表情管理と感情労働

アイドルって凄いよね。


表情管理の最たる職業は、アイドルだなと思う。

疲れていても、笑顔。
イライラしていても、笑顔。
こんな奴にファンサなんかしたくないと腹の底で思っていても、笑顔。

自分の感情を押し殺して、ヲタクに笑顔を振りまき、夢を売る。

そう考えると、アイドルって本当に凄い職業だと思う。

アイドルって、肉体労働もあるだろうし、感情労働も求められる職業なのかもしれない。

わたしは、接客業の仕事をしていた経験がある。
接客業をしていて思ったことは、どんな客にも笑顔で対応しないとならないということだった。

それも、ある意味表情管理が必要だし、感情労働も少しは必要なのかもしれない。

医療従事者や、福祉関係者なんかも感情労働を強いられるということは薄々気付いている。
そして、表情管理も併せて必要だろう。

実際に、

「単なる仕事なら、こんなに感情労働をはたらかせなくていい。」

と言われたこともある。
その時、わたしはこの人に相当我慢させているということを感じた。

(いや、単なる仕事で良いんじゃない?)
(こんなわたしに我慢しなくていいんだよ?)
(どうでもいいやつに我慢したって、何の意味もないよ?)
(もう傷付いてるんだから、変に我慢しなくてもどうでもいいよ…傷は深まってるんだから)
(いや、そもそも拒絶してましたよね?笑)


とも感じた。
それでも、それは、立場や状況でそうせざるを得なかったのだと思う。

こういう人たちを、わたしは見習わなきゃなと思っている。

感情的なものは、どうしようもないかもしれない。
わたしは、元々とにかく自分さえ我慢すればいいと我慢し続けて爆発するタイプだから。

けれど、我慢ができるのなら、表情管理は鍛えればきっとできるはず。

実際、わたしの怒りが溜まっていたことを見抜けていなかった人がいた。
わたしが常にイライラしていること、元々は短気であることを伝えたら驚かれたこともある。

ならば、もっともっと表情管理を鍛えれば、人にバレないのかもしれない。


独りでこの世と戦うには、表情管理が必要。
常にポーカーフェイスで、相手の話を聞かないスキルも必要なのかもしれない。
笑えなくなった今だからこそ、ポーカーフェイスの訓練をしたら良い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?