見出し画像

ジョブホッパーが語る、転職し過ぎて本当に良くなかったと思うこと

 すみません。ちょっと忙し過ぎて更新が滞りました。はい、言い訳です。この言い訳ついでにかつ記憶が新しいうちに私が思う転職し過ぎて良くないと思うジョブホッパーぼやきを書いていこうと思う。

1.「慣れ」が邪魔をする
 仕事というものは基本的に「慣れ」がかなり重要である。慣れるまでは、その人が凄い技術を持っているかというのは、正直日本の企業においてはそこまで関係ないと言ってしまってもいい。
 結局集団が尊ぶのは和であり、個性や突き抜けた能力ではない。もちろん、突き抜けた能力のある人ばかりの集団であれば、突き抜けた能力の人はすぐ馴染むことはできるだろうが。
 話がやや脱線したが、要は「慣れ」ないといけない。しかし、過去の多すぎる経験がどうしても邪魔をする。「こういう風にした方がいいのに。正確なのに」とか独りよがりに思ってしまうことがどうしても「慣れ」ていく自分を阻害する。
 正解なんてのは組織によって変わる。転職においては自分の形を組織に馴染むように変えていくのが最重要命題と言っても良いが、回数が多いと、どうもこれが鈍る。

2.他社での経験が邪魔をし過ぎる
 これは転職者あるあるの話で「ではの神」になるな、という提言を受けたこともある。古くからある提言のようだが、とりあえず「他社では」というようなことをあまり言わないようにせい、ということである。嫌われるから。
 これ自体は流石に気をつけているところではあるが、所々に出てしまうところに自分の弱さを感じる。40過ぎのおっさんの今までの自負のようなものが、自己主張を隠せないのだろう。情けない。
 特に年齢がいくと何かしらプレゼンスを示さないと行けない。とか独りでに気負ってしまう。そういうのも色々と邪魔をして危ないと考えている。

3.生活リズムを変化に対応させる
 転職した人は、それが100%自分の選んだ道であることは間違いない。言い訳はできない。言い訳するのであれば、転職しなければ良かっただけだ。
 転職は全てにおいて変化をもたらし、仕事よりもより大きな枠で考えると生活そのものが変化する。この生活リズムの変化に自分を馴染ませるのがなかなか大変だったりする。
 仕事が終わっても通勤時間や次の日の仕事までの生活パターンなど、多くのことがこれまでと違い変化する。
 転職回数が多いと、自分の体の中に最も楽だった(自分に合っていた)生活リズムが記憶されており、今が一番でなければ自分の体がその変化に警告をあげる。これによって体調を崩したりとか、精神にやや異常をきたしてしまう人もいるかもしれない。仕事が人生の1/3であるならば、生活も1/3(そして睡眠が1/3)。2/3に大きな変化が出て、且つそれが睡眠にさえも影響を及ぼすと、もはや生命の活動時間すべてに変化が出る。
 私は自分は割と変化に強い人間であると勝手に思い込んでいるが、それでも変化しすぎている分、これに順応するには割と時間がかかりそう。

 転職後の苦労や苦悩の中には「①自分が予測していたこと」、「②予測していなかったもの」「③予測して大したことないと思い込んでいたもの」、の3種類があるように思う。
 ①は基本的に多くの人は耐えられる。問題は②と③だ。
 ②に関しては転職回数が多くなると、ほぼ無くなる。経験が大体の範囲を予測してくれるからだ。問題は③。
 多くの転職後の後悔や失敗はこの部分に起因してくるように思う。転職後に失敗だ、とか後悔しない為に、必ず今の状態(特に働き方や当たり前に慣れてしまったこと)を正しく見積もって、それを失う上での英断をしよう。

良い、転職活動を。(お勧めは決してしていませんよ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?