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TRIZ⑪
 もともと鉄道で全体のプロセスをみるということにしていましたが、最初はもっと扱いやすいテーマにすることに決めました。ということで、今回は、「僕がブログをやめたくなった笑」という問題を解決したいと思います。
 分析の第一段として、まず今日は9画面法により分析を行います。
9画面法とは、端的に説明すると空間と時間という2つの軸で物事を分析するツールです。
 ではなぜ空間と時間で分割するのでしょうか?
シンプルに視点を増やしたいからという答えでもいいのですが、それぞれ具体的な効果があります。まず空間の分割は、空間の大小の分割が外的要因・内的要因の分割と相関性を持っているので、とても効力を発揮します。そして、時間の分割は、事実(過去・現在)と推測(未来)を明確に分けることで、より正確な分析が可能になるのです。
ということで、早速気になっていたであろう冒頭の図をご覧ください。
 9じゃなくて12じゃんと思った方申し訳ありません。9画面法の基本ルールは縦を空間の軸で、横を時間の軸で切ること以外は自由で、それぞれ分割する幅や個数も目的によって調整します。今回の時間軸は、ブログを始める→ブログ書く(執筆→投稿→リプ見る)という観点で4つに分かれています。そして空間の軸は、右3つはシンプルに空間内の大小関係を表していて、左端のみ外的要因と内的要因的という観点で分割をしています。
 いきなり具体例(しかも複雑)を挙げられ混乱されていらっしゃると思いますが、TRIZは比較的TRIZでしか使えないツールが多い中で、9画面法はTRIZ以外のツールとも合わせて利用できます。是非ご自分で研究なさってみてください。

今日の疑問⑪
なぜ元号の発表は官房長官が行っているのか?
なぜ元号の決定プロセスはあそこまで内密なのか?
元号発表時の瞬間視聴率は何パーセントだったんだろうか?

今日の学び⑪
 プロ野球の日程を一日勘違いした所為で、開幕を見逃しました。
 それはさておき、今日は「知って役立つ民俗学」ミネルヴァ書房から。
いじめを民俗学的に考察するという試みがあり、その中でカンケリの鬼を変わってあげないというなんとも古典的ないじめが扱われていまし。筆者の定義では、いじめは「区別し、負のレッテルを貼ることによって、生贄を作り、その生贄に対して、心理的・物理的な攻撃をくわえること。」一見するとこの筆者の定義は、現代のいじめと昔のいじめの連続性を意識させます。しかしながら、筆者はカンケリのいじめは現代ほどエスカレートしていなかったと主張します。その理由として、昔は地域の幅広い年齢層の子が一緒に遊んでいて、年上の子供がいじめをコントロールする役目を担っていたことが挙げられていました。確かに学校は、同年代の集まりで監視役は先生なのに対し、地域の子供の集まりは、年齢層の幅があるうえに、彼らの保護者が面倒を見ていたので、その違いには着目する必要性がありますね。そして個人的には、兄弟という小さなつながり、そもそも集団サイズの小ささも関わっているのではないかと考察しました。

追伸 いじめとあおりの差はどこにあるのだろうか?同じ言葉でも、煽りになるものといじめになるものは何が違いを生み出しているのか?

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