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漫画で知る日本の歴史

今人気漫画「はだしのゲン」「宮本武蔵」


"ぺロぺロ事件は日本的スタイルか?2023年8月2日 09:12
各、メディアニュースで、その最終決定事項が報道されているようで、それについて記事を書きました。損害賠償請求金「6700万円」が、一人の未成年(当該少年は何罪だったのか)に負わせた賠償金、ということもあって社会の耳目を集めた事件でした。報道によりますと、提訴したスシローと未成年犯行者(保護者責任)に調停成立したことによって、賠償弁済が和解解消したという経緯でした。詳しい内容に付いて報道してないので判りません。"

昨日書いた冒頭記事ですが、今朝の見出し記事も、それと似たり寄ったりの、とても悩ましい問題を抱えた、教育現場と政治と社会の、それぞれが「切り離せない」複雑経路を模索するような問題提起でした。

「はだしのゲン」、は政治啓蒙書か?

発端は「はだしのゲン」の記載内容について云々、と云うことでしたから、すでに既刊教材として履修していることを考えれば「何を今さら」という疑問はないことはないです。

ですからメディア(NHK 東京新聞)が改めてそれを取り上げた、という視点も含めて、考えてみたかったのです。(初期モチベーションとしてそれは日本的特殊思考論なのかというテーゼ)

時あたかも「終戦記念日」を控えているという国内の事情です。

その「クローズアップ現代」を全部見た限りでは、よくわからない(というのは敢えて政治的天皇制に触れない言及しない)ということでした。

ですから他の情報を集めてみて判って事は、漫画では、天皇制批判文言があって、また、連載掲載社変更という資本経済の掟に従い、紆余曲折することは許容されるでしょう。
問題はその部分、ゲンが天皇制批判する文言を、子供たちがどう判定理解するか、という肝の部分にあると思います。

では、その「ゲン」発言を別にして、われわれ社会人は、それについて、どれだけ語れるか、という話しで、仮に、自宅で、その教科書を児童から見せられて、それに応えられる親また世論、社会メディアが、゛どれだけいるか、゛といコアな部分です。

昨日みたNHK番組アーカイブ動画は、たまたまその関連番組で、「東京大空襲」 のアメリカのとった戦争策定論が、まさにそれで東京市民大量殺りくする焼夷弾投下をやめるには「原爆投下」して一気に日本を負かす、という物理的計算方法だったのです。
勿論、それはアメリカにあったシークレット情報開示(テープ記録)が前提ですから、それが無かったらその事実を知る由もない。

そうした何十万通りある情報の、ほんの断片しか見ていないし、では、アメリカが、非人道的な焦土作戦を改めたか、といったらベトナムでは、まったく同じことをしていた。その理由、戦勝国だからです。

その戦勝国と敗戦国のプラスマイナス要因は、けすに消せない歴史の事実で、今後数百年間そのバランスは保たれたままでしょう。

ですから「はだしのゲン」原作者「中沢啓治」の思想が、どうのこうのという次元ではなく、敗戦国であるこの国の現実を、われわれは真に理解しているかという問題なのです。

漫画劇画を描く作家クリエイターは、「これだけは云わせてほしい」(古語拾遺)という根源的なリテラシーがあればこそ、人気作家であり社会に与えるインパクトも大きい。また観ている側は、それに共感して生きる糧にする。同じ漫画の「宮本武蔵」がある。

原作は、吉川英治、朝日新聞社1935年の8月23日から、4年後の1939年7月11日まで続いた連載小説。吉川英治の創作であり、仮想武蔵を描いた読物として人気を誇った小説。

「武蔵五輪書」自筆本である原本は焼失したと伝えられる。写本は細川家本を始め、楠家旧蔵本・九州大学本・丸岡家本・狩野文庫本、底本不明の『劍道祕要』収録などがある。
自筆本が現存せず写本間での相違も多いことや、武蔵の時代よりも後の価値観に基づく記述が多いこと、さらに同時代の文献に武蔵が五輪書を書いたと傍証できるものがない。

