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オードリー7食べ塾23:もう6か月後の売上高80%超えに向けて準備しよう!

ここで重要なことをいくつか提案します。

■視点1:コロナ前と同じ仕組みに戻したら
     2度ともう儲からない仕組みになる!

  基本的には、商売が儲かるためには、アフターコロナ時代のニーズを
先取りして仕組みを作ることが必要になると思います。

もうひとつは、
緊縮財政・緊縮日常生活が当たり前になるということです。
その主な原因はコロナ対策でGDPの2倍以上の資金を使った世界の国々の
疲弊感が少なくとも今後3年間くらいは影響を及ぼすからです。

価値の乏しいものを手に入れるために
お金を使うというような無駄なことは
しなくなる
 

ということです。
言い換えると、
「価値がしっかり確認できるものしか買わなくなる」 ということです。
このように変化するとみています。

お金を使わない世界になるのではなく、
お手軽なキャッチコピーに乗せられた衝動買いはしなくなると、
思えば良いと思います。

コロナ禍以前の日本の姿は、疲弊しながらも創造の範囲を超えない
平和な時代だったと思いますが、

●先行きが見えずらい世の中     → 誰も答えは知らない

●イレギュラーな日常がレギュラー化する時代 → 慣れるしかない

●抑圧された2分野(飲食・観光の20%)が他の分野(80%)に
 及ぼす影響は今からじわじわと始まる
 *パレードの法則と同じ作用

こういうことを前提とした商売のあり方についてのご提案です

■視点2:人を使うな

 今後の飲食業界での第一番の経費は「人件費」と思います。
今後は徹底した合理化目線で仕組みの組み換えを行い、
そのうえで雇用する人には、
最高の雇用条件を与えるべきでしょう!


人は、
人件費という維持費がかかります
 給与が必要、しかも年毎に昇給と賞与が必要です。
 年々総額が上がると考えてください。

欠員ができると募集費用がかさみます
 人事募集費用も厳密には人件費です。
 コロナ禍の2年間で脱飲食業界という人が多くいます。
 少ない人材をスキル以上の高額で雇用しても採算は取れません。

<対策>
1,少数精鋭の店舗の仕組みを根本の土台から考え直してみる
  
どうしてもAIやIT機器に置き換えができない仕事は
人間が行うべき仕事です。
10人のスタッフでしたら、機器の入れ替えとともに順次置き換えて
1人づつ順に別の事業部門で働いていただけるようにすべきです。

2,収益性が高い飲食業態への転換を考えてみる
  慣れ親しんだ飲食業態であっても、その飲食業態が未来永劫に
繁盛し続ける保証はありません。

3,人しかできないところまで機器化して置きかえる
  今見えている道はこれです。

老舗といわれるお店は、
通常でしたら飲食店が誕生して12年~15年で消滅する運命なのを、

時代のニーズに合わせて変化・脱皮を繰り返して生き延びてきた
と思います。

成功する・繁盛する ということは、
いつも考え付く中の最善・最高の手段を選んで進む」
ということが必要と思います。

■視点3:金を使うな

  飲食業界で新規出店やリニューアルを行う場合でも、
今までのように100%投資経費を回収するということが不可能になる
と考えていただいた方が、健全経営ができると思います。

まあ、私見としては、50%の回収と50%の未回収だろうと思います。

<対策>
1,人手に変わる機器の導入は「買取リース契約」で導入する


2,新規出店やリニューアルは従来の予算規模の50%を投資目途と
  考えて店舗規模や内装レベルを考える
  
ここ10年来で見ても、少なくともディナー客単価5000円以下の
一般飲食店においては、
内装の良さを料金に反映できているお店は皆無」という印象でした。


■視点4:食材を使うな

  今後の飲食店経営においては、
高額食材は敵  (専門店は別で真逆です)

食材の種類が豊富にあるのは罪 (支払いがきつくなる)

鮮度劣化や廃棄ロスは重罪 (もっと重要視される)

原因は、地球人口約80億人に対する食糧不足です。
農業人口の減少・気候変動による減産・輸入価格戦争など
どれを取ってみても、

今より値上げした価格でないと手に入らないことだらけです。

<対策>
1,メニューを絞り込んで、(少し)専門店風にアレンジする

2,メイン食材を決めて大半のメニューを展開する

3,1日1オーダー以下のメニューは特別のものを除きカットする

今後も上がり続ける食材価格に対しては、
お店の食材に対する絞り込み対策が決まらないと
食材原価率30%、又は以下は実現できません。

■視点5:宣伝広告費を使うな

  一時期は年商の5%は宣伝広告費を使うのが一流企業みたいな
WEB情報を見ましたが、まさしく電通・博報堂の回し者みたいに
思います。

今でも基本は、
通常時    : 年商の1%が年間予算
開業後1年間:  〃 2%~2.5%
少し強化気味:  〃 1.5%

これくらいが基準化と思います。

また、デジタル販促というかWEB広告主体で販促する時代と思います。

20代の時には広告業界にも身を置きましたが、

まさしくお金のかかる紙媒体から、
即時に情報変更が可能で資源的にもロスを出さないWEB媒体に
置き換わる時代が来たと思います。


■視点6:頭で考えて切り抜け方をさぐる

  考えることは、飲食業界の方は苦手です。
よって、コンサル業の私は、経営者の方の代わりに懸命に考えます。
そして伝えます。

しかし、人により

●考えて自分なりに情報を加工して実行する人

●考えて、やりますと言いつつやらない人

●いいとも悪いとも言わずに聞捨てにする人

いろいろな人がいます。

30年間もコンサル仕事が続いたのは、
実行してもしなくても、聞いても聞かなくても、
毎月きちんと月額報酬を振り込んでくれたおかげです。
少し、不思議にも思います。

<対策>

毎月「ひとつだけ」決めて実行する
 1年間で12項目の改善ができます。

10でも20でも書き出して優先順位一番から始める
 
基本戦略、戦略、戦術の差を決めましょう。
わかりにくい時は、
お店を1本の大きな木にイメージしましょう。

 基本戦略・・・地中に大きく根を張った根っこです。
        これが中心軸のところです。

 戦略・・・・・太い木の幹です。
        これもすごく重要なのです。

 戦術・・・・・枝(大中小があるかもです)と葉です。

重要度がわかりにくい時は、逆にダメージ度に置きかえると
わかりやすいですよ。

「これが失敗したらダメだよねー」が強いほど
重要な「戦略要素」と言えます。


お時間のある時に、コーヒーを飲みながら
明日の世界をイメージして、元気が出る方法を
お考え下さい。

あなた自身の幸福のために。

(了)


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします