最近の「ジャイアンツ」のSNSで発信される情報が最強すぎて震えている。
こんにちは。佐藤奨(さとうつとむ)です。
最近のスポーツチームのSNSを見ていて、「読売ジャイアンツ」ヤバい、最強と思ったので、本日は、その辺りを書きます。
最近のジャイアンツのSNSが最強な理由
最近のジャイアンツのSNSで発信される情報が最強すぎて震えている。もう、これで、過去のレジェンドとかも含めた高い品質のコンテンツまでSNSで流しはじめたら、同じ土俵で勝てるチームは存在しなそうです。ジャイアンツがより人気になるようにフィットしてきた。まだ、ジャイアンツのYoutubeは伸び代ありまくりに見えますけどね。
ここで言うSNS情報とは、何を指しているのか。2つご紹介します。
今季で引退を発表した阿部慎之助捕手の、最後のスタメンマスクをかぶるところまでを抑えた映像をSNSで発信。はい。最強です。
そして、こちらは、ジャイアンツが今年、優勝を決める瞬間を、宮國選手が装着したカメラで抑え、原監督を胴上げするまでの動画です。はい。最強。
もう、すごいですよ。いいねの数が、数万件つく理由も分かりますよね。
ファンが、これ見たい!!っていうところをしっかり抑えているのです。
というか、これまでのジャイアンツのイメージを覆しつつあるとも言えますよね。今のジャイアンツは、SNSを駆使して、こういうことやってくるのか、と。ズルいしすごいですよ。
ジャイアンツが、もしこれやったらもっと最強になる
個人的には、松井秀喜選手が好きで、在籍時代は毎日のようにジャイアンツ戦見てました。もしその時代の選手がたまにタイムラインに流れてきたらワクワクしますし、見たいです。私みたいな、今は、さほどファンではなくなった人も過去に「接点」は持っていた人が多いはずなので、SNSで呼び起こせばいいのに、と思ってます。
ジャイアンツは最強のコンテンツホルダー
いずれにしても、すでに全国一の人気チームのSNSが最強になってきているので、敵うチームが出てこないのじゃないかと思います。本当にすごいです。テレビ生中継が減る前にテレビを見ていた世代なら、幅広く「接点」を持っているはずなので、ジャイアンツは、過去まで遡っても最強なコンテンツホルダーですよ。なぜなら、全国民が接点を持ってるコンテンツを保有してます。
ジャイアンツのSNSを見て感じることは、SNSは、ファンを「創出する」場所じゃないんだなー。と、つくづく思います。もともといるファンをそこ(SNS)に集める役割です。ファンが居場所になるところがSNSの一番の役割、と感じます。ファンの創出(増加)は、そもそものコンテンツの方であり、SNSはファンのオンライン上の溜まり場が役割だなと感じます。
「文脈」をきっちり理解したコンテンツは最強
なので、そこに集まったファンの中ある「文脈」をきっちり理解し、ふまえられたコンテンツがとても好まれる。文脈なく、そもそもコンテンツのファンもいないアカウントは、フォローされないし無視されるわけです。だからこそ、ジャイアンツみたいな全国的にファンを持つチームが、これらファンの文脈を分かってSNSを運用してきたら、もう最強なのですよ。
つまり、先ほどのような、阿部慎之助捕手の最後のスタメンマスクの最後のプロテクターを装着する瞬間なんて、ファンからしたら、もう、よだれがでる瞬間じゃないですか。そういう文脈を分かって、ちゃんと抑えてるのがニクいですよ。もーニクい。
ジャイアンツにとって「SNS」はファンを創出する場所じゃない
ちなみに、SNSはファンを「創出する」場所じゃない、と書きましたが、前言を撤回するようですが、創出”も”される場所ではあると思います。ただ、ジャイアンツを主語とした場合は、SNSは補完で良い。テレビ中継も4大媒体からのニュースの接点があり、試合でも数万人が毎試合入る。そういうチームなら、SNSは補完する場所にできます。
一方でマイナー競技はそれが当てはまらない
私が関与するような、テレビ中継にも、ニュースにもなりにくいマイナー競技だと、そもそも「接点」の創出をするハードルがとても高いですし、中継するコストもなければPRに予算もかけにくい。じゃ、どうするの?というとSNSの活用もかなり力いれてやる必要がある。戦略にもよると思いますが、SNS大事です。
語弊なくいえば、マイナー団体にとってSNS大事というのは消去法的な意味合いからです。実際、テレビ中継や、ニュースに取り上げられることの方がとても影響力があります。でも、実際はコスト的にも実現性低めなので、SNSほど低コストでやれるPR施策がないのです。同じレベルで代替効くことがないから、という消去法でSNSが有効なのです。
SNSが有効というのは、お金をかけずできることがある、という意味からですね。でもきっちりお金をかけたSNSでのプロモーションもあるので、そこは履き違えないでくださいね。SNSだから「安い」という意味じゃなく、SNSは予算をあまりかけずに「できる範囲が広い」という捉え方をしていただけたらと思います。
ジャイアンツと同等レベルの認知と記憶の獲得は無理
もう少し、ジャイアンツのことを書きますと、ジャイアンツとは、すでに、多くの認知と、多くの国民の記憶を持っています。全国民レベルで知ってる「接点」をたくさん保有しています。
これ、もしこれを、広告予算をかけて、そこの認知をゼロから獲得するとした場合、もう無理です。というのは、スポーツ界隈で絶対にその予算出せないのです。その認知を得るために、数百億の予算じゃ効かないはずなのですよ。
その数百億とかの予算を出せるチームは、残念ながら、日本には存在しません。こういうどこにも真似できない資源を持っているジャイアンツのようなチームが、SNSで有効な使い方をしてくるわけです。もう、私は震えていますよ。すごいことなのです。
今回のまとめ
まとめますと・・・
ジャイアンツのような、大勢との「接点」を持っているコンテンツホルダーの組織は、ファンの中に存在している文脈を理解して、コンテンツを作成してSNSに流すことで、最強のSNSになる、ということ。
ジャイアンツのように、テレビ中継も4大媒体からのニュースの接点があり、試合でも数万人が毎試合入るようなチームの場合は、SNSはファンを「創出する」場所じゃなく、SNSは補完で良い。つまり、もともといるファンをそこに集める役割。ファンが居場所になるところがSNSの一番の役割である。
一方で、大勢との接点もなく、中継するコストもなければPRに予算もかけにくいようなマイナーな組織の場合は、他の戦略戦術を取りにくいので、SNSの中でファンの創出をがんばることが効果的。
最近の「ジャイアンツ」のSNSで発信される情報が最強すぎて震えている、という話と、今ある立場、立ち位置によって、SNSの活用方法は異なってきます、という話でした。
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