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【20190727】寝る前に、その日あった楽しいことを3つ書き出すと幸せになれる

1.「もったいない」が口癖のじいちゃんからの財産分与

今日はじいちゃんの四十九日。
納骨と御斎を無事に終えた後、
父が徐に親族全員に話し始めた。
「じいちゃんは孫たちが来ると本当にうれしそうだった。
ここまで長生きできたのは孫たちのおかげ。」と、僕たち孫全員にも財産分与があった。
こんなことが現実に起こるのかと、驚いた。
口癖が「もったいない」だったじいちゃんは
贅沢を全くしないひとだった。
魚の皮を残しているのを見たことがない。
そして、自分自身のために買い物をしたところを見たことがない。

大正10年に生まれて
幼い頃から丁稚奉公に、早稲田の夜間入学、
戦争では医療班として、
戦後混乱期に数々の会社を興しては何度も成功と失敗を繰り返し、
実の兄と立ち上げた会社を解雇され、
その後起死回生をかけた事業は認可がなかなか降りず実現せず。

子どもが生まれるも1歳ほどで亡くしてしまったり、ばあちゃんが70歳くらいで先に旅立ってしまったり。

‥想像を絶するほどつらいこと、
苦しいことがたくさんあっただろうに
いつも「ありがとう」ばかり言って明るく朗らか、怒っているところを見たことがなかった。

「はたらくことは楽しいぞ」
「おれもどこかはたらけるところはないか?」
と98歳で真剣に聞いてきたじいちゃん。

そんなじいちゃんが遺してくれたもの。
そしてその判断をしてくれた父。
僕は泣いた。


2.三兄弟が揃った

今では滅多に集まらなくなってしまったから、じいちゃんのおかげで集まれてよかった。
長男もあらたな仕事を探している。次男は金融資産を着々と築いている。僕も環境を変える。

3.息子が音楽好きで、お経でさえ聞くと喜んでいる

お盆前には、おもちゃのピアノを買う約束だった。息子をじいちゃんが生きているうちに会わせられて本当に本当によかった。

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「この日頃
ひそかに胸にやどりたる悔あり
われを笑はしめざり」
〜石川啄木『一握の砂』〜

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