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公民館満員御礼!奥川地域ドキュメンタリー上映会🎥

雪降り始め、肌寒くなってきた冬の奥川みらい交流館で、約100名近い地域住民が大きなスクリーンの前に集まった。西会津国際芸術村に滞在していたアーティストが、土地の記憶を次の人に語り継ぐように、今、その地域で繰り広げられている出来事を映画として制作し、その映画を元に鑑賞者が対話をすることで、新たな民話として紡ぎ出すドキュメンタリー制作ユニット”つぎのみんわ”が、奥川地域を数ヶ月の間撮影してきました。そして晴れてドキュメンタリー映画が完成し初回の上映会が行なわれました。

”つぎのみんわ”上映会当日配布資料(一部抜粋)

”つぎのみんわ”の企画者(佐藤恒平さん / http://mayoiga-k.jp/company#profile)、映画監督(松井至さん / https://www.itarumatsui.com/bio-contactのお二人はテレビが普及し映像が溢れる前、誰もが全身で語り、聴き、自分達自身の物語と生きていたのではないか、そこでドキュメンタリーを作り、観ることでそうした語りの場を再生させることができないかと言う想いが込められています。お二人は長期間西会津町で取材・撮影を行い今回は、「結」「お米」をテーマにした2つの作品が生み出されました。

映画監督の松井至さん
福島県金山町出身の佐藤恒平さん

今回の上映会は撮影した地域に住んでいる人が作品を観て自由に語れるよう、鑑賞後には小さな輪をいくつか作り、それぞれに想いや感想を自由に語ってもらう時間を設けました。それにより、自分たちの住む土地についてスクリーンを通して鑑賞し、暗転した会場で自分自身と対話をし、その後の対話で近所の知人の普段と少しだけ違う言葉や表情を感じ、そしてこの作品が完結する。これが「つぎのみんわ」であると思います。

そんな彼らの想いが込められたドキュメンタリー映画に、人口が500人ほどしかいない奥川地域の住民のうち約110名の方に鑑賞していただき、地域視聴率が20%超えという大変ありがたい封切りとなりました。会場の雰囲気は、ここは東京なのかと思わせるくらいの賑わい溢れる場となりました。

奥川地域ドキュメンタリー映像作品を観に来た地域住民約100名
上映会後にお互いに自分や地域のことを語り合う地域住民

地元の方が、このドキュメンタリー映画を通じて改めて地元を知り、対話を通じて互いを知り、全身で自分を語ったことで、その先にまた新たな”つぎのみんわ”が生まれる予感がしました。今後、この活動が奥川を皮切りに全国に広がっていき、引き続きこの世界にたくさんある”今”を、次の民話(つぎのみんわ)としてつないでいくことができれば私たちは楽しみで仕方がありません。

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【お問い合わせ】

奥川地域づくり協議会 事務局
福島県耶麻郡西会津町奥川大字飯里字上ノ原 37 番地 1 奥川みらい交流館内
TEL : 0241-49-2001(奥川みらい交流館)
Mail : okugawa.chiikidukuri@gmail.com
※入会申込み・各種問い合わせ等はこちらまでお願いいたします。

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