あんろっく

古今東西、南と北は忘れ、果てには陽の傾きすら不鮮明になる。 小さな島国に生きる者。それこそ、間違いようもなく、この僕そのものである。 右にひとつ。伸びた腕の先から5本の触手が、こうして悪戯に、世界を蝕むなにかを産み出す。

あんろっく

古今東西、南と北は忘れ、果てには陽の傾きすら不鮮明になる。 小さな島国に生きる者。それこそ、間違いようもなく、この僕そのものである。 右にひとつ。伸びた腕の先から5本の触手が、こうして悪戯に、世界を蝕むなにかを産み出す。

最近の記事

脱落、堕落、怠い

はじめまして。 突然ですが、もう僕はダメかも知れません。 なぁに泣きごと言ってるんだ。こんな書き出し、人目を引くどころか皆ドン引きだゾ☆⤴︎⤴︎ …… ……… 気丈に振舞ってみるも、頭の中の机上がごちゃごちゃで、もーよく分からん。 どうしてこんなにごちゃごちゃしているのかと言えば、仕事をバックレたからだ。 嫌だなぁ、こんな情緒も脈略も無く話し始めるのって。道端で受ける日蓮顕正会の勧誘みたいだよ。 話が脱線。まぁ、本題に入ったら、それはそれで重たい話ですし、これくらい前座

    • くるくる

      くるくるくるぅ くるくるくるぅ くるくるら らるくらるく くらくら くりくらふにくら らららくら

      • フライドポテトブラザーズ

        人類みな兄弟 俺らみな壮大 勝手な妄想握って惣菜 詰め込み英才宿って秀才 さぁはじまるぜ、社会の1歩 歩み始めたこれからの人生 近々出張、それ出世 神輿担がれ、上に行く。 道行くさき波乱の数々 なぎ倒しなぎ倒されて、もうヘトヘト 疲れきったよご覧の通りblow ちょっと夢見たキラキラ毎日、埋もれきったあんな日想像。もう創造するための力なんて残ってないよって、酒飲んでグチって寝る そんな毎日。 ワンモアアライズ。デッドオアーデッド。 血で血を争う日々に、本当の価値ってある

        • 2023/10/10

          異なるビジュアルノベルから共通点や臨界点、さらにその先の主張の結合を行う瞬間が好きだ。髄の端から走る凄烈な電気信号の感覚。そうしてそのまま、頭蓋の内側を叩くと、意識は大海原に遭難した漁船のように揺蕩い、快楽の嵐が降り注ぐ。予測不可能な電気信号の波に僕は揉まれ、そして、堕ちる。弄ばれる。刹那、僕の心と器(からだ)は切り離される。人体に備わった生命維持機能なのかはわからないが、本当に一瞬、世界が黒く塗りつぶされる。まるで人格そのものを作り替えられているようだ。そうして波に攫われた

          エロゲーの主人公にありがちなこと①

          エロゲの主人公にありがちな事について言及します。 ヒロインを見るなり容姿を長々と語り出す。 主人公の頭の中は変幻自在、現実の時間を軽々超越するため、どれだけしゃべくっても一瞬の事なのだ。これには流石のアインシュタインもびっくり! もしくは、めちゃくちゃ頭の回転が早いかどちらか。 にしても、イラストで説明されているのに、態々容姿を文章で説明されるのは、多少の苛立ちを感じます。見れば分かることを言われるのは、ストレスなのです。 とまれ、愚痴ってもなんら生産的ではござりません。良

          エロゲーの主人公にありがちなこと①

          タイムカプセル

          過去を変えたいと、思ったことはあるだろうか。 僕はある。 世間だと、おとなと言われる年齢になった今でもある。 でもそれは、いまの自分の我儘なんだとも思う。 説教臭いと思わせてしまっただろうか! でも、少し待って欲しい。 ページを閉じるのを、少しだけ待って欲しい。 最後までじゃなくていい。 あと少しだけ、読んで欲しい。 僕が小学生の頃に、学校の裏側にある雑木林にタイムカプセルを埋めた。 いつかこれを掘り返そうと言って、クラスの中でも本当に仲の良かった3人組で埋めたものだ。

          タイムカプセル

          【経験主体Aの記録】平日昼間の無職はやっぱり怖いので、酒でも差し入れして仲良くした方が良い

           「おじはお前に優しくしてくれているが、お前はおじの家の子では無いし、あそこはお前の家ではない」  父は小さい頃の僕に対してそう言い聞かせてきた。 孫を甘やかしすぎるおじによって、子供が軟弱な性格になってしまうのではないかと、心配だからこそ告げた言葉であると、今では考える事が出来るけども、幼い僕にとってこれほどショックな言葉は無かった。  僕はこれを聞いた時に、そうか、おじいちゃんに褒められるのは良くないんだ。なら、嫌われないと。嫌われて、おじいちゃんが僕のことを褒めないよう

          【経験主体Aの記録】平日昼間の無職はやっぱり怖いので、酒でも差し入れして仲良くした方が良い

          星とともに去りぬ

          店長「ごめん......ぼくには、どちらも選ぶ権利がない。ジムカを見捨てて、自分の心の隙間をアイリーンで埋めようとした僕に、誰かを幸せにすることなんて出来ない!!」 辺り一帯を静寂が包み込む。その間も桜は散り、地面を赤色に染めていく音だけが残る。 店長「本当は気付いて居たんだ。アイリーンは、ジムカのかわりだったんだって。でも、怖かった。怖かったんだ。アイリーンを利用してしまう自分の本性が、醜くて、怖くて、受け入れられなかった。それでも、アイリーンは僕に優しくしてくれていた

          星とともに去りぬ

          【破壊】湖上の傷、水中のバレリーナ

           部屋にふたつ、ベッドの上に見える影がある。 ひとつは、その大きな背中を荒く揺らしながら、腕を大きく振りかぶり、振り下ろしている。 その降ろされた先に視線を移してみると、そこには髪を乱した女がある。 すぐ近くに目線をズラすと、そこには2人の人間を写した写真が額縁に飾られている。そこに写る女は、白のウェディングドレスを着ている。首元には、十字架をあしらえたネックレスが太陽の陽に輝く。髪の毛も負けじとお洒落で、オレンジブロンドの髪をウェーブで束ね、肩の後ろへまとめている。誰が見て

          【破壊】湖上の傷、水中のバレリーナ

          ぴたぴた砂浜

           胃潰瘍のドロっとしたやつが目から零れ落ちる。 部屋は黄色く変色し始めて、足からはノミさんこんにちは。 明後日の方向を見てみると、セルロイドのアイリーンお人形さんが僕の瞳を見つめているよ。僕もお返しにと思って、彼女の瞳を見つめ返したら、彼女の瞳の中に映っている、僕の瞳が見えて、ちょっと目を凝らして見ると、そのまた中に映る彼女の瞳が見えちゃった。やや恥ずかしくなってしまったので、視線を足を戻すと、今度は芋虫さんゴロゴロお昼寝中でした。今は昼だったのだと気付く。  昼夜の境目がパ

          ぴたぴた砂浜

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          2020.08.12 色褪せないでくださる?色褪せないで。 色彩を、警察に受け渡さないでください。 僕の色を返せ! なにも、つまらない。 文字通り、命をかけて僕に死というものの生々しさを伝えてくれた祖父。本当にありがとう。 でも、僕はこんなに輝かない人になってしまった。色彩がない。凝り固まった思考のせいかと疑うのは当然だけど、試した。 それでも、何もかもが機械仕掛けなロジカルモンスターにしか見えなくて僕は落胆してしまったよ。音階がない。 お風呂を楽しんだ者勝ち!なぜなら明日

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