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trip.trip.trip.

2020.08.12

色褪せないでくださる?色褪せないで。
色彩を、警察に受け渡さないでください。
僕の色を返せ!
なにも、つまらない。
文字通り、命をかけて僕に死というものの生々しさを伝えてくれた祖父。本当にありがとう。
でも、僕はこんなに輝かない人になってしまった。色彩がない。凝り固まった思考のせいかと疑うのは当然だけど、試した。
それでも、何もかもが機械仕掛けなロジカルモンスターにしか見えなくて僕は落胆してしまったよ。音階がない。
お風呂を楽しんだ者勝ち!なぜなら明日のケースバイケース。
いつも、こんなことばかりしてる訳では無い。たまに、思考のコンダクターが羅列をパージさせて、言葉の順列を理解不能のエキセントリックな配置に統治して倒置するのさ。
頭が、食われていた。
なにが本当で、なにが嘘なのか。
わからない。本当のことは、ね。
狂っているのさ、僕も君も。
そもそもそろばん。なにが狂ってバターケーキになっているのかという解説がなされていない。
これは大問題。
錦鯉は陸地をソーセージに見立てて、明日をサッカーボールに上を目指した。
トランポリンが君の腕を離れる時、また
レーシングカーも背中から離れる。
雲行きが怪しさを増すと、ついには窓が割れて
皆こたつで蜜柑を食べ始めた。
時計の足が北を刺せば、水は鬼を引き連れてごぼうを買いに来る。

不自然な言葉遊び。狂言語りの1人芝居。
閉じた遊び。おままごと。
配役整理のタコメーター。夕闇が雪を引き連れてこちらを手招きした。
嘘は嘘である。見抜ける人でなければ、私のトリックは見抜けない。
さぁ、君に挑戦状だ。
この文章にはある手法を用いた懐疑的な捜査が可能だ。君には、その極太フィストと丸太に乗っかったスイカに詰まっている黄土色の塊をもって紐解いて欲しい。

何回だって構わないよ。難解だからね。
これは例題さ。所謂、パターナリズムによる文章テンポの整地。通称、オヤジジャグリングである。両手をクロスして、考える人を演出して、
はぁ、どうぞ。


皆様、どうぞお初にお目にかかります。わたくし、こういうものです。と言い、あなたの目の前には『ニート』とデカデカ印字された、KOKUYO製の汚れた名刺が差し出されました。よく見ると、男は服を身につけてはいるが、至る所にほつれや傷が目立ち、まるで、身体の要所を隠しているのだから問題は無いのだろう、と本気で信じ込んでいるような出で立ち。更に輪をかけ、その瞳は一切の社会の凄みに臆することなく澄み切っており、全然そんな罪の意識の欠けらも無い視線を、あなたに向けてきたのです。

私が此度にしでかしました、愚かなる行動は、話として表現するなら上記のようなものになると思われます。本当に世間知らずで、どうしようもなく救いようもない人間。そんなモノが、医者の説法もなしに、独断で、睡眠薬を仕入れ、ひとりスマホをポチポチした結果、不出来な怪文が産まれ、それをまた後になって目にした私が、インターネットの広く広大な海に放流するという、文章の遺棄を行ったのです。

しかし、今の私はなんと清々しい気分だろうか。こんな気分は、私の浅い人生の中でも、そうはお目にかかれない類のものだ。実に気持ちが良い。


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