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TRIZ第四回
花粉症のシーズン、目のかゆみに困っていらっしゃる方が多いと思います。そんな目のかゆみの原因となる花粉を事前に防ぐのが、11事前保護原理です。そもそも有害なものの放出を防ぐために、ヒノキそのものを品種改良する。目への接触を防ぐための花粉ゴーグルという二つの段階が存在します。
それに対して、一旦かゆくなった目への対象法として利用されるのが目薬です。目全体に利かせたいけど、目全体に触れようとすると目を傷つけてしまう。(静止物体の面積も大きくしたいけど、システムが作り出すその他の有害な効果を減らしたい)そこで、29流体原理により目全体に染みわたるようにします。
しかし、今度は目のかゆみを直す成分のみ与えたいけど、それでは目を傷めてしまう。(機能の効率を上げたいけど、システムが作り出すその他の有害な効果を減らしたい)そこで、12等位性原理により生理食塩水を与えることで、目への有害効果を減らすことに成功したと考えることができます。
今日の疑問④
現在新大久保には、韓国やイスラム圏など多国籍のショップが多いですが、いつから新大久保はダイバーシティがあふれる街に進化したのでしょうか。
今日学んだこと④
南方熊楠の夢思考Ⅲ 唐澤太輔さん
南方熊楠の夢についての解釈がフロイトの心理学に類似しているという指摘をなされていました。アイスバーグモデルという図式では、意識→個人的無意識→家族的無意識→文化的無意識→普遍的無意識のように、人間の意識が無意識に近づくにつれて、物事の階層(個人と集団、時系列、空間)がなくなっていくと考えられているように、南方熊楠も人間の深層意識に於いては区別がなくなる(仏教用語では縁)という考察をしていたそうです。
現代科学においては、ロゴスに基づくリニアな世界観(原因→結果という物事の捉え方)が構築されていますが、よりレンマ的な非リニアな世界観(時間や空間などのあらゆるものがつながっているという捉え方)でも世界を捉えてみたいと感じさせられました。
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