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好きなことについて話そうか①

皆さんお疲れ様です!
バイトが始まり、ついに無職ではなくなってしまった筆者です←

久々の労働で身体が悲鳴を上げていますが(特に朝の早起きで)、金曜夜の解放感や、月曜朝の憂鬱感なんかを思い出して、それはそれで悪くない気分です。
そんな日々を過ごしていると、まるで自分がまともな人間に戻れたかのような安心感さえ感じます。

労働で壊れた心が、労働によって治っていくとは…


なんだか不思議な感覚ですが、3月の正社員就職まで良いリハビリ期間を過ごせそうです。


とはいえ、仕事ばっかりしてると流石に体も心ももちません。
休日は好きなことをしてリフレッシュするのが一番!です!

ということで、今回は僕の好きな「音楽」のお話を、僕の音楽遍歴とともに書いていきたいと思います!


小学生、音楽を知る


皆さんは、音楽が好きになったきっかけ等はありますか?

僕が音楽にハマり始めたのは小学5,6年生くらいの時。
当時はニコニコ動画の文化が盛り上がっていた時期でした。といっても、今のYouTubeとかTikTokみたいに世界中の色んな人が見ている、というわけではなく、一部のオタクたちによる、もっと狭いコミュニティ内で流行っているようなものでしたが。

そんな時期のある日、友達の家に遊びに行った際、友達のお兄ちゃん経由で「ボーカロイド」の音楽を教えてもらい、初めて聴いてみました。
(ちなみに当然小学生なのでPCやスマホは持っておらず、ゲーム機のWiiYouTube機能を使ってMVを見ていました。懐かしい…)

そこで初めて聴いたのが「ハチ」さんの曲でした。

皆さんご存知の米津玄師さんですね。

これを聴いた僕は衝撃を受けました。
僕にとっての音楽って、それまでは学校の授業で習うようなクラシック系の物とかしか知らなかったので、「こんな音楽は聴いたことがない」「音楽ってこんなに楽しいんだ」と一気にボカロ音楽の魅力にハマってしまいました。

ボカロ曲って基本的にPCとソフトウェアを使って作曲をしていくので、人間の技術の限界を超えることができるんですよね。
例えば人間では出せない音域のキーを使ったり、人間では弾くことができない楽器のフレーズを打ち込んだりと、とてもライブ等では再現できないような曲を作れるというのが、ボカロ曲の一つの魅力にもなっています。
特に昔の曲ほどそういった傾向は強いかも。

そんなある意味なんでもありのボカロの文化にハマり、他の曲もどんどん自分から調べていくようになりました。当時聞いていたのはおそらくこのあたり↓


中学生、オタクになる


そして中学へ進学。
変わらずボカロ曲を漁りまくっていたのですが、とあるボカロPの音楽にドハマりしました。
それが「じん(自然の敵P)」さんの「カゲロウプロジェクト」です。

このプロジェクトの楽曲群は、それぞれの曲の中でストーリーが展開されており、さらに曲同士のストーリーをつなげることで「カゲロウプロジェクト」という一つの大きな物語を構築するという、まさに音楽と文学が組み合わさったような作品になっていました。

楽曲はもちろんのこと、そのストーリーや、曲中に登場するキャラクター達がとても魅力的で、当時中学生で大絶賛厨二病拗らせ中だった僕はものの見事にドハマりしてしまいました。
ここから僕のオタクの歴史が始まったのです。
小説版やマンガ版にも手を出し、アニメイトに行ってグッズを買ったり、アニメ化された際にはそれを見るためだけにニコニコのプレミアム会員になったりと…
今思い返すと黒歴史的な恥ずかしい部分もありますが、間違いなく僕の青春の1ページに刻まれました。

そんなじんさんの楽曲は、ザ・ギターロック!な感じのバンドサウンドで、とにかく「楽器の音がかっこいい!」という印象が当時は強かったです。
あまりにもかっこいいので、楽器を持っていないにも関わらず「弾いてみた」「叩いてみた」系の動画も見まくっていました。
このあたりから、音楽を聴くだけでなく、演奏することへの興味も湧いてきました。


高校生、バンドを始める


そして受験期を乗り越え、高校に進学。
僕の入学した高校にはたまたま軽音楽部があり、楽器演奏への興味もあったことから、入部することになりました。
そこで同級生とバンドを組むのですが、僕はドラムを担当することになりました。
というのも実は僕、小学生の頃に習い事で2年間ほど和太鼓をやっておりまして、同じ打楽器という事で割とすぐに馴染むことができたんです。
本当はベースがやりたかったのですが、バンド内でドラムだけ足りていなかったので仕方なく…という経緯でドラムに決定。これはバンドあるあるですね。

