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冬野菜のKing&Prince👑 ダイコンとカブ

お正月明けの1月7日に食べる「七草粥」🥬
お正月のご馳走で疲れた胃を休めるのと、一年の無病息災を祈る意味があるそうです。今年は特に、疫病よけとして食べた方も多いかもね

七草粥で免疫力アップ💪

その七草粥に入れる「春の七草」、全部言えるかな❓

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

「春の」とはいえ、冬によく見かける野草たちですね。
このうち、最後のスズナスズシロって、実はカブダイコン(の原種)のことなんです。ご存じ❓

前々回と前回のブログで、冬野菜の多数派「アブラナ科」について書きました。引き続きアブラナ科シリーズということで、今回は根っこを食べる、ダイコンカブとについてのお話です。

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↑またこの図

ダイコンカブは、苗を作ってから畑に移植するということは難しく、種を畑に直接まきます。写真は9月初めの種まきの様子

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うちでは、ダイコン(手前)はマルチシートを張って穴を開け、4、5粒ずつ「点まき」、カブ(奥)は浅く溝を掘って「条(すじ)まき」にします(4列)
どちらも、虫除けのトンネル(白いネット)で囲います。

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発芽したダイコン。ここから少しずつ間引いて、最終的には1か所1株ずつにします。
条まきにしたカブは、横一列にばーっと発芽してくるので、これも徐々に間引いていく。

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↑以前にもご紹介した、カブ(左)とダイコン(右)の間引き菜。とっても美味しいんです。これが食べたくて、あえて多めに種を蒔いている面もあったりします😁

実は今年は発芽がうまくいかず、種をまき直しました…。少し時期が遅れたけど、秋が長かったおかげでその後すくすくと成長し、まずまずの出来に💖

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間引いた後、根っこも葉っぱも成長してきたカブ。このとおり、根っこのほとんどの部分が地上に出ていて、地下の部分はちょっとしかないんです。

これを、すぽっと引き抜いて収穫すると・・・

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青空に映える、美しく立派なカブ❗️ いわば純白の王子様✨
ねずみのしっぽみたいなのが、地面の中にちょろっと伸びてた根っこです。

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童話・童謡で有名な「おおきなかぶ」のイメージが強く、なかなか抜けないものかと思ってたけど、実際はこういう根っこなので、あっさり抜けちゃいます。こんなに力はいらんね🤣

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こちらはダイコン。間引きが終わった後、急速に成長していきます。さらに伸びると・・・

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見てみて、この美しいダイコン🎶

ダイコンも、じつは根っこの上半分ぐらいは地上に出てる。地上にも地下にもぐんぐん伸びていきます

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そして収穫❗️
こちらはカブよりも抜きごたえがあります。採った~って感じ。この貫禄。ダイコンこそ、まさに冬野菜の王様と言ってよいのではないでしょうか✨

スーパーでは、葉つきダイコンはなかなかお目にかかれないよねえ。美味しいのにね。ダイコンの葉っぱは収穫後2、3日で黄色くなっていっちゃうからね。ダイコンの葉っぱをいただけるのも、自家栽培ならではのお楽しみ❗️

・・・えー実は、上の写真はうまく真っすぐに育ったほうのダイコンでして。
中には「股根(またね)」といって、地中で二股、三股と分かれてしまうものもあります

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これらは股根ダイコン。なかなか色っぽい🤣お姿ですね。なかにはタコの足みたいなやつもあります。
抜こうと思ったら、あれ、なんか引っかかって抜きにくいぞ、よいしょっ、と掘り出してみたら、爆笑🤣🤣🤣、という感じです。

夫によると、股根になる原因は色々あって、
①根っこの成長初期に、土の中の塊や小石にぶつかった
②土に入れた肥料(元肥)が根から近すぎて、根にダメージ
③根は水を求めて勢いよく下に伸びていくので、初期に地表近くの水分が多すぎると横に分かれやすいらしい。

対策としては、
①しっかり耕して小石は取り除く(「大根十耕」という格言あり)
②肥料は根から少し離して入れる
③発芽期に水をやり過ぎない
だそうです。これらのほか、ほかにもセンチュウという害虫による場合もあるらしいけど、原因が色々なんで、なかなか対策は難しいそうです。

まあ、この股根ダイコンも自家栽培ならではの楽しみってことで。
ちょっと調理しにくいけど、味や食感は全く問題ないです

最後は例によって、我が家の食卓に上ったダイコンカブのお料理です

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↑大根の甘こうじ漬けwith ゆず🍊

大根を塩で揉んで、昆布と甘こうじと合わせて漬ける。最後にゆずの果汁を加えれば、ほんのり甘くて、さっぱりした浅漬けの出来上がり❗️

甘こうじ(甘酒)、塩こうじは私の最近のブームです♪

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スーパーで麹を買ってきて、ご飯と混ぜて、炊飯器の保温で約12時間ほどほかっておくとどちらも出来ちゃいます。これが、そのまま飲んでもよし、お料理に加えてもよしで、うまうまなんです💕

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↑ 大根菜の胡麻醤油炒めwith おかか

自家栽培ならではの葉っぱは、収穫してきたら、すぐに根っこから切り離して調理しちゃいます。時間がない時は、軽く塩茹でしてジップロックに入れて、冷蔵庫ですね😀

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↑ 大根のぬか漬け💖

色んなぬか漬けを楽しんでいるけど、一番好きなのは、やっぱり大根かなあ。糠は洗わず食べちゃうのが我が家流です。大根のポリポリとした食感とぬかの旨みが美味しくて、ついつい食べ過ぎて、いつもあっという間になくなってしまいます。

ま、大根を食べすぎても、太ることはないでしょう😀

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↑ 今年の我が家のおせち料理

大根菜の漬物、かぶのゆず漬け、大根入りの紅白なます、鶏肉の麹ハムなど

名古屋風のお雑煮は、すまし汁仕立てのシンプルなもので、茹でてとろとろにしたお餅と小松菜(もち菜)が入ってます🥬

今年もアブラナ科野菜ちゃんたちに新年早々お世話になりました。

野菜に感謝、美味しく食べられることに感謝💖



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