見出し画像

今…ここ         (たかがゲームされどゲー厶)

私の思考はいつでもアチラコチラに飛んでゆく。ものすごーく。

庭の芝生刈りしてても、洗い物してても2〜3日に会った人々の事を思い出したり、あー言えばよかったかな?こ~すればよかったかな?
そーすればこう思われたかな?…考えても仕方のないことを延々と繰り返している。

子供に怒りをぶつけたときも「なぜ言うこと聞かない?もっとできるはず…だよね?…やらなければ後から苦労するのに💢」と見えないいつか(未来)事を心配している。

毎日、過去を振り返ったり子供の未来を心配したり…繰り返し頭の中でぐるぐるこね回している。過去の後悔や老後の心配もちょいちょいしている。

正直疲れる。

ただ、最近は【今ここ】がとても大事で、それしか真実はない。ということを学び、思考が飛んでいかないように気をつけている。
それでもついついあちらこちらにとんでいってしまう。困ったもんだ。


一学期の漢字テストでビビるぐらいの点数だった子供が、「夏休み中にもう一度同じテストをして、100点取れたらゲームの時間を一日無制限にしてほしい」と言ってきたので、漢字を覚えてくれるのであればまぁいいか。とOKをだしておいた。

ゲームの力は思った以上にすごく、毎日漢字練習していた…朝起きてすぐ、ごはんたべてすぐ…と笑えるくらいやっていた。

でも、いざ採点すると残念ながら💯とはいかなかった。ほんと、惜しかった。

うなだれる子供…
「まぁ…仕方ないよ〜。甘く点数を付けても間違いは間違いだからさぁ〜」
と言ったら声も出さずに泣いている!
「うそ…そんなにゲーム👾やりたかった?悔しかったの?え?なんで泣いてるの?」

後から思い出しても自分のことながらなんとデリカシーのない母親…(笑)

「今沢山ゲームできなくても大人になってからも今覚えた漢字は役に立つよ!ね!別にゲーム無制限にできなくてもいいじゃん!覚えれたんだから〜」

こども→「未来に役立っても、今役に立たなきゃ意味がない!!

わお!!なるほど!!

親は漢字が少しでもできれば成績も少しだけ上がるし、成績が上がれば受験にも余裕が出るし…とまだ見ぬ未来のための安心材料ばかり必死に集めようとしていた。

ただ、こどもは「今」を生きていた。

まだ見ぬ未来のことなんかしるか!
今、ゲームができるかどうか!
スプラトゥーンに全精力を注ぎ、親にゲームの前にあれやれこれやれと、やいのやいの口出しされずにどれだけ自由時間を獲得できるか!
それだけのために漢字を必死にやってたのに!

…と言わんばかりの悔し泣きだった。

私もそんな頃があったのに、何を大人のフリなんかしてたんだろう…良かれと思って慰めたけど、今、この瞬間を全力で生きようとしている子供にはっとさせられてしまった。

その後、また子供と話し、【一日一個の漢字を5個書いたらゲーム2分追加できる…】という約束を取り付けた子供はまたしてもすごい勢いで朝から漢字練習をし、今日は50分という時間を獲得した。

外にはお庭プールを用意し、水が貯まる間快適な室内でゲームをし、飽きたらプールで遊び、兄弟とケンカをし、あがったらまたゲーム…
ゲーム時間がなくなったらまた漢字練習をする…

自分の満足のため夏休みを無駄に過ごすことなく邁進している。

自分の満足のために生きることがなかなか難しく悶々としている大人に、自分の満足のためとはこういうことですよ〜と見せてくれた我が子達…

お母さんも自由獲得のためにがんばります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?