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【知りたい3次元】" 自我の取説 "

" 自我 " とは何者か??


自我とは 何者なのか?



人生を進めるとき、また自分自身を変化させる時に

『一番抵抗を示すもの』


それが " 自我(エゴ・脳)" になります。



だからこそ、そんな自我と仲良くなることを知ることで

人生はどんどんと前に進んでいき、自分自身はどんどんと

望む変化を起こすことができるようになります。



自我を愛し、自我の取扱に慣れることで

人生がもう1段階ステージをあげていく。



そのための " 自我の取説 " を紹介しようと思います。



『自我の正体』


自我の正体


自我(エゴ)とは、 " 認識によって作られた自分自身 " のことになります。



ぼくたちは誰でも、

生まれた瞬間から『認識』を持っているわけではありません。



言葉を覚える前の世界、生まれたばかりの世界では、

人はだれしも " 自我 " を持っていません。



◯ 自我を持っていないとはどういう状態か??


『すべてが1つである状態』


ワンネスや全体意識、つながりといった世界。



つまり、自分と他を区別することがない世界になります。



これは自分とすべてのものが融合している世界で、

例えば、赤ちゃんの時に


リビングのテーブルと椅子の区別もなく、それらが別々の個体であるとすら思っていない状態のことをいいます。



例えば、空を見上げて、青い空に白い雲、まばゆい太陽が存在していても、

それらが別々の存在ではなくて「1枚の絵」のように

すべてが繋がっている状態。



それが " 自我のない世界 " になります。




世界から「分離した存在」


世界と 分離


自我とは何か?と言われれば


 " この世界から分離した存在 " であると言えます。



『全体』という1つから分離して

「個の認識が生まれる時」

自我が芽生えます。



自分という1人の存在がこの世界に誕生した瞬間、

ぼくたちは「自我の世界」を生き始めます。



例えば、「たかおくん」という名前。

男であること。身体的な特徴。性格(性質)。声の音。


そうやって、すべてが1つであった世界から、


どんどんと『自分という認識』を持ち始めて

1つから「個」へと分離を起こしていきます。



だから、成長するにつれて " 他との違い " を認識し

これが『自分なんだ!』というものを自分で見つけていきます。


そうやって、分離を繰り返すことで


他とは違う「自分」を確立して

立派な個を手に入れていきます。



すべてが繋がっていた時から分離して手に入れた「自分」



それこそが " 自我 (自分である)" になります。




自我は、役割をまっとうする。


自我の役割 _恐れ_



◯ 自我は基本的に 『恐れ』 を持っています。


では、何に恐れているのか??


それは、自分という存在が消滅してしまうこと!



つまり、 " 自我が消えてしまうこと " を

とにかく恐れます。



それは『死』を意味するからですね。



自分という存在が消えてしまうかもしれない・・・


だから、自我は「恐れ」を持っています。



そして、この恐れが生み出すものがあります。


それが【執着】です。



自分であるためには、自分であるための要素がないと

自我は不安になってしまいます。


だから、自分であること(自分のパターンや習慣)に

執着します。



人間って、基本的には変化を好みませんよね?


同じような考え方をして、

同じような行動をして、

同じような日々(ルーティーン)を過ごします。



それは、自我の執着「恐れ」が

無意識に根づいているからになります。



でも、それこそが " 自我の役割 " になります。



自我は自分という存在が消えてしまうことを恐れるからこそ、

自分であるために、ただ自我の役割をまっとうします。



この世界から分離して『自分』を手に入れたのに

どこに向かうかもわからない、どんな変化をするのかも分からない、

もしかしたら自分ではなくなってしまうかも分からない・・・


そして自我が消滅してしまうかも分からないからこそ


自分に執着をします。



自分が変わらなければ、今まで通りにそのままでいられますからね。



だから、人はなかなか『変化』をしませんよね??



どれだけ嫌だと思っていても、

どれだけ合っていないと思っていても、

どれだけつまらないと知っていても、


今までの延長線を歩もうとします。



それが悪いことなのではなくて、それこそが自我の役割であり、

自我の性質であることを知ってあげることです。


そこから自己改革はスタートしていきます。




自我を愛し、自我を手放す


愛して 手放す


本当はどんな変化を起こしても、

自我が消えることはありません。



「変化した新しい自分」の中でまた、

『これが自分だ!』というものを勝手に見つけるからです。


だから、本当は何も変わることはありません。



でも、そのことを体験していない自我は

(何度体験していても)

常に『恐れ』を持ってしまいます。



もう、これは性質なので、仕方のないことになります。



なので、【自我の取扱】を覚えていくことが大事になってきます。



大丈夫だよ!

どんなに変わっても、自分は自分だよ!


そういって " 自我を愛する " ことですね。



そして、自我が抱える恐れを手放してあげてください。



すぐに慣れるよ!

