断念力

諦める、ということ。

やはり、こころも身体も想像以上に疲れていたようだ。

最近、どうしても気力だけでは無理だということを痛感している。
仕事することも、出社すること自体も。

「(会社に)行かなきゃ」
「(仕事)やらなきゃ」
という気持ちは、勿論ある。
その気持ちは、とても強くある。

けれど、前日から準備していても…朝、家から出られなくなる時がある。

起きてから、着替えることさえできなくなる。
気分が落ち込み、泣くこともある。

仕事に行くことは、苦じゃない。
仕事自体、楽しいのに。
にも関わらず、家から出られなくなる。

仕事をしだした時は、気力だけで何とか出社していた。
出社してしまえば、会社モードになって、全力投球でやり切る。

それが、楽しかった。
きっと、当時は過剰にアドレナリンが出ていたのかもしれない。

少しだけ慣れてきたけれど、色んなものごとが全く安定しない、混乱な状態の今。

正直、気力だけではどうにもならない。
逃げたくなることが増えた。

最近は、本当に良くないのだろうけれど、自分の起床時の身体とこころの状態を見極めて出社できるかを判断することにしている。

なにか、それを端的な言葉で表せないか？と思った。
それが、【断念力】だった。

断念、という言葉はマイナスなイメージがあるように思う。
言い換えると、【諦める】ということになるだろうから。

けれど、潔く断念することで、休むことができる。
そして、また、ゆっくり復活していけばいい。
明日は明日で、また、身体とこころの声に耳を傾けよう。

きっと、頑張り過ぎた波が押し寄せて、今は休む時だとわたしの全てで教えてくれているのだから。

わたしが、今以上に最悪な状態、状況に陥らない為に必要な力━━━━。
それが、【断念力】。