JKコンサル 第九話「ひまわりのたね」

前回の「もし女子高生が人生コンサルタントだったら。」はこちらから。

「ねえ、星野くん、ひまわりのこと知ってる？」
望月レナが微笑んで星野慧に尋ねました。
「ひまわり？もちろん知ってるよ。太陽の方を向いて花を咲かせる花だよね。」

「そうだよ。でも、ひまわりにはもっとすごいことがあるんだよ。」
星野慧は興味津々で耳を傾けます。
「何かすごいことって何？」望月レナは語り始めます。
「ひまわりの種は、小さな粒だけど、それが土に根を下ろし、太陽の光を浴びて、栄養を吸収することで、大きな花を咲かせるんだ。１本のヒマワリから、1500～3000個ほどの種が作られるんだって。ちょっとしたアイデアや努力も、地道に育てていくことで、大きな成果を生むことができるんだよ。」

星野慧が納得げに頷きます。
「だから、僕たちも小さなアイデアや努力を大切に育てて、将来に向けて大きな花を咲かせるんだね。」

望月レナが笑顔で言います。
「おっしゃる通りで、ちょっとした一歩が、未来の素敵な花を咲かせるんだよ。」

星野慧は興味津々で聞き入る。
「それって、ビジネスにも関係あるの？」

望月レナはにっこりと微笑む。
「そうなの。ビジネスでも、小さなアイデアや行動が、予想もしないほど大きな影響を与えることがあるわ。」
星野慧が考え込む。「つまり、僕たちの小さなアイデアや努力がビジネス全体に大きな影響を及ぼすってことだね。」

望月レナはうなずいて続ける。
「そう！だからこそ、新しい価値を創造することは大切なの。ちょっとしたアイデアや努力が、未来のビジネスを変えていく可能性を秘めているんだよ。今までにないものを生み出すことが、最高の価値なの。その新しいアイデアやサービスが、世界をより豊かにするんだよ。」

「だから、会社もその価値を生み出す場所でなきゃいけないってことだね。価値創造の場所としての役割を果たさなきゃ。」星野慧が考え込んで言う。

「と同時に、既存のサービスは常に進化しないとだめなの。効率化やコスト削減は当たり前だから、進化を忘れずに。他とは違う、追随されない価値を創造し続けることが大事なの。」

望月レナの瞳がキラキラと輝いている。
「そうだよね。そして、僕たちも同じことが言えるんだ。オリジナルなアイデアやスキルを駆使して、新しいものを創造すること。」
星野慧が自信をもって言う。

望月レナはにっこり笑って、
「その通り！私は星野さんの考え抜く力を信じてるわ。あなたなら素晴らしい価値を創造できると思う。」

二人の目が輝きながら、ひまわりの種のようなアイデアが、ビジネスの未来にどれほど大きな影響を持つかを語り合っていく・・・。

最終話はこちらからどうぞ。