そしてバンドを組んだ当時、ちょうど世間的にも空前のバンドブームが来ていました。

特に音楽フェスとかでみんながノれる様な4つ打ち系のロックが流行ってた印象がありますね。
当時の僕もご多分に漏れず友達と音楽フェスに行ってはダブステップを踏んでいたわけです。若いね…

さて、そんなバンドブームの中でも、僕が特にハマっていたのが「ONE OK ROCK」でした。

僕がバンドを始めるきっかけとなったバンドでもあります。
知ったきっかけはもう覚えていませんが、確か動画サイトを見ていた時にたまたま流れてきた何かのMAD作品にワンオクの曲が使われていて、そこで「この曲かっけぇ!!」ってなって検索したのが最初だったと思います。

そこで調べてみると、なんとMVで4人の男性が激しいパフォーマンスでめちゃくちゃカッコよく楽器を演奏しているではありませんか!
そう。それまでボカロ曲ばっかり聞いていた自分は、生身の人間がバンド形態で演奏している姿を見たことがなかったのです。
ワンオクのMVを見てから、「音楽って耳だけじゃなくて目でも楽しめるんだ!」ってなったのを覚えていますし、なによりも「バンドってめちゃくちゃかっけえ!!!」ってなりました。

そうやってワンオク大好きっ子になった僕は、ドラムでワンオクの曲をたくさん練習し、文化祭でも全校生徒の前で演奏するまでに至りました。
当時の映像が残っているのですが、今見ると高校生の自分がキラキラしすぎていて直視できません。←
ちなみに演奏が終わった後、一回も話したことのない野球部の子(ワンオク好きらしい)に「ドラムめっちゃカッコよかったよ!!写真撮ろうぜ!!」といきなり詰め寄られて廊下でツーショットを撮った、という謎の思い出があります。急すぎてよく分からなかったけど嬉しかったなあ。

そんな感じで自分でもバンドを楽しみ、ライブやフェスにたくさん行き、とにかくバンドの魅力にのめりこんだ高校3年間でした。


大学生、世界を知り、己を知る


そしていよいよ大学に進学。
そこには高校までとは全く規模間の違う世界が広がっていました。

大学でもバンドを続けたいと思い、軽音サークルを探すとなんと、大学には公認と非公認の軽音サークルがあり、全部合わせて8個ほどの軽音サークルが存在していたのです。
入学早々、選択肢が多すぎてどのサークルに入ればいいか分かりません。

そこでとにかく新歓に行きまくっていたのですが、とあるサークルの新歓に行った際に、家が自分の実家と近く、更に自分と同じボカロ音楽好きな先輩がおり、その先輩と意気投合しました。
そうしてそのサークルに入部を決めたのですが、そこの特徴として「オールジャンルOK」というものがありました。
実際にライブに足を運ぶと、邦楽から洋楽アコースティックからデスメタルまで、とにかくどんなジャンルもみんなで楽しもう!というスタンスでそれぞれが好きな音楽を好きなように演奏していました。

それまで邦ロックとボカロばっかり聴いていた自分にとって、新しい音楽との出会いの連続でした。
洋楽好きの同級生から洋楽を教えてもらったり、先輩に誘われてメタルをやったり、邦楽もちょっと前の世代のバンドをコピーしたり等…
このサークルに入らなければ間違いなく知ることはなかったであろう、様々な音楽を知って、「自分の知っている世界ってすごく狭かったんだなあ」と実感しました。
実際にコピーした一例↓

そうやって様々な音楽に出会っていく中で、あることに気づいたのです。
それは、部員みんな「自分の好きな音楽に対して自信を持っていること」でした。

前述のとおり、ボカロと流行の邦ロックで育ってきた僕は、それまで自分の好きな音楽をあまり公にしてこなかったのです。
ボカロであれば「オタクっぽくってキモがられるかな…」とか、邦ロックであれば「ミーハーって思われるかな…」とか、とにかく自分の好きな音楽に対して自信が持てなかったのです。
特に大学でいろんな音楽に出会ってから、「自分の好きな音楽ってレベルが低いのでは?」とも思ったりしました。
今思えば本当に最低な考えだし、アーティストに対しても失礼極まりないですが、当時は本当にそう思っていました。
そのためライブでもあまり自分の好きなバンドのコピーはやらないようにしていました。

