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【ただの日記】なぜ俺は今までタイタニックを見なかったのだ…

一ヶ月前に録画しておいた映画、タイタニックを観た。初見だった。

昨日喋った友人がマジで見た方がいいと言ってきたため、そこまで言うならということでワクワクしながら観た。

結果、月並みな感想だが、とっっっても感動しまくった。

もう、なんて言うんだろう。人間のカーストとか、危機に直面した時の人間の醜さとか、仲間愛や親子愛や恋愛の尊さとか、いろいろなものが見れた。なにより、ジャックとローズの恋愛が純粋で儚くて切ないストーリーだった。

まぁ、そうゆう感想を全部書くと5000字を超えると思うため、今回は端的な感想を書こうと思う。ディカプリオがカッコいいとかは今回は置いておくことにしよう。

さてさて、みなさんがタイタニックを見て、一番感動したシーンはどこだろうか。

僕はと言うと、沈没寸前でみんなが我先に助かろうとする中、数人の男たちがバイオリンで音楽を演奏し始めたシーンで一番感動した。そこかよ!と言われるかもだが、そこなのだ。
自分のことだけを考えてボートに乗ろうとする人間がいるのに対して、少しでも他人の力になればと利他的な行動をしたこの演奏家たちはすごく対比されているように感じた。もう、ほんとにブラボーであった。
作中で最高の人格者たちだと思った。
その尊い行動にとても胸を打たれた。

また、別のシーンで印象に残ったところをあげるならば、タイタニック号と運命を共にしようと死を覚悟した人たちだ。最初からボートに乗ろうとせず、客室のベッドでいつも通りのまま死を覚悟した老夫婦がすごく印象に残った。人間として最期に醜くならずに、いつも通りの人間のまま船と共に沈んでいった姿がすごく漠然と尊いものに感じたのだ。

そして、無理やりボートに乗ろうとした乗客を射殺してしまった乗務員が、その直後に敬礼して自死する場面。僕は固唾を飲んだ。彼は人を殺してしまった罪に耐えられなかったのだろうと思う。うまく言えないがなにかを感じた。

後は、順番が前後するが、ジャックがローズの自殺を説得するシーンも秀逸だった。単純にすごい男だなと感銘を受けた。

そして、ジャックのあるワンシーンの言葉。

I love waking up in the morning not knowing what’s gonna happen or, 

毎朝目が覚めて
何が起こるかわからないから楽しいのです。

who I’m gonna meet, where I’m gonna wind up. 

誰と出会い、どんな日になるのか。

Just the other night I was sleeping under a bridge and now here

橋の下で眠っている日もあれば、今は

I am on the grandest ship in the world having champagne with you fine people.

世界一の豪華客船で
素敵な人たちとシャンパンを飲んでいます。

I figure life is a gift and I don’t intend on wasting it.

人生は贈り物だと思っています。
僕は無駄にするつもりはありません。

You never know what hand you’re gonna get dealt next.

みんな次にどんなカードが配られるのか
知ることはできませんから。

You learn to take life as it comes at you to make each day count.

与えられた人生が来るだけです。
だから毎日を大切にしたい。

1秒先の未来に何があるかわからないからこそ、1日1日の人生を大切にしたいというジャックの価値観が良く表れている言葉だ。
こんなことをいうジャックが主人公だからこそ、この映画を観てこんなにも感動させられるのだろうと思う。

そしてそして、最期、冷たい海に投げ出され、助かる望みをなくしそうなローズに、ジャックがかけた言葉。

Winning that ticket was the best thing that ever happened to me.

船の切符を手に入れたのは人生で最高の幸運だった

It brought me to you. And I'm thankful, Rose. I'm thankful.

君に会えたから。
ほんとについてたよ、ローズ。
神に感謝してる。

You must do me this honor... promise me you will survive... that you will

頼みを聞いてほしい。
約束してくれ。生き残るって。

never give up... no matter what happens... no matter how hopeless...

絶対諦めないって。
どんなことがあっても、どんなに望みが薄くても。

もうこの場面では、ジャックは死を悟って、ローズのことだけを思って言葉を紡いだのだと思う。
「船の切符は人生で最高の幸運だった」
「絶対に生き残れ」「諦めるな」

もう、なんかジャックに惚れました。
カッコ良すぎます。

長々となりましたが、感想は以上です。

年に一度見返そうと思います。

まだ見ていないというそこのあなた。
本当に。この映画はオヌヌメです。

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