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お菓子の箱の中

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しまっておく。 ほかのひとの。
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2018年3月の記事一覧

部屋から

部屋から

今月末、一泊二日の旅へ行きます。
そのために今、テスト勉強を頑張っている。

先日卒業式で、可愛がってくれた先輩たちとハグして別れを惜しんだ。
卒業式は嫌いです
大好きな先輩たちはみんな卒業してしまって、ついに私たちが一番上。

彼らのように仲良く、優しくいたい。

卒業式の後、淋しい淋しいと言いながらバンドの子達とサイゼリヤに行った。
「今度のミーティングでバンド兼任可にして、まだライブに出れて

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自分が薄まってゆく

自分が薄まってゆく

歳を重ねることは

何かを積み上げる作業に見えるけれど

じつは

自分を薄める作業かもしれない。

きみのこと

「価値観が違う人」なんて分類したら

なんだか安臭くて

趣が無いけれど、

価値観が違う人。

たとえば

年齢のうんと離れた友達

学歴が遠く及ばない友達

言葉がほとんど通じない友達

私の嫌いな女を「好きだ」という友達。

そういう異文化の友達と仲良くしてると

自分が拡張さ

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好きなものは誰かに伝えたくなる

好きなものは誰かに伝えたくなる

昼間の電車が好きだ。

まばらな乗客に、あたたかな日差しが差し込む車内。ほんのりとあたたまったイスに、心なしか間延びした車掌のアナウンス。こんな平和な空間にいると、ここだけ別の時間軸で進んでいるのではと、疑いたくなる。

車内は、やさしい時間がゆったりと流れ、じんわりとこもる、あたたかさが乗客の眠気をエスコートしていた。

ぼくがうつらうつらしていると、電車は駅に止まり、小さな男の子が母親と手をつ

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