードについての会話が色々なテーブルで行われている様子を見ることができ、実行チームはほっとした気持ちで無事当日を終えることができました。

笑顔で受け取ってもらえた…!

その後、何か変わったの?

まず私のところには、「今まで数社に勤めたが社長から手書きのメッセージをもらったのは初めてで嬉しかった」というコメントをいただきました。

その他にいただいたコメントでは、

・メッセージ内容が1on1で吉田さんとじっくり話し合ったぐらい自分の現状を踏まえた内容でびっくりした、感動した。
・後日見返したら、忘年会の会場で見るよりもなんか刺さったというか、本当にうれしかった、一生大切にします!
・めちゃくちゃ嬉しかったです!見ててくれてるんだなぁとジーンときましたし、これを社員全員分書いてくれたと思うと、やっぱり吉田さんってすごいな、、、と改めて思いました。
・もっと頑張ろうと思った!

また、「嬉しくて、家で飾っている」と話してくれた社員もいて、実行チームとしてもとても嬉しかったです。

このカードの施策によって、突然何かが変わったわけではありません。
弊社は元々社長との距離が近い会社ではありますが、やはり日常的に直接コミュニケーションをとる社員はあまりいません。
その中で、実は社長はそれぞれの社員に対して感謝の気持ちがあるということ自体が伝わった。そして何より、社長自身が改めて社員一人一人に向き合うきっかけになったことが大切だったのだと思います。

施策を通じて、ほんの僅かかもしれませんが、社長と社員の心の距離が縮まったのではないかと手前味噌ながら感じています。

会社との繋がりを感じられた企画だった

今回、社長と社員の距離を縮めたい、社長が社員に対してどう思っているかを伝えたいという想いを起点にスタートした小さな直筆メッセージカードを渡すという施策でしたが、この施策をきっかけに、社長、実行チーム、社員、それぞれの立場で改めて会社と自分との繋がりを再確認し始めるというキッカケを得ることができた気がしています!(自画自賛?)

インナーブランディングは積み重ねが大事だと思っているので、これからも頑張るために実行チームではお肉を食べにいきながら振り返りをする予定です(笑)

そうしてこうして、スリーシェイク初のインナーブランディング施策として、お肉プロジェクト改め直筆メッセージカード施策はこうして無事に終えたのでした!

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