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1月のポップカルチャーのあれこれ

2019年に入って早々めちゃくちゃいい音楽や映画に出会えたり、各種フェスのラインアップが発表され始めたり、2019年も色々といいものに出会えそうな予感しかない毎日を過ごしています。さて、今月も見たり聴いたりした中で印象に残ったポップカルチャーを振り返っておきたいと思います。

音楽

今月リリースされた音源はかなり聴いた気がする。1月リリースの音源+レコード屋の福袋に入ってた音源(15枚)を聴く毎日を過ごしていた。

superorganismのサポートメンバーとしても活躍しているフランスのアーティストPi Ja Maの新譜が特によかった。宅録のようなクラフト感があるかわいい音が詰まったポップソングで力の抜けるような歌い方もまた良さのあるポップアルバムでした。

タワレコに行ったときに試聴機で聴いたNYで活動しているLawrenceは個人的どストライクアーティスト。ジャクソン5、スティーヴィー・ワンダーから続くモータウンサウンドを現代のポップソングとしてアップデートした兄弟。聴いてたら踊りだしそうなお洒落でノリのいい曲はライブで聴いてみたい。(と思ったら1月にブルーノート公演で初来日していた。。)
スカートの最新シングルも相変わらずのポップマエストロとしてのグッドミュージック。キーボードとパーカッションの音が曲全体をポップで爽やかにさせていてとても心地よい音楽。COMITIA時代から短期間で音源を発表しているあたり、日本のポップスミュージックを引っ張っていって欲しいなと思ってしまう。
結成25周年、4年振りの来日を控えるmineralの20年振りの新曲は、こういうのを求めていたんだよ。としか思えないほどよかった。(語彙力)

American Football、Vampire Weekend、オリジナル・ラヴ、ノーナ・リーヴスあたりの先行リリースを聴いている限り、新譜は良さそうな予感しかない。毎週、新しい曲がリリースされて音楽聴くのが楽しい。

ライブ

88risingの日本で初のショーケースイベントは、ヒップホップを中心としたアジアシーンの音楽が世界に羽ばたいていく瞬間を見させてもらった日だった。KOHHのMCで日本人だけじゃなくアジアを中心とした外国人が湧き、HigherBrothersやRich Brian、August 08で逆のことが沸き起こる。今回のライブを見ていて表現においての言語は英語である必要はないのかなと思ったりもした。こういったシーンに日本人のアーティストも続いていって欲しいし、日本も88risingのような人たちがいるべきだと思ったりもした。

映画

どちらも現在公開中の映画。
2019年最初に見た映画は「アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング」。自分に自信が持てない主人公が、勘違いから超ポジティブに前向きになり、人生が好転していくコメディ映画であり、仕事映画。女性にウケがいいようですが、自分に自信の持てない人なら共感し、最後には涙を流してしまうのではないだろうかと思う映画でした。(自分は泣いた)
勘違いからポジティブになる主人公は笑えるシーンが多いのですが、見ているうちに大事なのは、他人の目を気にせず、ありのままの自分を受け入れて、前向きに自信を持っていくことだなと気づかされました。

もう1本紹介しておきたいのがインド映画の「バジュランギおじさんと、小さな迷子」。本当に素敵な映画で、上映館数が少ないのがもったいない。障がいで言葉が話せない少女がパキスタンからインドのイスラム寺院にお参りにやってきた帰りの電車で降りてしまい母親とはぐれインドで迷子になってしまう、インドで出会った青年が紆余曲折あり少女をパキスタンまで送りとどけるロードムービー。
インドとパキスタンの人たちが平和を望んでいるように感じられた映画。宗教も国も違うし、過去に起きた出来事から憎しみは生まれているかもしれないが、真っ直ぐな正直な気持ちが愛を生み人を動かしていけるのではないかなと感じた。最後は号泣。こういうのは、沢山の人に見られるべきだと個人的には思っています。

マンガ

ここ最近で面白いなと思ったのは「パンダ探偵社」
ふたりの探偵バディもので変身病に関する依頼の調査をする物語。身体が徐々に動植物に変化していきやがて人格が失われる不治の病である変身病。変身病を患ってしまった人たちは、人格が失われていくことの心情を繊細に描かれていながら、探偵の主人公のひとりもまた変身病で最後は「ジャイアントパンダ」になってしまう。依頼された変身病患者の最後を見たときに変身病の主人公が感じる心情には絶望と恐怖を感じてしまった。

その他

初めてレコード屋の福袋を購入した。福袋を購入した理由は、2つあって、ひとつは、ここ1〜2年レコードショップに行く時間が減ったことで、もうひとつはTwitterのタイムラインやSpotify、Youtubeの試聴リストからのレコメンドがどうしても似たような情報ばかりで新しい音楽を得られなくなってしまったこと。
なので、旧譜でもいいので新しい音楽を得るためにいつもお世話になっているふたつのレコード屋のレーベル福袋を購入した。これが大正解。気になっていたけど聴いてなかった音楽や全く聴いたことのない音楽に出会えて1月はリリースアルバムとともに福袋の旧譜を聴いた。(この話題については別のnoteで書いておきたい)

1月はこんな感じでした。2月は、アジアのインディーシーンについて書く全く需要のなさそうな記事と福袋のことについて書きたいなと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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