『人生において実らせる果実は限りがある』
皆さん、こんにちは。
スモールジム『Sweet Fitness』代表トレーナーの佐藤です。
“負のスパイラル”は自己がつくり出した“考え方”であると知った今日この頃です。
このnoteでは『30代で脱サラして自分のジムを持って自由な人生を歩みたい方』に向けて、良い刺激になるようなことを目指して書いています。
・脱サラを目指している方
・起業する意欲がある方
・フィットネスに興味がある方
上記に該当する方はぜひお読み進めていただけると幸いです。
『30代で自分のジムをつくろう！』というテーマで、週1回（毎週月曜日予定）の配信をしています。
月曜日の定期配信以外は、簡易的に新聞記事にあるトレンドや偉人の考え、本からの学びを抜粋して共有していく予定です。
今回は取り上げるのは「確率思考 不確かな未来から利益を生みだす（アニー・デューク：著）」です。
「人生はチェスではなく、ポーカーだ」
本書内第１章でのタイトルです。
本書はタイトルの通り“思考”に関する本です。
何故、著者は人生が“チェス”ではなく“ポーカー”と捉えているかといえば、以下の考えがあるからです。
「私たちの人生を決定づける２つの要素を認識する必要があるーつまり、意思決定の質と、運の存在である。この２つの違いを認識することこそ、賭け型思考のすべてである。」
私自身も中学3年時の部活動で、“囲碁・将棋”部に属していた事があり、“チェス”に似た思考回路は、よく理解出来ます。
囲碁でいえば、物事を有利に進めていく上で、必要な考え方（常識）として、“布石や定石”といったものがあります。
将棋でも、“定跡”は存在しますし、駒組といった様々な戦法もあります。
本書内の言葉を引用するとしたら、「（チェスは）はっきりとした決まりのある計算式」です。
つまりは、チェス（囲碁・将棋）には“運”の要素がなく、“隠された情報”もありません。
両プレーヤーの盤上のすべての駒が見ている状態で、駒はランダムに消えたり、現れたりしませんし、突然別の位置に移動することもありませんよね。
この事から、チェス（囲碁・将棋）は人生の意思決定のモデルとしは相応しくないと、著者は書いています。
私たち人間の世界では、仕事、貯蓄と消費、健康のための行動やライフスタイルの選択、子育て、人間関係などについての不確実性、リスク、欺瞞がつきまとうものです。
これに対して、“ポーカー”は「不完全情報」のゲームです。
不確実な条件のもとに意思決定を行うゲームで、あらゆる結果に“運”の要素が絡みます。
本書では、例えとして、交通ルールを取り上げて以下のように表現しています。
「人生がチェスのようだったら、信号を無視するたびに必ず事故に遭ったり、少なくとも違反切符を切られたりする。しかし、ポーカーのようであれば、信号無視しても無事に交差点を抜けられたり、すべての交通規制に従っても事故に遭ったりする。」
これらから何が伝えたいかというと、“意思決定力”を上げたいのなら結果から学ばなければならない点です。
もっといえば、「結果をつくっている思考（過程）」が重要でしょう。
物事は“因果”です。しかし、「人生」においては、天候という名の“運”（不確実性）もありますので、実らない果実（努力や過程）も出てきます。
その前提を踏まえた上で、「自分がどんな果実を実らせたいのか？」を真剣に考え抜く必要があるのはないでしょうか。
何故なら“人生において実らせる果実は限りがあるから”です。
温室で安定的に育てたどこにでもありそうな“果実”と、厳しい環境下で育てる“世界に一つだけの果実”なら、どちらに“価値”を感じるでしょうか。
という事で、今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、『自分のジムを持って自由な人生を歩みたい方』に向けて刺激になることを書いていきたいと思います。良ければ、また読みに来てくださね♪
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