好きな人の自由な行動が、私に向いていることがとても嬉しい
三菱電機のCMで、オードリー若林演じる旦那さんの「2人の時間欲しくて」という言葉は
夫婦仲を良くする、という観点でみたら1000000点の結果だと思う。
共働きなのであれば、旦那さんが作り置きしてくれることなんて当たり前であるべきだと私は思っているのだけど、
その行動のあとにこの台詞は、かなりデキる男性じゃないと出来なくない??って惚れ惚れしてる。
「こんなにたくさん作ってくれたの?」という奥さんの問いに、
「まあね!(えっへん)」という返事なら
「いや、ありがたいけど家のことは2人の仕事なんだから貴様もやるのが当たり前なのにそんな偉そうにする???」と思ってしまうし、
「うん、作ったよ〜」と業務的な返事しか無ければ「ありがと〜!」で終わってしまう。
それでも構わないけど、これが100点ならば1000000点も狙っていきたいところ。
「2人の時間欲しくて」という回答は、
「俺がそうしたかったから」という彼主体の感情で動いてくれたことがすごく嬉しいのだ。
「この人は私との時間が欲しいと思ってくれたんだな」って、こんなにストレートに好意を感じることが出来るなんて最高じゃない??
「あなたの為にやった」は嬉しいけれど、そんなに無理しないでいいのに…って思うこともあるし、そんなの頼んでないよ!って事もある。
だけど、「おれがこうしたかったからやったんだ」には文句のつけようがない。
「honoちゃんが欲しがりそうだったから買ってきたよ」よりも、
「俺がhonoちゃんに喜んで欲しかったから買ってきたよ」の方が、何だか嬉しい。
「honoちゃんが喜んでくれたら俺も嬉しいからさ〜」とかね。
主語を自分にする事で、100点の行動が1000000点になって伝わる気がする。
好きな人には自由にいてほしい。
その好きな人の自由な行動が、自分に向いていると気づいた時、とてつもない愛情を感じるのだ。
好きな人の求めるものが自分の幸福であったり、自分の欲求とと合致していることは本当に幸せな事だ。
そしてそれは、若林演じる旦那さんのように、言葉できちんと伝えていくべきだと思う。
たくさん作り置きしたところで、「2人の時間欲しくて」と言えなければ、ただ「作り置きしてくれてありがと〜」で終わりなのだ。
「料理したい気分だったのかな?」「作り置きにハマってんのかな?」とか思われても仕方ない。
「2人の時間欲しくて」と言えて初めて、本当の真意が伝わる。確実に2人の時間も増えるはず。
奥さんだって嬉しいに決まってる。
だって、こんなに愛情が詰まった行動は他にはないのだから。
同棲も結婚も、楽しくて難しい。
毎日一緒にいる相手に愛情があっても、それを伝え続けるのは意外と困難だと最近気づいた。
人は慣れていく生き物だから、そこにいる人に愛があることさえも気づけば当たり前になって忘れてしまう。
そして、誰かのためだけに行動を続けるのは無理がある。いつかちゃんと辛くなってくる。
「相手のために」ではなく「自分のために」で行動して、それを伝え続けることが、
長続きの秘訣のひとつなのかも?と感じている。
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