しかし、他の部員のみんなはライブで自分の好きなアーティストを本当に楽しそうに、自信をもって演奏していたのです。
その姿を見て、今までの自分を恥じ、「好きなものを好きと言えることって、素敵なことなんだな」と気づけました。マッキー(槇原敬之)もあんなに言っていたのに…

そうして好きな音楽に対しての見方が変わっていく中で、「もっと自分の好きな音楽を洗練させていきたい」と思うようになってきました。
もっと他の人が知らない様なボカロの音楽や、邦ロックのバンドを探していきたい。そして自分の本当に好きな音楽、ジャンルを確立させていきたい。

そうやってより音楽を深堀していく中で、今現在、僕が一番好きな音楽に出会いました。

「キタニタツヤ」さんです。

キタニさんについては過去の投稿でも触れているので深くは語りませんが↓

このライブ映像を見た瞬間、衝撃を受けました。
曲自体のカッコよさももちろん、「ボカロPって自分で歌ってもこんな上手いんか!?」「ベースボーカルってこんなにカッコいいんか!?」「てかこんなロン毛の渋い兄ちゃんがボカロPもやってるんか!?」と、衝撃要素が多すぎて完全にやられました。

それからは彼の音楽を深堀するのはもちろん、彼のルーツとなった音楽についても調べるようになりました。
そこで出会ったのがいわゆる「残響系」といわれるバンド達。

「残響レコード」という音楽レーベルに所属していたバンド群を総称するこの残響系ですが、共通の特徴として、儚げなアルペジオを基調としたギター、手数の多いドラム、複雑な曲構成等が挙げられます。
さらにこれらのバンドは、そのような儚げな曲の雰囲気とは裏腹に、ライブ時の激しいパフォーマンスも特徴の一つとなっています。バンド大好きっ子の自分にとってこの点も大きく刺さりました。
特に2個目の the cabs(現在は解散しています)のギタリスト「高橋國光」さんの演奏スタイルには一番影響を受けているといっても過言ではないです。

現在彼は「österreich」という名義で音楽を続けています。

実際にライブも何度か見に行きましたが、彼がギターのコードを一音鳴らした瞬間、冗談じゃなく涙が出そうになりました。


そんな感じで残響系のバンドに傾倒していく中で、ボカロの方でも様々な新しいアーティストに出会いました。

そんな中でも特にハマったのは「ツミキ」さんの音楽。

彼の曲は(特に初期の作品は)とにかく速くて、ギターが爆音で、ビートがカッコよく、ピアノソロがイカれてる、そんな感じです。
本人も公言されていますが、まるでかつてのwowakaさんの音楽を聴いているような気分になりました。
また、その歌詞も特徴的で、まるで音楽で言葉遊びをしている感じがあって、聴いてて心地良いリズムを生み出しています。


こんな感じで大学生時代は本当に色んな音楽に触れ、その中でも自分の好きなジャンルを確立することができた、という良い経験になりました。


まとめ:僕は音楽が好きです


さて、ここまで長々と書いてきたわけですが、最後までお付き合いいただいた皆さん本当にありがとうございます。
好きなものの話となると、あれもこれも書きたくなってしまって執筆に2日かかってしまいました。

ただ、ここまで書いていて改めて思ったのは

「自分って本当に音楽好きなんだなあ」

ってことです。

前述したように、僕は性格的に自分の好きなものに対してあまり自信を持てない傾向がありまして…
好きなものがあっても「でもあの人の方が詳しいしなあ」みたいなことを他人と比較して思ってしまうんですが、そもそも「好き」って他の人と比べるものでもないですし、ここまで長文書いときながら「音楽好きじゃないんだよね」とかいったら確実に嘘でしょう。

普段は就活系とかブログっぽい投稿が多いんですが、自分の「好き」を再確認するためでも、たまにはこういう好きなことについてだらだら書く回もいいなあって思いました。

もしよければ、皆さんの好きな音楽も教えてもらえると嬉しいです!



てなわけで、今回はここまで!
今週は寒波が来るみたいなので、みなさまくれぐれも暖かくしてお過ごしください…
僕はこの日に備えてヒートテックを買い増ししたので、重装備で明日からのバイトも乗り切りたいと思います!!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!




P.S.サムネは大学の文化祭でギターを弾く僕です。このギター、クソ重いので「デブキャスター君」という名前を付けています。


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