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詩【覚悟】

たいして生きてもいないのに
立ち止まり閉じ籠もった。

誰かに救って欲しくて
誰かに縋り付きたくて
私の人生を
他の誰かに押し付けた。

気付いたときには
もう叔母さんと呼ばれるほど
月日が経ち過ぎて
一歩 踏み出すのに
恐怖も勇気も覚悟も
背負う苦しみが重かった。

それと同時に
小さな希望に喜びを感じた。

私は生きていた。
幸せになろうと
生きていた。

大丈夫。

悲しみにも 孤独にも
耐えてきた。
自分と向き合い続け
自分を責め続け
周りからも責められ
笑われ否定され
それでも
私は生きていた。


私の側に居て
私を信じ
私に期待し
私を 面白い 興味深い と
言ってくれる人が居る

私は幸せ者。

こんなにも
優しさに包まれ
背中を押してくれる
そんな人が
側に居てくれる。

「もっと早く」
そんな事を言う人もいる
分からない人に
私を知ってもらう必要はない。

私に必要な
長い長い月日だっただけ。
年齢を言い訳に
人生を下りることはしない。
私は私の人生を生きているだけ。
これから始まる
私の人生。

血に囚われ続け
血の繋がりに
何の意味もなく
血の繋がりより
深い繋がりと絆があることを
知ることができた。

心が軽く 何でもできそうな
この感覚を知ることが出来ただけで
幸せで とても嬉しく思う。

私の為の助言ではなく
私自身を否定する人は
私の世界に 必要ない。

私は私らしく生き
私らしく死ねれば
それでいい。

迷わず進む。
覚悟をもって
進んでいく。

「ありがとう」



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