見出し画像

10年間の雑感 借金3000万円から40億 現金30万から5億を経験して思うこと 不動産投資を志す皆さんへ

今日は珍しくキャッチーなタイトルだと思いますが。
この数字は、不動産投資を開始する前の住宅ローンなどの負債と現金預金の額
そして、10年間の不動産投資、賃貸事業で取得してきた物件総額と
10年経った段階の(一昨年から昨年にかけての10年目時点のCF額)
売却などで得たキャッシュの額です。
税引き前の額面ですからTAXコントロール後は、当然減りますが
このレベルにまで10年かけて来ることができました。
数値的な話はこれくらいで、この経験を積んできたこれまでに思う雑感に関して
今日は少し書いてみようと思います。

信じられない領域に来たけど、至って平然とした変わらない感覚と生活

最初の1棟目と2棟目は築古RCからスタートでした。室内の飾り付け少しだけDIY的な事も行っていました

10年振り返ってみて色々な記事は、これまで沢山書いてきました。
歩みや、中卒である物語、不動産取得に関する記事などは、こちらをご覧ください。

まあ、変わっていないというのが結論なんです。
昔から貧乏していたし、何かと執着心みたいなものがなかった。
ただ、幼い頃は帰る場所がない、食べ物に困った、劣等感の塊の小さな人間だったということから始まったもので、そんなに欲がないのです。
普通に生活できることが、一番幸せであることを今でも感じていますよ。

そして、生活レベルも結婚前、結婚後、子供ができても、不動産投資、事業家になっても何も変わっていません。
高級なレストランに行く事もなく、数十年前から通っている店が好きですし、高い品物を好むことも、ブランド品を沢山購入したいなどという、物欲も家族全員ありません。

車に関しては法人名義で複数台持っていますが、これも資産構築というより、TAXコントロール的意味合いがほとんどです。

不動産を始めてからは、おそらく昔より使っていない気がしています。
これはある意味変わっていると思いますよ。普通はお金を持ったら旅行行ったり、いいもの食べたり、服装も変わって、態度も変わる。
だけど、僕らは逆なんですよね。

より一層普通の中の普通に生きている感じがしています。
(事業は普通を嫌うんですけどね💦)
贅沢は敵ではなく、興味すらない。 個人的に高いものを買う必要、意味を全く感じないし、質素が一番好き。 それがちょうどいいんですよ。

だから施設でも事業でも僕が代表者であることなんて誰も分からない感じ。
それが一番いいし、居心地がいい。 人と群れることも好きじゃないから
ほんと丁度いいです。

だけども、人間的な性質がかなり変化した10年だった

勤め人最後はフィリップ・モリスジャパンという会社にいました。養護施設でのお手伝いの時の写真10年前

会社員として勤めていながら、不動産投資を始めて3年は並行していた時期から、僕の人間的な性質は大きく変化したと周りの人たちから多く言われるようになりました。
かつての僕は荒くれ者であり、人の言うことを聞かず、人に文句ばかり言っていた井の中の蛙的な人間でした。(過去の記事参照)
自分では当時そんなふうに思っていなかったけど、嫁さんや周りからは、本当に人が変わったと言われます。 また不動産を通して、周りの人たち、関係者のおかげで全てが成り立つ事業だからこそ、知らず知らずに素直になることを努力していたと感じています。

いつも書いているような、「都合のいいことを言う人」「すぐ嘘を言う人」「人を使って楽をするような事を考える人」「自分勝手な言動をする言う人」「大きな態度、横着な人」「都合の悪いことを隠す人」「人を舐めた目で見て見下す人」など
実は、昔の僕は、これら全部を兼ね備えた最低の人間でした😅

この逆を常に僕は意識したり、無意識に表すことで、「強い信頼」「事業の実績」「人としての価値」を築いてきました。というか、それは周りがそう言ってくれるようになりました。

特に銀行さん、金融機関が評価してくれています。
そして社員の皆さん、施設の皆さん、近隣や自治体、建築会社、不動産会社など
関わる全ての方々が、僕を評価してくれていることに
正直信じられないけど、本当にありがたいことだと感じています。

できることが大幅に増えた、いや、増やしてもらった

美しいものを見るのが好きになった。興味なかったことに関心を抱くことが増えたのは不動産のおかげ。

不動産を通して、サラリーマンからの卒業、事業者としての独立を果たして、有り余る時間を活かし、事業にのめり込んでいったこと、写真など表現する道具を使って、色々なことを経験したり、家族とのこと、将来のこと、自分の終わり方まで、さまざまなことを考えさせてもらいました。
そして、幾つかの考えは、達成もしてきたし、目論見も大幅に超えてきた。
今の僕の現状は、10年前からとても信じられない領域にいるのにも関わらず
劇的な変化は心の中も生活も、何も変わりませんでした。

ただ、変わったことは思い描いたことが、実現化するし、イメージを超えてしまうこと。そんな境遇、環境をこれまで、今でも与えてもらってきたものと考えています。

皆は努力してきたからだと言ってくれるけど、それもあるかもしれないが、
一番は、成し得てきた事柄全て、協力して頂ける大勢の皆さんがいたこと、
そして、時合わせ(タイミング)やご縁という、見えない力が全てではないかと感じています。

スピリチュアルな側面が強い僕ら家族は、見えないものこそ全てであり、見せられている、生かされているという側面を常に感じています。
生きている間何を任されるのか、一日一日の命の感謝と、存在意義とは死んだ時にわかること、そんな心理的な世界を理解しています。

