ゆるーり探求

日々の学びを更新します 大和真弥 松岡巧 谷健太郎 坂谷竜聖

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最近の記事

森見登美彦について

松岡です。僕は京都の大学に通っています。京都の作家といえばやはり最近だと万城目学(読んだことはない)や森見登美彦なのでしょう。出身は東京ですので、高校までは特に京都の作家に関心を寄せていたわけでもなく、「夜は短かし…」をせいぜい読んだことがある程度でした。 ただせっかく京都に来たのならと思って森見の本を人から借りたり自分で買ったりして5,6冊読んでみたのですが、これがなかなか面白い。 つまり京都という土地はかなり狭いので、普段通る場所が「聖地」である場合が多いのです。フィク

    • 桜の美しさ

      学びへのフィードバック① 新歓の狂気というテーマが二日連続続きましたが、僕自身狂気を感じてしまうのがダンスパーティーです。海外のサマースクールの最終日ではよくダンスパーティーがありますが、僕はどうしても全員が1つの物事に没頭しきってしまうことへ一抹の不安を覚えます。 佐藤文隆さんは科学と幸福(岩波現代文庫)で、「原爆のような悪魔の地への挑戦であっても、科学者は嬉々として熱中してそれを達成する」「同じ能力と情熱が科学のフロントを拡大」と述べられています。つまり、同じ情熱が善悪ど

      • 新環境への適合

        どうもこんにちはこんばんは谷です。 昨年度の冬に大和くんを通じて知った大好きなバーチャルユーチューバー集団が先日、大炎上の末にあわや解散という事態を受けて心配のあまり、十分に眠れていません。改めて考えてみるとバーチャルユーチューバーの運営には意外と多くの人材と経費が必要であることに気づかされました。その中で爆発的な人気の上昇とそれに伴う視聴者数の増加は組織の運営・統率を困難にしてしまったのかと一門外漢の立場から思い、とりあえず解散はしないことが発表され、安堵の気持ちで満たさ

        • 新入生歓迎と集団のあり方

          こんばんは松岡です。今の所唯一の大学二年生です。初回なのでゆるく短くいきます。 大学二年生というのは一年生を迎える側でして、迎える行為を一般に新歓といいます。どこのサークルでも新入生のために茶話会やお花見、自己紹介会、コンパ、挙句の果てに合宿など、様々なイベントを開いて仲を深めていきます。新歓それ自体は意味があると思うし、内容も僕にとっては楽しいのですが、ある友達はこう言います。「新歓のテンションは狂気だよ。異常。気持ち悪くてみていられない」 彼は大学生一人ひとりのキャラ

        森見登美彦について

          仮想世界と肉体性

          どうも、大和です。大学生活に片足を突っ込み始めて数日が過ぎ、初めての新歓も経験して会話する相手もできました。正確にはその順序は逆なのですけれども。どういうことでしょうか。 これは、入学前からTwitterである程度同級生を補足しておき、入学前オリエンテーションなどの機会で顔を合わせるんですね。この中には、数年ほどTwitterで相互にフォローしていた中で初めて今回リアルで会ったという人も含まれています。このように、昨今コミュニケーションが仮想化していると感じます。ネット上にお

          仮想世界と肉体性

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          ぶらーり探求 本日の担当:坂谷竜聖 TRIZ⑫ ブログをやめたくなった 第二回 前回からブログをやめたくなったという問題について分析を行い始めました。 基本的にTRIZの分析プロセスとしては、9画面法→問題探索→機能分析→Sカーブ分析→究極の理想解の順で進めるわけですが、今日は第2弾の問題探索から始まって終わります。(意味深ですね笑)  ダレルマンの体系的技術革新に於いて、問題探索は更に効用分析→リソース分析→制約の特定→泣き所の特定という4つのプロセスに分けられます。  

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          TRIZ⑪  もともと鉄道で全体のプロセスをみるということにしていましたが、最初はもっと扱いやすいテーマにすることに決めました。ということで、今回は、「僕がブログをやめたくなった笑」という問題を解決したいと思います。  分析の第一段として、まず今日は9画面法により分析を行います。 9画面法とは、端的に説明すると空間と時間という2つの軸で物事を分析するツールです。  ではなぜ空間と時間で分割するのでしょうか? シンプルに視点を増やしたいからという答えでもいいのですが、それぞ

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          TRIZ第10回 プロ野球×TRIZ 今日から電車のレールと騒音の関係について連載しようと思っていたのですが、今日は時間がなかったので、少しタイムリーな身近な発明原理を取り上げます。 明日からプロ野球開幕とのことですが、そんなプロ野球ではよくオールラウンダーが重宝されます。オールラウンダーとは一人で何役もこなしてしまう選手の事です。オールラウンダーは、選手の数を増やしたくないけど、色々なタイプの選手・万が一のための控えの選手を確保したいという矛盾した要望を一人で叶えてしまうの

