株式会社GEOTRA 公式note

人流データの利活用事例、国のレポートサマリー、位置情報分析技術に関するトピックなどなど…

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人流データの利活用事例、国のレポートサマリー、位置情報分析技術に関するトピックなどなど、GEOTRAにご興味をもってくださる方々にとってお役に立つコンテンツを定期的に発信します。

最近の記事

清水建設・グルーヴノーツとGEOTRAが推進する都市課題解消のためのビッグデータ活用Webセミナーレポート(24/2/27 開催)

はじめにこんにちは!インターン生の持松です。 今回は、2月27日に開催した清水建設×グルーヴノーツ×GEOTRAのWebセミナーの概要をご紹介します。 本セミナーでは、都市計画から設計・施工、まちの運営サービスまで、自治体と連携したまちづくりを推進する清水建設様と、AIや量子コンピュータを活用できるクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を提供するグルーヴノーツ様にご登壇いただきました。 交通・防災・観光の最適化に寄与するデータ分

    • 鳥取県とGEOTRAが推進する、交通課題解消のためのデータ活用Webセミナーレポート(24/2/13 開催)

      はじめに今回は、2024年2月13日に開催した鳥取県×GEOTRAのWebセミナーの概要をご紹介します。 本セミナーでは、鳥取県様と共同で取り組んだ地域交通課題のためのデータ活用のご説明の他に、パネルディスカッションやQ&Aセッションなどを通して、交通課題解決×データのポイントや今後の展望について議論しました。 背景:鳥取県内の観光客の増加と渋滞対策人口が全国最少の鳥取県にとって、財政面を考慮すると観光業は非常に重要です。 観光地の一つである鳥取砂丘では、大型連休時には

      • MWC Barcelona 2024への参加レポート第二弾:最新テクノロジーの紹介・今後の展望

        はじめにこんにちは!GEOTRAインターン生の伊藤です。 当社社長の陣内が、スペイン・バルセロナで開催された世界最大級のモバイル技術の展示会及びカンファレンスである「MWC (Mobile World Congress) Barcelona 2024」に、KDDIブースでの講演のスピーカーとして参加しました。 本記事では、陣内のイベント参加レポートの第二弾として、「MWCで注目した最新テクノロジー」をご紹介します。 1. MWCの概要・GEOTRAのプレゼンテーション(

        • MWC Barcelona 2024への参加レポート第一弾:MWCの概要・GEOTRAのプレゼンテーション

          はじめにこんにちは!GEOTRAインターン生の伊藤です。 当社社長の陣内が、スペイン・バルセロナで開催された世界最大級のモバイル技術の展示会及びカンファレンスである「MWC (Mobile World Congress) Barcelona 2024」に、KDDIブースでの講演のスピーカーとして参加しました。 本記事では、陣内のイベント参加レポートを2回に分けて、ご紹介します。 MWCとはMWCは、毎年2月後半にバルセロナで開催される世界最大の通信イベントです。 コネ

        清水建設・グルーヴノーツとGEOTRAが推進する都市課題解消のためのビッグデータ活用Webセミナーレポート(24/2/27 開催)

          国土交通省発表「令和6年度国土交通省予算の基本方針概要」〜まちづくりDX〜

          はじめにGEOTRAインターン生の伊藤です。 近年、インフラ整備や物流ネットワーク、まちづくり等の幅広い分野でのデータを活用した取り組みが進展しています。 本記事では、国土交通省が2023年12月に発表した「令和6年度予算決定概要」 の中から、国土交通省都市局のデータを活用した「まちづくりDX」の取り組みについてご紹介します。 令和6年度予算の基本方針国土交通省は、「国民の安全・安心の確保」「持続的な経済成長の実現」「個性を活かした地域づくりと分散型国づくり」の3点を柱

          国土交通省発表「令和6年度国土交通省予算の基本方針概要」〜まちづくりDX〜

          GEOTRA、モンゴル国初の人流シミュレーション・分析サービスの開発実証に着手!

