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最初で最後の戦い

私は人生で、受験勉強をしたことがなかった。だから今回の就職活動は、子供のうちに経験できる最初で最後の戦いであった。

そしてきっと、このnoteで就活の話をすることはもうないだろう。だからこそ、最後にこのnoteで思いの丈を綴ろうと思う。


・・・得意なことか、やりたいことか

私は就職活動を始める時、自分がやりたいことではなくて、得意なことを選択して業界を見る必要があると考えていた。
大人に聞いても「やりたいことよりも得意なことを選択するべき」と全員が口を揃えて言うから尚更だ。

結局色々自己分析等も通して、人材業界を見始めた。
誰よりも周りの心情の変化に気づくのが早い自信もあったし、利他の精神も他の人より強く持っていた気がしたから。
その時まではベストな選択をしているなって思っていた。


ただ、

それが本当にやりたいことなのかと心に手を当てて聞いた時。

月曜日に出勤したくなるのかなと疑った時。

転職することになったら、セカンドキャリアはファーストキャリアで決まると言われている時代。(=転職先も人材業界になる確率が高い)


得意なことを追求するよりも、自分がやりたいことを思う存分できた方が、せっかくのファーストキャリアを楽しく、幸せそうに働けている気がした。




だから私は広告業界に行くことを決断した。


今まで動画編集とか、商品企画、パワーポイントを作ることも含め、クリエイティブなことを考えることは好きだけど、アイデアマンでもないし、センスもないから挫折しかけることが多かった。


だから広告業界に行くことは憧れであって、私が行くべき場所ではないと感じていた。

でも、行きたかった企業から内定を掴み取り、広告業界の1人として働くことになった今、社会人になることがとても楽しみだ。

大変なこともたくさんあるだろうし、辛いことも嫌なこともあるだろう。やりたいと思っていることができないかもしれない。

でも、決断したこの道で辛いことが待ち受けていても、この選択を正解にする必要がある。自分自身の力で。

頑張るぞー!


・・・自分を大切に、友達をもっと大切に

私は一つのことに専念すると、それ以外のことはどうでも良くなってしまう性格で、就活に力を入れていた時は、自分の体調なんて後回し。バイトも契約時間守らず週一。朝7時半に起きて、夜3時に寝る生活。時期よっては1週間一歩も外にでないこともあった。人付き合いも最悪だ。

今思うと何かに操られてたのかなってくらい就活のことしか頭になかった。

よく、「自分のペースでやる方がいいよ」とか、「人は人、よそはよそ」みたいに言われるけど私はそれは逃げだと感じてて、少ない枠の中で勝ち残りたいのであれば、他の就活生はライバルだし、入社していない企業のことも無理してでも好きになる必要があるのかなと当時は感じてしまっていた。

だから自分の就活話をしたら、ガチすぎて引かれる気がしてたし、人の就活話を聞くことも怖かった。結局、周りにほとんど話せずに終わって、2人くらいにしか相談できなかった。

でも私にとってこの2人はかけがえのない存在だった。

常に自分のペースで自分の意志を持って取り組んでる姿がかっこよかったし、私にはない考えもたくさん持っていた。

私が辛そうな時はたくさん心配もしてくれて、話もたくさん聞いてくれた。

何よりも2人がすごいなと感じるのは、私がAの話をしたら共感もしてくれるしBの提案もしてくれる。
2人とも人材業界を見てたからっていうのもあるかもしれないが、同じ業界を見ていた2人だからこそ素敵なアドバイスを沢山もらえた。刺激も受けた。

この場を借りて本当にありがとう。


自分自身も大切にするべきだけど、友達はもっと大切にしたいと感じた期間だった。



・・・ご縁ではなく努力

「ご縁」って言葉は都合がいいだけであって、就活にご縁はそこまでないなって思う。こじつけ感あって正直嫌い。

「ご縁」があるのは「努力」したからであって、努力してない人にご縁なんて訪れない。


だって、ご縁を掴み取るには、説明会に行き、ESを書き、動画選考で印象に残る話をして、webテスト合格して、グルディス受けて、一次面接で自分のことを沢山話して、二次面接で企業への志望理由や将来について話して、三次面接や最終面接で御社に行きたいです。と全てにおいて一貫性を持って話す必要がある。

こんなに大変なのにどうしてご縁って言葉で片付けられるのだろう。

だから私は、内定が出た企業はご縁ではなく努力した結果だと思うし、ご縁のない人は努力しなかった結果だと思う

だからこそ、24卒やこれから就活を迎える人に伝えたいことは、「やらない後悔よりやる後悔」をするべきということ。

やったからこそ、自分の至らぬ点も、素敵な点もわかるし、必ず結果に結びつくから。



・・・最後は直感を信じてみた

まだ人材業界を受けていた時のお話。

G社の最終面接前に、人事の方と面談があった。
そこで聞かれたのは「今受けてる会社全部から内定貰えたら何で決めるの?」だった。

大体どこの会社からも聞かれる質問だけど、この日の私はなんか違った。
「勘です。」私はこう答えた。でも本音でもあった。(多分そこまで行きたい会社じゃなかったからこそ、本音を話せたのかもしれない^_^)

でもこの返答を人事は許してくれるわけがなかった。
勘で決められるなんて溜まったもんじゃないって40分の説教タイムが始まった。


一方で、来春から就社予定のD社は、内定を貰った後の面談を通して「行く会社は何で決めようと思ってるの〜?」って聞かれた。

私は勘と言いたかったけど、行きたかった会社だけに否定されるのが怖く、「働いている人で決めます」って答えた。

そしたら人事は私にこう言ったのだ。
「たしかに人は大切だよね。でも最後は自分の直感を信じてね。それでうちを選んでくれれば嬉しいなぁ」

就活で初めて直感で選んでいいと言われたのが就社予定の企業だった。

その時はびっくりしたけど、なぜか心から嬉しかった。
だから私は直感でこの企業に行くことにした。

直感だったものを正解にさせれるように頑張ろうとつくづく感じる。


・・・ありがとう

最後に就活はあっという間で楽しい期間だったなと思う。
後半はありえないくらい辛かったけど、今振り返れば、いろんな大人と話して、いろんな企業を知って、不思議な期間だった。

自己分析をして自分を知ったとは思うけど、まだまだ知らないこともあると思うし、働き始めたら性格も変わるかもしれない。

でも春からはこの努力と直感を無駄にせず、自分の選択を正解にしていきたい。

とりあえず、、お疲れ様自分!!




おわり🌿

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