動物と暮らす。 Vol.47
こんにちは。
perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。
先日、眼科をやっている知り合いの獣医師から急に連絡をもらいました。
という内容でした。
皮膚向けの商品なのに「なぜ?」と思い、聞いてみると涙やけの相談が最近多く、それに対してなかなか良い選択肢がなくて困っていたとのこと。
これはとても嬉しい連絡でした。
なぜなら私自身もそう思っていたから。
今日は、よくあるお悩みベスト5にも入るのではないかという
「涙やけがなぜ起こるのか?」
について病名をひとつも出さないくらい簡単に。をテーマにまとめてみました。笑
根本の原因は非常にシンプル。
「涙が目からこぼれてしまうから。」
もうこれに限ります。
涙はもともと、涙腺から分泌された後、鼻の中に流れていきます。
涙腺が水道、鼻涙管が下水道みたいなものですね。(下図参照)
これが鼻の中に流れきらず涙がこぼれて濡れた状態(シンクから溢れ出た状態。)が続くとそこがジメジメ不潔になります。
そして、雑菌の繁殖するので毛が変色したり、皮膚炎を起こす。というメカニズムです。
では、なんで涙ってこぼれるようになるのでしょう?
考え方は大きく3つ。
①涙の出過ぎ
②涙がサラサラ
③出口が詰まってる
原因を大きく分けるとこの3つになります。
①はとても単純。
僕たちはどんな時に涙が流れるでしょうか?
・タマネギを切っている時
・花粉症になった時
・前髪が伸びすぎた時
つまりは目に対してなんらかの刺激が加わったタイミングと言えますね。
犬猫の場合は、花粉症と同じくアレルギーによる刺激や毛などの刺激が多いです。
②は少しややこしいお話になるのですが、実は涙は脂成分と水成分とが混ざり合ってできています。
脂と水がうまく混ざり合うことで、目の表面に留まっていられるようになる訳です。
ただ、この涙の脂と水の配合割合が悪くなってしまうことがあります。
そうすると涙は目の表面に留まっていられなくなり、すぐに目からこぼれるようになってしまうんですね。
目薬を刺した時、すぐに目からこぼれ落ちるのをイメージすると分かり安いかもしれません。
最後に③について
理由自体は下水管の役割をしている「鼻涙管の流れが悪くなっている。」と単純ですが、アレルギーや炎症でのせいで腫れていたり、犬種によっては元々の目の形として狭い子たちもいたりします。
印象的には意外と一番治しづらいものだったりします。
結果として理由が特定できないことが意外と多い。
「これだけなる理由が分かっているならしっかり検査をすれば治るでしょ?」
となりそうですが、そうはいかないのが困ったところ。
逆さまつ毛だったり、ゴミが入っていたり、分かりやすくアレルギーで腫れているならまだしも、そうでない子は詳しく調べても原因が特定しきれないこともしばしば…。
さらには複数の原因が絡み合ってる。なんてそんなことも珍しくありません。
なので、眼科医からすると「涙やけ」はスパッと治しづらい困った病気だったりするのです。
ちなみに原因別によく用いる治療としては、
などがメジャーな方法になります。
原因によって全然変わりますよね…!
では、なぜ眼科医の同僚は「モイスチャームース」に魅力を感じたのでしょうか?
最後にそちらを解説。
「保湿」+「抗菌」なら涙で濡れた部分の毛と皮膚を保護できる。
涙やけのメカニズムは簡潔にするとこんな感じ。
つまり、症状(上の図で3の状態)にならないようにするには、
・涙をこぼさない
・雑菌を増やさない
この2つがキモになってきます。
涙をこぼさないにするのは実はなかなか難しいことは今までの説明でお分かりいただけたかと思います。
そこで注目するのが「雑菌を増やさない」という事になります。
モイスチャームースは泡で目周りにも塗り広げやすく、保湿によって荒れた皮膚を保護できるだけでなく、「炭化チタン」による持続的な抗菌効果もあるのが特徴の商品。
まさに、涙やけの予防や改善が期待できる商品だといえる。という訳なんですね。
いかがでしたでしょうか?
この記事で涙やけの理解が深まって悩み解決のきっかけになってくれると嬉しいです!
今回の記事のきっかけになった「モイスチャームース」について興味を持たれた方はぜひ、こちらのリンクから特設ページを覗いてみてください。
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最後までお読みくださりありがとうございました。それでは、また来週。
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