新しいものを見つけるよ!って感じで



自我に『ありがとう』を伝えて

手放してあげてください。



自我が大切にするもの(過去、記憶、パターン)は

 " 今までの自分には必要だったからこそ " 


「自我が握りしめているもの」

「執着しているもの」になります。



今までの自分には、それが無ければなくては

なりませんでした。


だから自我が大切に大切に

握りしめてくれていたもの。



でも、あなたが次へと進もうとする時には、それらは必要ではなくなるかもしれません。



あなたが今、次に進もうとすることには

明確な『理由』が存在します。



この世界は常に「移ろう」「変わっていく」が原則になります。



宇宙のただ唯一の法則は

【破壊と再生】だけです。



たった1つのこの絶対的な法則が

宇宙の根本のルールになっています。



だから、あなたが変化を起こそうとすることは

もっとも " 当たり前のこと " になります。



そこに意味や理由なんてものは本来存在せず、

この宇宙の法則の中で生きている限りは

「破壊と再生」「変化する」ということは


『自然のこと』になります。



でも、これは宇宙や世界の法則であって

「自我の法則」ではありません。



ある意味で【魂】と「自我」が綱引きをしているような

そんなイメージを持ってみると分かりやすいかもしれませんね。



変わることが自然で、変わっていくことを望む魂と、

変わらないことを好み、変わりたくないことを望む自我


この両者が綱引きをしている。



だから、今までの人生の中でも、あなたは何度も何度も

迷い、葛藤し、苦悩してきたと思います。



変わった方がいいけど、でも挑戦することが怖い。。。

本当はこういう生き方をしてみたいけど、でも、失敗したらどうしよう。。。別に今の生活でも満足できるしな。。。



もうお分かりのように、綱引きでどっちが勝っている状態かは

わかりますよね??



大事なことは、どっちが勝っていても別にどちらも悪くはない!ということです。



自我は愛すべきものであり、

自我は決して悪者ではありません。



でももし、次のステージへと進みたいのではあれば、

自我を手放してみてください。




 " 1つへ還る場所 " へと道は続いていく


自我を超えて 1つへ還る



この世界を分離する " 言語という記号 " を覚えると、

この世界はすべてが分離しているように錯覚をしてしまいます。



でも、もともと宇宙空間に存在する物質(原子)しか、

宇宙の果てまでいっても、存在することはありません。



化学反応を起こし、時に物質化したりもしますが、

そもそも宇宙空間に存在する物質でしか

作られることはありません。



すべてを分離して、それぞれに「個」が与えられた代わりに

ぼくたちは " 全体との繋がり " を忘れてしまいやすくなります。



 " ワンラブ " であったり、 " ワンネス " であったり、

すべては1つであることを忘れてしまいやすくなります。



でも、この宇宙の根本は " 1つ " です。



だからこそ、多くの人は還る場所を求めていきます。



自我を超えて「生まれたての世界」

すべてが繋がっている世界へと。



だから、人はいつからか『愛』を求めたり

『繋がり』を求めて生きていきます。



本当に心を満たすものが「自己満足」ではなくて、

『愛』や『繋がり』であることを

知っているからですね。



「個人主義」「利己主義」のように自分の利益だけを求めること。


ぼくはこれらを否定しません。


それは、だれでも持っているものであり、それが大事な時期もあります。



1つの場所へと還るために、人の人生は用意されていて、

そのことに気がつくために色々な道筋を歩んでいきます。



そして、人の生き方に関して

「本当は誰かが何かを言えることなんてありません。」


人はみんな自分で生きていくために

この青く輝く惑星に生命を授かっています。


そこで大事なものに気がつき

その選択をとる人もいれば


その選択を取らない人もいるし、


大事なものが違う人もいて当然です。



どれも正解です。



ただ、最終的にはすべての人の道は

 " 1つへと還る場所へと続いている " と

ぼく自身は感じています。




最後に - 自我に目的を与えてあげる - 


目的のない自我は 暴走する


自我は『目的を見失っている』とき

暴走してしまいます。



つまり、自分への執着が強くなってしまって、

変化のないパターンを繰り返してしまいます。



でも、自我に目的を与えてあげると

自我は不思議と協力をしてくれます。



何かに没頭しているとき、何かに集中している時って

自我って顔を出さないですよね??



一生懸命に目の前のことに熱中しているとき、

実は自我も魂もすべてが協力して

自分を動かそうとしてくれます。



この辺りは説明すると長くなるので

またの機会に書ければと思いますが、


あなたが目的を持って時間を過ごしているとき、


自我は協力的になってあなたの邪魔をせずに

応援してくれることを覚えておいてください。



つまり、あなたが一生懸命に何かに取り組んで生きているとき

その状態こそが『自我の世界』を飛び越えて

 " あなた自身を生きている " 


その状態のとき、あなたは自我にとらわれずに

 " 今ここ " に集中して

あなたの力を開放して生きています。



そのためには『目的』や『ゴール』を持つことも

大事になってきますね。


なので、またイメージやビジョンのお話もできればと思います。



それでは、今回はこの辺で。

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