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好きだった人を悪く言ったっていい
なんだか最近、“好きだった人“を悪く言う人の心理がわかる気がする。
というのも、いわゆる
「昔好きだった相手を悪く言う奴にろくな人はいない」
というありふれた文句、
まさにその通りだと思っていた。
だって、好きだったんでしょ?自分が好きだった人を悪く言うってことは、その当時の自分のセンス、判断能力さえも否定してるってことになるよね。
あーあの人を選んだ私が間違いだったわー
自分の選択を否定
香水の名前は教えないで
ある男の子は昔の好きな人の匂いがする。
柔軟剤だろうな、懐かしい。
ある女の子が最近何か臭う、と言う友達がいる。
そんなこと言われる女の子にはなりたくないと思う。
街中で私の香水の香りがしたと言っていた彼がいる。
男女ともに良い香りと定評の私の。
電車の隣の人はトムフォードのあの香りがした。
いつかの彼がタバコと相性が良いと言っていた。
ちらっとポケットを見るとタバコが入っていた。
雨の振
歌わない者は耳を捧げる
彼の声には涙が出る。
彼はアーティストだ。
目を見つめたこともないし、話したこともない。
半径1メートルに入ったこともない。
ただ、どうしてか昔の好きな人のように思える。
切ない。悲しい。そしてどこか嬉しい。
喜怒哀楽の激しくなる胸の高鳴り。
これが、恋のような感情で、でも出会ったことのない人に恋なんて抱くわけなくて、だからきっと前世で片想いをしていたのだろう。
こうもして意味を与えてあげないと
2023年はどんな一年でしたか。
2023年。
お母さんに、今年はあんた悪い年だから気をつけなよ、と言われた。
一体どこの占い師だよ、と思ったりもしたが、気がついたらしれっと2024年を迎えていた。
ああ、確かに人生の転機とも言えるたくさんの出来事があった。
悪い年か。そう言われると悪いことを抜粋して言いたくなるもんだ。
交通事故もあったし、車も廃車にしたし、親の前で何年かぶりに泣き顔を見せることになったし、謎に門限が作られた