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【たった3分で分かる】お煎餅・味噌・酒類の原料は日本の米だけじゃない⁈日本と外国の関係性を分かり易く解説!

お煎餅、味噌、みりん酒類を買う時に、これ見たことありますか?

おそらく大半の方が、意識して見ていないと言う方が殆どではないでしょうか

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何か違和感を感じませんか?

日本の米ほぼ自給率100%、最近では余っているという話もあるにも、何故わざわざアメリカの米を使うのか 違和感ありませんか?

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正にここが今日のお話のミソです


◆ポイントは、ミニマムアクセス(最低輸入機会) 

日本の場合、米が当たるのでミニマムアクセス米と言います

ざっくり言えば、”今まで外国からお米を全く日本へ輸入させなかったけど、今後は外国から最低これだけの量は輸入する機会を作ってよ”というお話です


結果的に1999年からは、コメの関税化により国内消費量の約7.2%に当たる、約77万トンが輸入されています

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◆〈現状〉

日本はアメリカから中粒米を、タイとベトナムから長粒米を輸入ほぼこの2カ国でシェアしており、そのほか中国が少し

主食用ではなく、”せんべいなどの米菓、みそや焼酎などと言った加工用原料、家畜飼料や海外援助用”とした

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※ただ消費しきれず,年々備蓄米として在庫が増ふえる一方になっている


◆〈民間貿易ではなく国家貿易〉

自由に輸入できる民間貿易ではなく、国家が数量を決めて輸入する国家貿易の形態とした


◆〈始まりと背景〉

1993年12月,GATTガット(関税および貿易に関かんする一般協定)の多角的貿易交渉(ウルグアイラウンド)によって米の市場開放を受け入れた

ただし,国産米保護のために輸入米に高い関税を課かす特例措置が認みとめられたが,その代わりに通常のMAの割増率(初年度に国内消費の3%→最終年度5%)より高い割増率(4%→8%)の最低輸入義務を負おうことになった



◆最後に伝えたい事

これだけ重要な情報が載っている裏ラベルを見ない事は、知れる事を知ろうとしない、興味関心を持たない、当たり前に流してしまう、本当に本当に勿体ない事だと思います

僕は、情報を通じて煽ったり煽動するつもりは一切ありません

中の人として長年生きたものとして、現職の頃から憂いて危惧していました

「知らない事を気付かない、無関心ほど恐ろしいものはない」と


正直、この「知らない事を気付かない、無関心ほど恐ろしいものはない」が

コロナにおけるティッシュ・トイレットペーパー騒動、小麦粉製品の買い占めなどに繋がった原因であり根幹だと思っています


いつ何時煽動され、すぐに右往左往する、そんな無知や無関心の消費者はもう辞めませんか?

だからこそ発信して、興味関心を持って欲しい そのきっかけに過ぎません

当たり前に流すのではなく、小さな違和感、小さな何故を逃さない事が、本当の賢い消費者の第一歩であり、

これこそ未来ある子供達に残したい、”幸せで楽しい世界へ”と繋がってると思っています


最後まで読んで頂きましてありがとうございました



引用資料

農水省資料 ミニマムアクセス米に関する報告書




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