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シンクロニシティ!ライトワーカーの道!土地の祟りが最恐の巻

真理さんは、水子の祟りはありません。と力説します。
むしろ、護る側に回るのが水子ちゃんだと言います。

しかし、土地と家の祟りはあり、人生や運勢に多大なマイナスの
影響を与えると言います。

土地の祟りは、本当に厄介の代物で、お祓いぐらいでは どうする
こともできないことを 、ベストセラー小説「十二国記シリーズ」
の小野不由美さんが、 東京での実話をもとに「残穢」と言うホラー
小説を書き 、橋本愛さん主演で映画化もされ紹介しています。

その土地と建物の浄化を得意と言ってはばからないのが 専業主婦 
真理さんです。
2020年春、コロナで世の中がざわついているある晴れ日
真理さんは、地方都市の閑散とした街に降りたった。
         
50代男性Yさんからの依頼で、実家が不幸続きなので、見てほしい。
その家は、築30年の鉄筋2階建て、彼の年老い母親が1人で住んで
いる 。

家に入ると、確かに古く、霊感のない自分にも臭気にも似た家の 何か
を感じる。
手づくりの日本人形、海亀のはく製、棚だけになった神棚 異様に暗い
部屋……。

真理さんは、自分の動揺をよそに注意深く、霊視を始める。
1、キツネの通り道になっていること。
2、戦死した兵隊達が、列をなして歩いていること 。
をまず指摘。

なぜそうなのかの考察が始まる。
キツネの通り道と指摘した方角の先に、大きな地域の稲荷神社の存在が
判明。

戦死した兵隊の通り道が霊道として、鬼門から裏鬼門に通っており 、
北東の方向に、旧日本軍の施設があことも判明。
1は、埼玉県の三峯神社の神を祭ること。        
2は、真理さんの説得と、高麗神社の鬼門封じの御札を北東と 南西に張る
 ことで解決する。

霊視は、一部屋一部屋丁寧に行い、トイレの前に来た時 、
「ここです、元凶は。」

すると依頼者のYさんは、
「まさにこの場所で父が餅を詰まらせ倒れ 窒息死し、兄が脳こうそくで倒れた場所です。」

Yさんの50代の兄は、話も体を動かすこともできず今も寝たきり状態で病院に入院中。
真理さん曰く、お兄さんは、半分魂が抜けた状態と言う。

「ここで昔、水の権利争いからの殺しがあり その双方がここで地縛霊として祟っています。」
「双方の意見を聞き、どうしたいかを聞き出します。」
         
霊たちは、
「あの世に行きたいが、罪を犯し、罪のない人を 引きづり込んでしまっ  た。」
「引きづり込んだ魂を返したい。」
「それでないとあの世には行けない。」
私は、祟り霊にも、情があるのかと灌漑にふける。
         
真理さんは、顔を依頼者に向け、
「お兄さんの魂を戻しますか。」
と尋ねる。

真理さんは必ず依頼者相談者の意思を尊重し、許可をもとめる。
         
私は、「解決だ。めでたしめでたしだ。」と心で思った矢先、依頼者達
の言葉は意外だった。
「そのままに、して下さい。」
「ええええええ。」私は動揺した。

さらに、依頼者は実は、
「この兄は長きにわたり、母に暴力をふるっていました 。
治れば必ず再び暴力が始まる。」と言う。

真理さんは、説得するでなしに、
「判りました。そのままにしておきますね。」と。

その後、何もない神棚に、神縁有る神をまつることを提案し 、その場を
後にする。
後で聞いた話では、真理さんは翌日1日中、寝込み心身の調整をしたとの
こと。

簡単にしてしまう真理さんですが、実は命がけらしい。
真理さんは確信に満ちて事あるごとに言う 。
「土地建物の浄化なくして、開運は難しい。」と 。

げげげの鬼太郎であれば、霊は救われ、兄も回復し めでたしとなるところ
だろう。
現実は、難しいとつくづく思い知らされた。




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