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GEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」 第一弾 GEOTRA社長 陣内寛大&GEOTRA副社長 鈴木宙顕


はじめに

こんにちは。GEOTRAインターン生の伊藤です。
「読書の秋」ということで始まったGEOTRA読書企画「あの人が読んでいる本は...」では、様々なメンバーから、パーソナリティや考え方の背景となる「名刺代わりの一冊」を選書してもらい、ご紹介します。
新企画の第一弾の「一冊」の選者は、GEOTRAの代表取締役社長 陣内と副社長/COO 鈴木です!

代表取締役社長 陣内寛大が選ぶ一冊

書名

他者と働く/『わかりあえなさ』から始める組織論
NewsPicksパブリッシング

著者

宇田川元一

概要

「互いに分かり合えていないということを受け入れた上で、『知識の実践』を行うしかないのです。」

出典: はじめに「正しい知識はなぜ実践できないのか」|他者と働く/『わかりあえなさ』から始める組織論|宇田川 元一|(NewsPicksパブリッシング) 

本書は、人と人とが関係性を作ること・変えることの実践をテーマにした「組織論」の本です。ビジネスの現場で生じる課題は、既存の方法で解決可能な「技術的課題」と、既存の方法で解決できない、複雑な「適応課題」の2種類があります。
解決が先延ばしされる問題の多くは、組織内の関係性のなかで生じる、後者の「適応課題」です。
適応課題は、互いの「ナラティブ(立場・役割・専門性などを含む人生のバックグラウンド全般)」の間に溝があることで生じています。
本書は、対話によって、ナラティブの間の溝に橋を架け、「新しい関係性を構築すること」を提唱する、組織の中にある豊富な「リソース」を見つけ出すための一冊です。

陣内さんからの一言

当たり前ですが、組織は「他者」の集団です。「他者」ということは自分とはバックグラウンド、考え方、何もかもが異なり、「分かち合えない」ことの方が標準であるはずです。
 
一方、組織においては「分かり合えない」ことを理由に色々な問題が起きています。
「自分の考え方を上司が理解してくれない...」、「他部署が全く協力してくれない...」、「あの人とは合わない...」。分かり合えないことは当たり前であるはずなのに。
 
本書では、「そもそも人は分かり合えないんだ」という前提をおいた上で、相手との「溝」に気づき、相手のナラティブ(これまでの人生を含むバックグラウンド全般)を理解し、その溝に橋を架けるための実践法を教えてくれます。
 
僕自身、今の会社経営でもそうですが、三井物産時代に如何に人を巻き込んでいくか、上司やチームメンバーとの関係性を作っていくか等においても使えたな、と思う理論です。

代表取締役副社長 鈴木宙顕が選ぶ一冊

書名

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間
(かんき出版)

著者

高野登

概要

「企業の『心』と『魂』が従業員を通してお客様に伝わって、初めてホテルは、一つのブランドへと昇華されるのです。」

出典: はじめに|リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間|高野登|かんき出版
 

本書は、ザ・リッツ・カールトン・ホテル元日本支社長の高野登氏が、同ホテルのサービス哲学を解説した一冊です。
リッツ・カールトンのホスピタリティは、お客様の気持ちを理解し、本当に欲しいものを感じ取ることから始まり、時には、お客様の想定を超えたサービスをすることで、新たな価値を創造します。
全従業員が、ホテルの経営理念や哲学が凝縮されたクレド(信条)と呼ばれるカードを常備しています。
クレドの精神を全従業員が共有し、その内容を真摯に突き詰めて考えることで、お客様と心を通わせるホスピタリティを提供しています。
ホスピタリティの実現、すなわちサービスを超える瞬間をいかにお客様に提供するかということを超えた「人にどう接するか」を考えるヒントになる一冊です。

鈴木さんからの一言

もともと小さい頃、私はホテルマンにあこがれていました。
高嶋政伸が「HOTEL」というドラマをやっていて(「姉さん事件です」から始まるドラマ)、それをずっとみてて、「お客様に尽くすホテルマンってかっこいい!」って思っていた記憶があります。

社会人となり、著者の高野さん(リッツの元日本支社長)がKDDIで講演される機会があり、拝聴して、この本を買いました。

今でこそホスピタリティやESはワードとして定着していますが、20年以上前からそれを実践していることに深く感銘を受けたのを記憶しています。

私がGEOTRAのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に求めるものはこの本から学びました。

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございました。
本記事では、当社社長の陣内と副社長の鈴木の考え方やパーソナリティの背景となる一冊についてご紹介しました。

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