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人の心はビミョーでフクザツ。でも、それが正常。

おとといくらいから、ずっと、ある事で悩んでいます。その悩みのほとんどを占めるのが、まだ起きていないことに対する不安。というのも最近わたしはとある決断をしたところで、その決断がほんとうに良い決断といえるのかどうか、自信がもてないのです。

自分で決めたことなのに自信がもてないって、すごく厄介です。わたしは決断をしてしまったあとも、それがよかったのかどうかをぐるぐる考えていて、「そうだ、これでよかったんだ!」と思う瞬間もあれば、「やっぱりやめた方が良かったんじゃ…」と思う瞬間もある。頭のなかで、シーソーがギッコンバッタンと揺れているようなかんじです。

今日は同時にPMSもやってきて、気持ちも体調もあんまりよくなくて、今日は絶対めざまし占いの順位サイアクだったな!と思って確認したら、山羊座は5位でした。ふつうです。ふつうの生活ってそんなものなのかもしれません。


リモートワークが始まってから、以前のように人に会うために電車に乗ったり、地図で場所をさがしたりすることが少なくなりました。初めての人に会うときかなり緊張するほうなので(そう思われてないかもだけど)、そういう人に会う前の時間が、わたしにとっては運動する前の準備体操や、ジャンプする前の助走のようなものでした。それがなきゃ、本番で息切れしてしまったり、怪我をしてしまったりする。

オンライン会議は、入室ボタンを押すだけで、今すぐ参加できてしまう。ONとOFFの間にグラデーションがない分、ONになった瞬間に受ける衝撃がおおきい。それがわたしにとっては、いちいち心にくるというか、未だに慣れないところがあります。

今日も1日のうち、お昼頃まではズーーンっとしていて調子がわるかったので、仕事もまったく捗らず…。でもそのうち少しずつ回復していって、夕方ごろからようやく仕事に集中できました。「今は調子悪いなあ、でも全く動けないわけじゃないんだよねぇ」というビミョーでフクザツなニュアンスを、チャットで誰かに伝えるのはむずかしい。じゃあ何ならできるの?と、かえって相手を困らせてしまうんじゃないか…とか思われてしまうんじゃないかと。

1時間おき、なんなら1秒おきにでもころころ変わる自分の内側を、どうやってまわりに順応させていけば良いんだろう。オンとオフの切り替えや、AかBかの選択じゃ、とてもじゃないけど自分の全てを当てはめることはできなくて、どちらかを選択しても、必ず何かは置いてけぼりになる。自分を丸ごとシンプルな1つの塊にできたら、もっとラクになるのになぁ。でも、人間の心とはまるでビオトープで、そこには感情の生物多様性が広がっている(今どうしてもそのイメージしか思い浮かばなかった)。きっと自覚さえしていない無数の感情の粒が、入り混じっているのだと思う。それでもなにかを決めなきゃいけないというとき、不安があるのはごく自然なことなんだきっと。

2つの選択肢を乗せたシーソーは、ずっと揺れている。オンライン会議のONには気持ちがついていけないし、感情を一言で伝えることもできない。人間はビミョーでフクザツだ。でも、なにかを置いてけぼりにしないと、人は前に進めない。なにかを得ようとしているからこそ、なにかがなくなるだけの話。失うのを怖がっていたら、なにも選べなくなってしまうよなぁ。

とりあえず今は、前に進むための選択をしよう。

ドライヤーで髪を乾かしているとき、なんとなく再生した乃木坂46の『ジコチューで行こう!』が、なんだかものすごく前向きにさせてくれました…。音楽ってほんとうに聴くときの心の状態によって感じ方が変わるもんだなぁ。

それではおやすみなさい。

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