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読書記録

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友達に紹介するような文章を目指しています。 小説、実用書、歌集、雑誌。 好きそうな本があったら教えてください。
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2024年4月の記事一覧

読書記録「さよならドビュッシー前奏曲/中山七里」

読書記録「さよならドビュッシー前奏曲/中山七里」

「さよならドビュッシー」の前日譚となる「さよならドビュッシー前奏曲」を読みました。

副題が「要介護探偵の事件簿」である。
本作は「さよならドビュッシー」にて、早々に退場してしまうがインパクト強めなおじいちゃん・香月玄太郎が主人公。
気性が荒く人への罵倒も多いので、読んでいて、おいおい…と思うシーンも1回や2回じゃない。でも、嫌いになれない。誠意ある者にはものすごく誠意を持っているところが好感なの

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読書記録「いつまでもショパン」

「さよならドビュッシー」から続く『岬洋介シリーズ』の3作目にあたるのが「いつまでもショパン」です。

物語は世界規模へ。

今までの「さよならドビュッシー」や「おやすみラフマニノフ」は舞台が日本なので、ピアノ曲が分からなくても物語が分かるだろうと安心していた。

今作は日本を飛び出る。
舞台はポーランド!

今まで、日本を飛び出た推理小説って読んだことがなかった。
シリーズなのでとりあえず手に取っ

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読書記録「おやすみラフマニノフ/中山七里」

読書記録「おやすみラフマニノフ/中山七里」

「さよならドビュッシー」から続く『岬洋介シリーズ』を読み進めています。

今回はシリーズ2作目
「おやすみラフマニノフ」。

このシリーズのタイトルも好きです。
各作品のタイトルに「○○シリーズ」と入っていないのに、シリーズだと分かる。
そして決して強引に付けられたようなタイトルではなく、
読んだ後に意味が分かるタイトルセンス。たまらん。

主人公はお金の苦労をしながらヴァイオリンを弾く音大生・晶

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読書記録「最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法/中村禎」

コピーライター本をたくさん買い込んだ。
コピー講座中に読み切るぞ!

まずは1冊目。
コピーの考え方にも触れていますが、
タイトルの通り「言葉を選ぶには?」に注目した本。

目次はこんな感じ。

キャッチコピーやボディコピーなど
広告コピー全体について、考え方が提示されている。
特に、第2章では「学ぶ」そのものについて、
作者の考えが記されていた。

広告の事例が用いて説明されるのではなく、
デパ

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読書記録「すぐ動けない人のための時間割仕事術/藤井孝一」

読書記録「すぐ動けない人のための時間割仕事術/藤井孝一」

無職です。

平日の昼間、太陽の高さに驚きながら
ダラダラしてしまうことに罪悪感が芽生える。

でも、後から思い出せないようなことばかり
SNSをみてしまう!

現代のありがたさ、そして増幅する罪悪感。

どうにかパキパキ動けんものかと
悩んでいたところ、気になる背表紙を発見。

時間割?

理想の1日を時間割として作成する。
学生の頃のような、時間割を作って
生活してみるというもの。

確かに、

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