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JBPのはじまり - アートと社会的養護が必要な子どもたちをつなぐとは?

ギャラリスト
建築士

わたしたちを結びつけたものは
「子どもたちとアーティストをつなぎたい」という気持ちでした。

子どもたち、特に社会的養護が必要な子どもたちとアーティストをつなぐことの意味について私たちは半年以上お互いに真っ直ぐな意見を交換してきました。児童養護施設や里親家庭で暮らす子どもたちを何と呼ぶことがふさわしいのか。社会的擁護って一体何なのか。なんで彼ら彼女たちをアートとつなぐのか。それに何の意味があるのか。どうやってつなぐのか、、、話し合い、話し合いやっと一つの形にすることができました。

プロジェクトの名前をJelly beans Projectと名づけたのは多種多様さまざまな背景を持つことを、それぞれ自分のカラーを持つことだとフラットに捉えているからです。人には言いたくないたくさんのことがあることも、それでも何とかみんなと同じようにやっていかなければならないこと、同じようでもありたいし、でもやっぱり普通とは違うのかもしれないということ、、、あらゆる現実を認めつつ。それは、それぞれのカラーだとフラットに捉えています。活動の詳細はWEBサイトにもまとめていますのでご覧いただけましたら嬉しいです。

JBP主催、ギャラリストの松岡は父と高校生の時に死別した際にアート鑑賞・制作を行うことで心身の変化が生じアーティストへの敬意を持つようになりました。現在は、自信が運営するアートギャラリーの売上から児童養護施設と有給アーティストインレジデンス施設を合体させた新しい施設立ち上げることを目標にしています。それが彼女がJelly Beans Projectを始動する大きなエネルギーとなっています。

建築士の山田は養育里親の認定後、2016 年から里親となりました。子育てをしながら一般社団法人COCO PORTA理事を務め、対話型鑑賞ファシリテーターとしても活動しています。アートと触れ合う中で偶然訪れたピカレスクギャラリーオーナーの松岡と知り合い彼女の思いに共感したことがJelly Beans Projectにジョインするきっかけになりました。アートが社会的養護下の子たちやそこから巣立った子どもたちへ何らかの良い影響を与えられる事を実証するために、接点を探り、結びつける活動を実施サポートすることを目標にしています。

「子どもたちとアーティストをつなぎたい」という気持ちを、
2022年は子ども達とアーティストをつなぐワークショップの開催により形にしていきます。何よりも大切なのは【子どもの気持ち】だと考えています。わたしたち発信のこんなことをやってみてよかった!という勝手な自己満足にならないように丁寧に企画を進めてまいります。

どれだけ話し合いを重ねても、実行した際には予想もしていなかった作用があるものだと覚悟はしております。これからのJBPの活動を見てくださるかたが一人でも増えますように、できれば共感してくださる方々とつながることができますようにと願っております。
JBPに関わった子どもたち、里親様、施設職員様、行政の方々その周辺の関係者様とのつながりを大切に活動を続けてまいります。

よろしくお願いいたします。



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