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          TRIZ第九回  折角、前回アイデア発想のプロセスを紹介いたしましたので、一度実践したいと思います。 正直、完全にノリで始めているので、僕のアイデアの劣悪さからTRIZ使えないと判断することのないようにお願いします。 ガタンゴトン、ガタンゴトン。熱の膨張・収縮の説明に、電車の線路を引き合いに出すことがあります。様々な機構への適応性を高めるために、線路の継ぎ目にはわざと隙間が空いていて、線路の収縮する冬場は音がうるさいそうです。しかし、ただ線路に隙間を開けるだけでは、矛盾の根本

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          TRIZ第八回 ここ二日間、究極の理想解について説明しました。今日は究極の理想解の話をぶちこまれ頭が混乱した方のために、アイデア発想プロセスについて整理し直します。 早速ですが、みなさんアイデアとはなんですか。多くの人がアイデアとは突飛な発想と捉えるかもしれません。しかし、TRIZでは、アイデアを問題の解決策と定義します。言い換えると、問題があってはじめてアイデアが存在しうるのです。今日は前提として、アイデアとは問題の解決策を指すということを頭に入れて頂きたいと思います。 ア

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           TRIZ第七回  究極の理想解という考え方を紹介しましたが、おそらくもっとも知識なしで使えるTRIZツールがこの究極の理想解なので、今日は究極の理想解について再度扱います。  究極の理想解は、端的に表すとゴールから考える発想法です。人生の目的が決まっているならば、自ずと進路が決まるように、その発明品が達成したい本来の目的が分かれば、現在の製品の進むべき形も決まるのです。このようにある意味トップダウン型・未来志向型のアプローチがこの究極の理想解にあたります。  そんな究極の理

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          TRIZ第六回 地下鉄に乗って広告を眺めていると、隣の号車から40ぐらいのスーツ姿の男性が入ってきました。彼は急いでいたのがドアを閉めずにまた次の号車へと向かっていきます。やれやれとドアを閉めようとすると、なんとドアは数秒後に自然と閉まりました。 前置きが長くなりましたが、今日は25セルフサービス原理を扱います。ドアを閉めなくても勝手にしまったこの現象はまさに25セルフサービス原理が働いて言えるでしょう。急いでいる人にはドアを閉める手間が面倒くさいですが、ほかの乗客にとってド

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          TRIZ第五回  今日は信号機を扱います。誰しもが早く青にならないかと、信号を見つめた経験があると思いますが、そんな信号にも発明原理が潜んでいます。おそらく皆さんお気づきでしょうが、実はLED式信号機は無数のライトの集まりで出来ています。ここには5組合せ原理が利用されています。単体では弱かった光が、多数集まることで十分な強度を確保することに成功しているのです。同じく5の組合せ原理を利用しているのが、ほうきです。一本の藁はとてもか弱いですが、何本も集まることでとても頑丈かつしな

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          TRIZ第四回  花粉症のシーズン、目のかゆみに困っていらっしゃる方が多いと思います。そんな目のかゆみの原因となる花粉を事前に防ぐのが、11事前保護原理です。そもそも有害なものの放出を防ぐために、ヒノキそのものを品種改良する。目への接触を防ぐための花粉ゴーグルという二つの段階が存在します。  それに対して、一旦かゆくなった目への対象法として利用されるのが目薬です。目全体に利かせたいけど、目全体に触れようとすると目を傷つけてしまう。(静止物体の面積も大きくしたいけど、システムが

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          TRIZ第三回 昨日・一昨日とスマホシリーズと来ましたが、今日はガラケーに思いをはせて頂きたいと思います。ガラケーに於いては、文字を打つためのキーボードがありました。本来、ガラケーを使う上でヒトの意思が直接画面に伝わればよい。しかしながら、それができないからこそ(操作の容易性を求めるが、情報の損失が起きてしまう)、1分割原理により画面とキーボードを分離しました。因みにそもそもキーボードという仲介を通しているので、24仲介原理も含まれていると言えるのはないでしょうか。 今日の

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          3/20 TRIZ 第二回 スマホの保護フィルム&矛盾定義 昨日、スマホに働く発明原理として、11事前保護原理の働くスマホカバーを紹介しました。同じくスマホに働く11事前保護原理としては、スマホの保護フィルムも挙げられます。そんな保護フィルムには更に二つほど原理が働いています。 それが30薄膜原理 32変色原理 です。 まず32変色原理により保護フィルムを透明にすることで、画面の文字が見えます。(矛盾定義では、情報の損失を防ぎます) また30薄膜原理により保護フィルムをその