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パーム油でオラウータンが絶滅寸前

今回は、私たちが普段何気なく食べている加工品などに多く使われているパーム油についてお話をしたいと思います。病気の要因になるだけでなく環境破壊にも繋がっているのがパーム油なのです。

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現在パーム油は、市販されているお総菜や外食産業、加工品の原料になっている『植物油、植物油脂』に多く使われています

今の日本では表示義務がないため、どれに使われているのかを、見極めることはとても難しくなっています。

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そのためほとんどの人が食べているのです

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環境問題となっているパーム油生産

オラウータンが絶滅寸前

実は、熱帯雨林で大規模農園のパーム(アブラヤシ)のプランテーションをつくるがために、そこに住んでいたオラウータンが追い出され殺されているのです。ボルネオ島のオランウータンの生息数は、過去100年間で90%減少してしまいました。

スマトラ島でもゾウやオラウータン、トラ等の動物が住みかをなくしています。


🔴米生物学術誌「Current Biology」に掲載させた論文・・・

オラウータンの生息数減少の主な要因は、林業やパーム油農業、鉱業や製紙業などによる森林伐採で、森林が残る地域からもオランウータンが消えつつあると指摘

この植物油というのは、ほとんどの加工食品に使われているためパーム油という認識がある日本人はほとんどいません。それでこういう原料となっている環境問題に目がいっていないのです。

オランorang=森
ウータンhutan=人

オラウータンは『森の人』ともよばれ、人間に大変近い野性動物だそうです。この優しいオラウータンのことを一人でも多くの方に知っていただけたらと思い取り上げてみました。

大規模な木の伐採により、普段木から降りない性質のオラウータンたちは住みかをなくし、地上に降り人間に殺されているのです。

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日本に輸入されるパーム油の80%が食用

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パーム油は植物油(植物油脂)と記載されます

ポテトチップス等のスナック菓子、ファストフード店や外食店舗の業務用揚げ油として、マーガリンやショートニングの原料、アイスクリーム、ドーナツ、ビスケット、コーヒーフレッシュ、カレーのルー、乳児用粉ミルクなど多くの加工食品の材料に使われているのです

🌟非食品としては、洗剤やシャンプー、石鹸口紅、塗料など多くに使われています

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人間にとっても危険なパーム油

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危険なBHA

パーム油は、長期輸送の輸入を理由にかなり有害なブチルヒドロキシアニソール(BHA)が酸化防止剤として許可されています。   (マレーシア、インドネシアより輸入)

●発ガン性ある(名古屋市大学研究)

※この結果により、食品添加物から外したけれど、大量にBHAを使用していたアメリカ、イギリスより圧力がかかる。結果パーム油のみBHA使用許可となる

●大腸がんのリスク増加

●動物実験で生存率低下

   ●インスリンの働き阻害

 ●トランス脂肪酸の可能性もあり

などと言われている

💮BHAは、アメリカタフツ大学の研究で乳ガン細胞増殖させる環境ホルモンであることを確認している

💮ラットの実験により、胃ガンが確認され一時は使用禁止になりましたがパーム油を使った製造業界(洗剤、インスタントラーメンなど)からの大反発により『使用禁止延期』という通達を保健所に出し今日に至ります。

 パーム油は、添加物問題だけでなく、   熱帯の植物なので体を冷やす作用があり日本人の体質には合わないのです

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社会的問題

児童労働、強制労働、過重労働、森林破壊、パーム油火力発電所などが問題視されている

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世界第三ショップという会社さんは、いち早くこの問題に取組んでパーム油を使うのをやめてくれました。こういう意識が高い企業を応援していきたいものです。

 

『カレー壺』

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何気なくいつも食べているキットカットやネスレのお菓子などがオラウータンの命を奪っているかもしれません。パーム油を意識してみませんか。

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今回も最後までお付き合い下さりありがとうございます。がんのリスクを少しでも減らせたらと思います

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