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本屋「となりまち書店」を始めます。

今年は本屋を始めようと思います。

…と言っても、お店ではなく、本棚の一角をお借りして始める小さな本屋。西日暮里スクランブルという複合施設内にある「西日暮里BOOK APARTMENT」という場所。ここでは、本棚を借りて個人で本屋を出店することができます。

なぜ本屋を始めようと思ったのか、「西日暮里BOOK APARTMENT」を知ったのと同じ時期に、最寄駅にあった比較的大きな書店が閉店。最寄駅にはまだ本屋はありますが、中型規模の本屋が自分の住んでいる街からなくなるのは個人的には衝撃的なニュースでした。

今まで住んできた場所には当たり前のように本屋があって、帰り道や休日にふらっと寄り、あてもなく店内を歩いて本を物色する時間が好きでした。気になっていた書籍やマンガ、表紙やタイトルで面白そうな本、映画や音楽にまつわる書籍を見つけることが気軽にできなくなってしまう時がとうとう来たか…と思いました。

本屋さんの数は今後も年々減少していく。ニュースでは見ていたけれど、自分の住んでいる街から本屋が無くなることでようやく自分ゴト化した気がしました。最寄駅から本屋が無くなることで起きる変化は、おそらく本屋って無くてもそんなに不便じゃないよね。Amazonで済んじゃうからな。ということでしょうか。

確かにそうだと思います。ただ、個人的には、検索して自分が欲しい本だけを買うだけじゃなく、先に書いたようにふらっと入ったときに偶然見つけた面白そうな本との出会いが大切なことだと思います。

最寄駅の本屋が閉店したタイミングで「西日暮里BOOK APARTMENT」見つけました。自分が本屋をやることで、小さいことかもしれないけれど、少しは自分が本屋で受けてきた感覚をお返しできるのではないか、そういう思いからまずは本屋を始めることにしました。やりたいことはたくさんあるけれど本屋という活動を通して、本との出会いを届ける。

まずは自分が読んで面白かった本を置くことから始めていきますが、ゆくゆくは本の仕入れをして販売ということもしてみたいと思っています。音楽や映画も好きなので、書店では他のカルチャーの紹介する場も作っていこうと模索中です。

「となりまち書店」は、2020年4月から始めていきます。noteマガジンでは、本棚においてある本の紹介を中心に発信していく予定です。よろしくお願いいたします。


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