※続編は後ほど


講談社

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「はだしのゲン」はなぜ “消えた”?
初回放送日: 2023年8月2日 クローズアップ現代 NHK
戦後78年を迎えた今年、広島市の平和教育副教材から漫画「はだしのゲン」が削除され波紋が広がっている。原爆が投下された広島で、戦中戦後の苦難な時代を生き抜こうとする少年を描いた同作は、累計発行部数1000万以上。
世界各国で読み継がれてきた。そんな「はだしのゲン」が、なぜ削除されたのか?情報公開請求で入手した膨大な改訂記録や、議論に関わった市教育委の担当者・教員たちの証言から、知られざる背景に迫る。


「はだしのゲン」の何が問題視されたのか 広島市教委の平和学習教材から外された理由
2023年2月18日 12時00分 東京新聞
広島市教育委員会は、市立小学校3年生向けの平和学習教材に引用掲載してきた漫画「はだしのゲン」を、2023年度から削除し、別の被爆者体験談に差し替えることを決めた。理由は「被爆の実相に迫りにくい」からだという。原爆の恐ろしさを伝える世界的な名作「ゲン」への評価としては首をかしげたくなるが一体、何が問題なのか。(宮畑譲)
◆「浪曲は現代の児童の生活実態に合わない」
 同市の全小中学校、高校では、2013年度から平和教育プログラムが始まり、市教委が学齢に応じて作った教材「ひろしま平和ノート」が使われている。
 「はだしのゲン」は小学校3年生向けの教材に掲載。家計を助けようと浪曲を歌って小銭を稼いだり、栄養不足で体調を崩した母親に食べさせようと池のコイを盗んだりするシーンが引用されている。家屋の下敷きになった父親がゲンに逃げるよう迫る場面も使われてきた。
 だが、13年度のプログラム開始後、市教委が設置した大学教授や学校長による会議が教材の改定を検討する中で、引用された漫画の場面が「浪曲は現代の児童の生活実態に合わない」「コイ盗みは誤解を与える恐れがある」などの指摘が出ていたという。
 市教委の高田尚志指導第1課長は「ゲンは市民に広く読まれており、市にとって大切な作品という認識は変わらない」としつつも、「漫画の一部を切り取ったものでは、主人公が置かれた状況などを補助的に説明する必要が生じ、時間内に学ばせたい内容が伝わらないという声があった」と説明。23年度版からはゲンの掲載をやめ、被爆者の体験を親族に聞き取って再構成した教材を使うという。
◆総発行部数1000万部、アニメやミュージカルにも
 「はだしのゲン」は、広島に投下された原爆で父や姉、弟を亡くした少年・中岡元が、たくましく生き抜く姿を描く長編漫画。1973(昭和48)年から87年にかけ、「週刊少年ジャンプ」などで連載された。故中沢啓治さんが、自らの被爆体験を基に描いた。


「はだしのゲン」Yahoo!知恵袋 コメント
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11269568521
ベストアンサー ID非表示さん 2022/10/15 15:15
ゲンは途中から左翼系雑誌に連載を移した経緯があります。皇族や国歌を否定しているのは掲載元に対する忖度ですね。
まぁ当時の日本国民からすれば、困窮する生活で感謝はできなかったのもあるでしょうが。
ちなみに昭和天皇はマッカーサー元帥に「全ての罪は私にあるので、私だけを罰してほしい。天皇の名の元に戦ってきた人を救って欲しい」と嘆願したそうです。てっきり「自分だけは助けて欲しい」と命乞いに来たと思った元帥は、それを聞いて天皇陛下からは政権を奪うだけにとどめたとか。
まぁ陛下の嘆願虚しく、東京裁判では多くの軍人が処罰されました。なので日本が真の平和を手に入れたのは、後の平成天皇となられる上皇陛下の時代からだとは思いますね。
書店に無いのは、古い漫画だからです。同じ時代に連載された「巨人の星」とかなかなか見かけませんし。(原文まま)

画像 中央公論社
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中央公論

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