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『ママ、なんで僕が好きなの?』という質問への正答。もしくは、この親馬鹿に名前を付けるとしたら『幸せ』としよう

小学生になる前くらいまでの子どもにただ一つだけ、毎日伝えた方がいいことがあると思っている。それは子どもに対して、無条件で「大好きだよ」と言うことだ。この「無条件で大好きだよ」は、実は我が家では毎日のように飛び交うフレーズで、ある意味では家族の愛情バトルの切り札になっている。


我が家では毎日「大好き対決」をやっていました。「ママは◯◯くんが大好き!」「パパは△△ちゃんが大好き!」と、愛情表現のゲームが始まると、子どもたちはキラキラした目で喜んでいました。その笑顔を見ると、親としてこれ以上の幸せはないと感じる瞬間でした。

しかし、ある日突然、長男が「でも、ママ、なんで僕が好きなの?」と一見無邪気な質問を投げかけてきました。私は少し驚いて、そして思わず彼に向かって「だって、○○がとってもかわいいからよ」と答えてしまいました。すると長男は納得した様子で「そっかー」と言って、そのまま遊びに戻っていきました。

しかし、その後に私が考えたのは、それが本当に正しい答えだったのか、ということ。なぜなら、「○○がかわいいから好き」だと言ったら、「かわいくなくなったら好きじゃなくなるの?」と思うかもしれない。これは私たち親が子どもに伝えたい「無条件の愛」からは少し遠い、と感じたからです。

だから、その夜、寝る前に長男に「ママが君を好きな理由は、○○が○○だからよ。何もしなくても、何も変わらなくても、○○はママの大好きな息子だよ」と伝えました。長男は大きな目を丸くして「えっ、ほんとうに?」と驚いた顔をしていましたが、その後にほっとした笑顔を見せてくれました。

子どもたちが小さい頃から我々親が「大好きだよ」と伝えることの大切さは、このようなエピソードを通じて更に深く理解することができました。親としては「いつも大好きだよ」と言ってるから、子どもたちは理解しているでしょう。でも、子どもたちにとっての「いつも」は、大人たちが想像する以上に短い時間なのかもしれません。

それからというもの、我が家では「大好き対決」は続いています。しかしその一方で、子どもたちが何もしなくても、何も変わらなくても、親たちが彼らを無条件に愛していることを、毎日伝えるようになりました。子どもたちもこれには少しびっくりした様子でしたが、徐々にそのメッセージが彼らに響いていることを感じるようになりました。

そして我々親としては、「◯◯できて偉かったね」、「◯◯したから偉い」などと褒めることももちろん大切です。でもそれ以上に、無条件で子どものことを「大好きだよ」と毎日言ってあげることの重要性を感じています。

そう、私たちは毎日、「君が君でいることが大好きだよ」と子どもたちに伝えています。無条件の愛という自分の気持ちが、子どもたちに伝わればいいなと毎日思って子育てをしています。それが、私たちが子どもに毎日伝えたいただ一つだけのことです。

ママより


私が思うに、パパとして最も大切な仕事は、毎日子供たちに「大好きだよ」と伝えることだ。というのも、我が家には、なんというか、一種独特の愛情表現のルーチンがあって、その名も「大好き対決」。聞くだけで、どこか競争的な要素を感じるだろうが、実際には愛情を表現するためのバトルだ。

このバトルは一見、単純なもので、母親が「ママは◯◯ちゃんが大好き!」、私が「パパは△△くんが大好き!」と、子供たちを中心に繰り広げられる。こうした言葉を毎日聞いて育つ子供たちは幸せだろうと自負している。

しかし、内心ではこの「大好き対決」には、少々辟易しつつも、その意義を理解し、暖かく見守っている。なぜなら、これが子供たちにとって、愛情を感じ、安心できる時間であり、それが我が家の伝統となっているからだ。

我が家の「大好き対決」のエピソードの一つを思い出す。ある日、私が仕事から帰ってくると、長女が私に駆け寄ってきて、「パパ、私が一番大好き?」と聞いてきた。私は笑みを浮かべながら、「○○が一番大好きだよ」と答えた。その答えに満足した娘はニコニコとママの方へ走って行き、「ママ、パパは私が一番大好きって!」と得意げに伝えた。

それを聞いたママは、「えー、パパはママのことが一番好きだよね?」と冗談めかして返した。それからまた一悶着の「大好き対決」が始まったのだ。

日々このようなバトルが続いているが、子供たちにとっては、私たちの愛情を確認する大切な時間であり、それが彼らの安心感に繋がっていると信じている。

「大好き対決」は辟易することもあるが、それ以上に、子供たちの笑顔と安心感を得ることができるからこそ、私は暖かくそれを見守り続ける。

私たちが子供に毎日伝えるべきただ一つだけのこと、それは「大好きだよ」という言葉だ。その言葉は子供たちを強くし、家庭を豊かにする。だからこそ、私たちは毎日、この言葉を子供たちに伝え続けるのだ。

無条件の愛という自分の気持ちが、子供たちに伝わればいいなと、私たちは毎日、この「大好き対決」を繰り返している。それは時には疲れるものだが、その全てが、子供たちの笑顔と安心感のためなのだから、これを幸せと呼ぶことにしよう。

パパより


以上、今日のポエムでした。

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