心も豊かになり、思いも形にできる、そんなできることを増やしてもらったのは
この10年でありがたいことだと強く感じています。

そんな事を思える様な豊かな心も
与えてもらったことも感謝ですね😊

妻と子と、事業を通して成長できた、経験できたことは財産の一つ

子と僕には軋轢もある、だけど、愛しているし大切な存在。妻とも共に戦友であり二人で一つの生き方をしてきました。

義母の病気がきっかけで不動産投資を開始し、義母を助ける準備ができたけども、義母は亡くなってしまった。不動産を教えるために僕らを導いたといつも感じて今日の日もあります。
それらドラマチックな僕らの固有の物語は過去記事を見ていただければと思いますが、この事業を歩ませてもらってきた経験、思い出は、家族のあゆみでもあれば、成長をしてこられた背景でもあります。

嫁さんと深夜に物件見学していた、不動産を始める前の時は楽しかったし、永遠だと感じます。子と、物件に荷物を持って行って家具を作ったりしたことも、幸せなことだったとも思います。
不動産投資は、色々なことを学ばせてくれた。本当にそう思います。
お金が豊かになることは、ある一種の目的だと感じます。

どう生きるのかという問いは
不動産を通して、お金を産んでくれた環境が与えてくれたものでした。
お金が全てではないのです。

今だから言えますが、中卒、中学校1年しか行っていない僕が
何不自由ない資金を持って、事業に今励めるのは、過去のすべての経験だったのです。

幼い頃からの生き方、働いてきた過去、荒くれ者だったつまらない人間の僕も
それらすべての背景があって、今があるのでした。
何もかもが財産であって、変え難い固有の物語なのです。 幸せだと思います。

これからどうなりたいのか。

伊勢神宮 内宮 先まで歩まねば、その先は見えない。人生も同じ。歩もうとしなければ、そこまでは行けない。

これから先、どうなりたいのかと言う問いの答えは簡単です。
死ぬ際に、幸せだった と思うことだけです。

この一瞬のために、僕や家族は生きています。
ここに、余計なことは一切入っていません。


資産を10億円貯めたい
豪邸に住みたい
大きな仕事をして名声を高めたい
有名になりたい

など、そんなことは僕らにとっては意味がありません。
そうなったらどうなるのか? 僕らには理解できません。

それよりも、始まりは変えられないけど、終わりは決められる。
そのためには、どんな生き方を
年代ごとに考え、そして想い、苦しくとも歩んでゆくことができるのならば
それが生きた証ではないかと常に感じるところです。

死ぬ時は何も持っていけない。

スティーブ・ジョブスも癌に侵され、死ぬ前に伝えていたことは
過去の点と点を繋ぐ時が来る、そして線になる時こそ、自分らしい生き方をできる
他人の人生を生きるな、考えるのではなく、感性に委ね、心に従うことと
伝えていました。(スタンフォード大学卒業記念式典で、ゲストのジョブスが生徒に伝えた言葉)

そして、ジョブスが死ぬ寸前、彼が伝えた言葉は、
wow wow wow でした。  死は最高の発明、破壊こそ新しい物語の始まりだと語っていた彼の最後は すごい、すごい、すごい だったのです。

その言葉を僕も感じてみたいと思った。ジョブスが見た景色を見たいと思った。
その時こそ、生きてきて良かった、幸せだったと思いたいのです。 それが僕の夢見る最後です。

果たして僕の最後、僕は何を見るのでしょうか。

不動産投資を志す皆さんへ

飛ぼうと思わないと飛べない。

こうすれば成功する、こうしたら良い、などと言うことに惑わされないでください。
自分はどうなりたいのかを常に考え、イメージして、考えることばかりせず、直感感性にしたがってください。 それら感性の一部は鍛え抜くことが重要であり、そこも意識して欲しいところです。

そして、数字ばかり意識してはいけないと言うことです。数字に固執するとわがまま、傲慢になりやすい。ある意味お金の奴隷になり、捉われてしまうものです。
事業として捉えるのならば、真に大切なのはお金は手段でしか無いと言うことを認識しなければいけませんし、大抵の投資家は捉われており、大多数から抜け出せません。

また、誰かの仕組みに飲み込まれないでください。
高額セミナーや、変なコンサル、変な不動産屋に違和感を感じたらすぐに脱してください。
違和感は、心のシグナル。無視したら、絶対事故が起こります。

不動産にしても、他のビジネスにしても、人の作った仕組みは、その人が儲かるもの。そして、蔓延し始めたビジネスは、大きなリターンはありませんし
成長も苦悩もしないものでしょう。
また、悪い影響もその仕組みによって様々受けることでしょう。

だからこそ、自分で気づき、自分で働き、能動的に活動することが重要なのです。
また、想いや好き、理念、哲学を用いてビジネスに向かう人こそ、成長の質も速度も、気づきも段違いです。
そして、学ぶことを辞めないでしょう。

そんな気持ちを込めた、想いの強いビジネスであれば、お金主体ではなく、長続きする事でしょう。そのビジネスを愛している人には勝てないのです。
だから、不動産にも思いを持って欲しい、心を入れて取り組んでほしいと
いつも思っています。

不動産はお金儲けの手段ではありません。
その先に誰がいて、なぜ事業が成立するのかを理解して
歩んでいる方は、その部分を強く意識していることでしょう。

すべての方々に
決して踏み誤らず、向き合い、真剣に取り組んで欲しい。

そう言えるのは、10年間の僕が全てを感じて、経験してきたから。
間違いじゃない。僕はそう思います。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

お金について考える

サポートをいただける皆様には、質問や、思い、ご希望などありましたら、遠慮なくご連絡ください。 ブログ記事、何らかのサポートを検討したいと思います。まずはご希望をお聞かせください。今後もよろしくお願いいたします。