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校内研究から学ぶ「学ぶこと」


雑談


9月、10月の雨は一気に寒さを運んできます。我が家では朝の寒さに耐えきれず、一足先に毛布を出しました。暖を手に入れた代償に、布団から出たくないという葛藤を得ました。

ぼくがこのnoteに書いていることは、日ごろから感じていることもありますが、今自分が思ったことを書き留めていることも多々あります。かりそめの感情を書き留めることはぼくとしてはすてきな営みだなあとも感じたりします。

校内研究とは


「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。」

これは、国が定めた教育公務員特例法で述べられている一文です。まあ、要するに、「子どもばかりに勉強しろって言ってないで、自分もしっかり勉強して知識をアップデートしていきなさいよ!」ということだと思います。是か非かはおいておきますが、この法文にのっとり、各学校では「校内研究」として、学校ごとに定めたテーマのもと、教材研究をしたり、公開授業をしてその授業についてあーだこーだ言ったりする場があるのです。

先日、行った校内研究


ぼくが担任する学年(4学級あります。)が先日校内研究として、全職員に公開授業を行いました。今までは自分が授業者として6年間、毎年授業をしてきました。しかし今年は学年主任ということもあり、別の立場から校内研究を進めることとしました。授業をしてくださったのは、となりの学級の先生で、その先生の思いを組みながら4学級みんなで研究を進めるようにしました。

組織として学びの多い校内研究のために


自分が授業者として過去にやってきた中で、授業者がメインで研究を進めていくという形が何度もありました。自分自身の学びとしてはよかったのですが、独りよがりの学びになってはいなかったかと今振り返ると思うのでした。だから、今年は学年の先生4人が全員しっかり学べる研究にしたいと思い、取り組みました。できるかぎり、お互いの授業を見合うようにして、毎日短時間でフィードバックをして、次に生かす。そのPDCAサイクルを素早く回していくことで、質の高さが保証されていくのだと感じました。

組織として学ぶことって


ぼくは学年団のことを一つの組織として捉えています。(言葉だけかもしれませんが、組織と言うことで、どのようにマネジメントしていくかぼくの中でスイッチが入ります。)組織で学ぶと4人の全体の土台が分厚くしっかりしてきます。組織の学びの基盤ができるイメージです。ボトムアップを図ることで、組織としての意欲や発言内容の質が徐々に高まってきます。すると、それぞれが一つの目的に向かって自走し始めます。一人で学ぶこととはちがうよさがでてきます。

個人で学ぶことって


ぼくは一人で学ぶことも同様に好きです。どんどん知識が増えることや、思考が変わっていくことを実感すると、「これって人間に許された素晴らしい営みだよなあ」なんて思ったりもします。ですが、それをした結果、周りと話が合わなくなるという現実があるときがあります。自慢でもなんでもありませんが、スタンダードがズレ始めます。もちろん、話が合う人(学び続けている人)と高め合えばいいのですが、せっかくなら全員で高め合った方がみんなハッピーだなあとも思います。

個人の力を組織へ


だから、今回は余計に組織で学びに向かうことにフォーカスしました。もちろん全員が全く同じように学べたか、レベルアップできたかどうかは定かではありません。しかし、全員が同じゴールに向かって高め合えたのはぼくはとても実感しています。ぼくの思いが他の先生に伝わり、よい組織になったのではないかと思います。(そう考えることで、自分の承認欲求を満たしているだけかもしれませんが…。笑)

100を400に、そして学びの加速度を上げる


100学んだことを学年の先生に還元して、みんなで高め合えば400の学びになります。そして、それらは二次関数的に高まっていくでしょう。学びの加速度を高める方法は、個人から組織への転換です。そんなことを考えながら、明日からまた頑張りたいです。

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