          はじめにこんにちは、インターン生の伊藤です。 GEOTRAは、人流シミュレーション・分析サービス「GEOTRA Activity Data」を日本国内で展開しています。 これまでのサービスの提供を通じて培ったデータ生成技術やサービス構築・運営の知見を海外に展開していく取り組みを推進しており、その取り組みの第一弾として、当社はモンゴルの最大手通信会社であるMobiCom Corporation LLC(以下、モビコム)と連携し、モンゴル国内で初となる人流シミュレーション・

          GEOTRA、モンゴル国初の人流シミュレーション・分析サービスの開発実証に着手!

          国土交通省発表「令和6年度国土交通省予算の基本方針概要」〜地理空間情報の充実と建築・都市DXなどへの利活用推進〜

          はじめにGEOTRAインターン生の伊藤です。 近年、インフラ整備や物流ネットワーク、まちづくり等の幅広い分野でのデータを活用した取り組みが進展しています。 本記事では、国土交通省が2023年12月に発表した「令和6年度予算決定概要」の中から、データ活用の基盤となる「地理空間情報の充実及びデータ利活用推進」の取り組みについてご紹介します。 令和6年度予算の基本方針国土交通省は、「国民の安全・安心の確保」「持続的な経済成長の実現」「個性を活かした地域づくりと分散型国づくり

          国土交通省発表「令和6年度国土交通省予算の基本方針概要」〜地理空間情報の充実と建築・都市DXなどへの利活用推進〜

          「札幌マチヅクリ大学」の活動への参加レポート

          はじめにこんにちは!GEOTRAインターン生の伊藤です。 札幌市の公的事業に対する補助金を活用し、大学のゼミを模したまちづくりの人材育成プロジェクトである、「札幌マチヅクリ大学」が、12月16日に行われ、当社の経営企画部プロジェクトマネージャーの小島が講師として、「創生東エリアに関する人流分析」についての講義を行いました。 本記事では、同講義の概要をご紹介します。 札幌マチヅクリ大学とは?札幌マチヅクリ大学は、2023年に札幌市内の5大学(北海商科大学、北海学園大学、札

          「札幌マチヅクリ大学」の活動への参加レポート

          2023年の記事の振り返り〜「システム思考」で考える「交通渋滞」〜

          はじめにGEOTRAインターン生の伊藤です。 2023年は、GEOTRAの記事を読んでいただきましてありがとうございました。 本記事では、「システム思考」を用いて、これまで投稿した記事を「交通渋滞」という観点から要約してご紹介します。 背景:システム思考とはシステム思考とは、複雑な問題の大局的な流れや全体像を捉え、異なる要素とのつながりを把握した上で、物事の相互関係を分析する問題解決のアプローチです。 システム思考を可視化するツールの一つが、「因果ループ図」です。 因

          2023年の記事の振り返り〜「システム思考」で考える「交通渋滞」〜

          渋滞課金制度(ロードプライシング)の各都市での取り組み

          はじめにこんにちは。GEOTRAインターン生の伊藤です。 昨今、各国の大都市が渋滞問題に直面しています。 渋滞問題を解決する手段の一つとして、「渋滞課金制度(ロードプライシング)」があり、日本でも、五輪期間中に試験的に実施されました。 本記事では、各都市において施行される渋滞課金制度の概要及び同施策の効果についてご紹介します。 背景道路面積には限りがあり、自動車の利用需要が減少しない限り、交通渋滞が発生します。 渋滞課金制度は、自動車に通行料を課すことで、交通渋滞を

          渋滞課金制度(ロードプライシング)の各都市での取り組み

          GEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」第二弾 GEOTRA CTO 森山拓洋&営業戦略部マネージャー 金子佳歩

          はじめにこんにちは。GEOTRAインターン生の伊藤です。 「読書の秋」ということで始まったGEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」では、様々なメンバーから、パーソナリティや考え方の背景となる本や、データ学習におすすめの本を選書してもらい、ご紹介します。 新企画の第二弾の本の選者は、GEOTRAのCTO/プロダクト開発部長の森山と営業戦略部マネージャーの金子です! CTO/プロダクト開発部長 森山拓洋が選ぶデータサイエンス学習におすすめの2冊1冊目: 10年戦

          GEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」第二弾 GEOTRA CTO 森山拓洋&営業戦略部マネージャー 金子佳歩

          GEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」 第一弾 GEOTRA社長 陣内寛大&GEOTRA副社長 鈴木宙顕

          はじめにこんにちは。GEOTRAインターン生の伊藤です。 「読書の秋」ということで始まったGEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」では、様々なメンバーから、パーソナリティや考え方の背景となる「名刺代わりの一冊」を選書してもらい、ご紹介します。 新企画の第一弾の「一冊」の選者は、GEOTRAの代表取締役社長 陣内と副社長/COO 鈴木です! 代表取締役社長 陣内寛大が選ぶ一冊書名 他者と働く/『わかりあえなさ』から始める組織論 (NewsPicksパブリッシン

          GEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」 第一弾 GEOTRA社長 陣内寛大&GEOTRA副社長 鈴木宙顕

          中国・ナンバープレートによる車両台数の制限による渋滞対策

          はじめにGEOTRAインターン生の伊藤です。 昨今、各国の大都市が渋滞問題に直面しています。 本記事では、中国の大都市における自動車保有台数及び道路の交通量を制限する取り組みについてご紹介します。 背景中国国内の大都市では、深刻な渋滞問題と、自動車の排気ガスによる大気汚染を改善するために、図1が示す「自動車用ナンバープレートの所有制限」及び「ナンバープレートの末尾の数字に基づく走行制限」の二つの施策に取り組んでいます。 中国首都北京市内では、個人の自動車保有台数の急増を

          中国・ナンバープレートによる車両台数の制限による渋滞対策

          メルボルン、2011年から7年連続「世界住みやすい都市ランキング」1位のまちのデータ活用とは

          はじめにGEOTRAインターン生の伊藤です。 近年、日本各地で、地域の活性化を目的とした、データに基づく都市の課題解決に繋げる仕組みづくりを推進しており、まちづくりにおけるデータ活用の重要性が高まっています。 本記事では、データを活用したまちづくりの海外における先行事例として、オーストラリア、メルボルン市の歩行者感知センサーを用いて収集した人流データを活用した“まちづくり”をご紹介します。 背景オーストラリアのメルボルン市では、「誰もが住みやすいまちづくり」を目指し、1

          メルボルン、2011年から7年連続「世界住みやすい都市ランキング」1位のまちのデータ活用とは

          大成建設とGEOTRAが推進するまちづくりのデータ活用Webセミナーレポート(23/10/12 開催)

          はじめにこんにちは! 今回は、10月12日に開催した大成建設×GEOTRAのWebセミナーの概要をご紹介します。 本セミナーでは、大成建設様と共同で取り組んだ西新宿における3D都市モデル “PLATEAU”を活用した都市人流の再現のご説明の他に、パネルディスカッションやQ&Aセッションなどを通して、まちづくり×データのポイントや今後の展望について議論しました。 アーカイブ動画はこちらから 西新宿エリア—プロジェクト概要ビジネスエリアやオープンスペースをはじめとする、多

          大成建設とGEOTRAが推進するまちづくりのデータ活用Webセミナーレポート(23/10/12 開催)

          日本総研発表(2023年6月)の「【先端技術リサーチ】プライバシー保護合成データの概説と動向」の要旨をご紹介します。

          はじめにGEOTRAインターン生の伊藤です。 本記事では、2023年6月に株式会社日本総合研究所が発表した「プライバシー保護合成データの概説と動向」内に記載された、合成データ(Synthetic Data)に纏わるポイントをご紹介します。 GEOTRAは、合成データ生成技術を活用したサービスを提供しており、同レポートではユースケースの一つとして紹介されています(P.17)。 合成データとは、現実世界のデータを元に作成される人工的なデータです。実在する個人のデータを直接

          日本総研発表(2023年6月)の「【先端技術リサーチ】プライバシー保護合成データの概説と動向」の要旨をご紹介します。