「〇〇やった方がいい」や「〇〇すべき」の呪縛
がんになったからといって、明確にすべき事がリスト化されていたり分かっているなら、そもそも予防できるし、なったとしてもみんな治ってるはずですよね。
だから、「〇〇やった方がいいよ」「〇〇すべきだよ」というような言葉は時として呪縛になるのではないかなぁ、と思います。
必ずしもお金や手間をかけて無理して何かをやる事がQOLを向上させるとは思わないし、むしろ無理なく思考がブレないでいる方が心の平穏や充実にもつながると思います。だから尚更、するかしないかは自分の好きにしていいものだし、考えだって人それぞれ自由です。
日々色々な情報を発信していますが、それを押し付けることはしたくない。
例えどんな情報だとしても、「〇〇な可能性があります。」「〇〇してみてはいかがでしょう。」 のような表現が適してるのかもしれません。
ただ、悩んだり気持ちが塞がったりする事があるとすると、それには“分からないこと、先行きが見えないこと、不安なこと”が要素として多くあると思います。
例えばの話、副作用として起こることを知っておいて、「確かになったわ!時間よ早く進めぇぇ。」って思うのと、「何これ?もしかしてどっか悪くなってる..?」って思うのだったら、前者の方が気持ちの面も含めて少し楽だったりします。
多分、産まれたての赤ちゃんとか動物だったら、不安にも思わないかもしれないです。
でも私たち人間は、がんに関わらず就活でも妊娠でも子育てでも、自分が未知な事を経験する時は、予め情報をもっておく事で「安心できる」「では、自分はこうしよう」と思考をクリアにしていけると思います。
特にがんと生きる日々は小さな困難の積み重ね。
”知る”をサポートできるように、これからもコツコツ更新していきたいと思います。
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