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大成建設とGEOTRAが推進するまちづくりのデータ活用Webセミナーレポート(23/10/12 開催)


はじめに

こんにちは!
今回は、10月12日に開催した大成建設×GEOTRAのWebセミナーの概要をご紹介します。

本セミナーでは、大成建設様と共同で取り組んだ西新宿における3D都市モデル “PLATEAU”を活用した都市人流の再現のご説明の他に、パネルディスカッションやQ&Aセッションなどを通して、まちづくり×データのポイントや今後の展望について議論しました。

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西新宿エリア—プロジェクト概要

ビジネスエリアやオープンスペースをはじめとする、多様な都市機能をかかえる西新宿エリアは、①周辺地域に比して競争力が低い、②オープンスペースが十分に活用されていない、③都市空間が分かりにくく移動しづらい、といった課題の解決に向けて、再開発を進めています。

今回のプロジェクトでは、
・まちの賑わいが限定的であるというエビデンスの収集
・まちづくり施策の効果の定量化
という東京都様のニーズに応えるべく、GEOTRAは大成建設様と共に各種ソリューションを提供しました(後述)。

プロジェクト概要、当社作成

西新宿エリア—アウトプット

前述の背景を踏まえ、以下のようなプロセスを通じてアウトプットをご提供しました。

1. 社会実験の実施

FUN More Time SHINJUKUという社会実験を開催し、オープンスペースや道路空間を一体的に活用し、人々の滞在・回遊を促しました。
このイベント時から得られた人流データを分析し、回遊性に与える効果を検証しました。

2. シミュレーションモデルの作成

西新宿エリアの平常時と実験実施時の人流データをもとに、回遊性の変化を予測するシミュレーションモデルを作成しました。
このシミュレーションモデルを用いて、都民広場の人流変化のパターンを、新宿中央公園に適用してみました。下図左側のように、両者間の相関性が確認できました。

シミュレーションモデル、当社作成

3. 3D都市モデルの作成

シミュレーションの結果を立体空間上に再現し、導線毎の人流を可視化しました。

3D都市モデル、当社作成

4. データダッシュボードの公開

本事業における分析結果の一部を、Web上で閲覧可能なダッシュボードとして公開しました。このダッシュボードでは、西新宿エリア内の回遊や、実証実験時の分析結果を確認することができます。

西新宿エリアの目指すまちづくり—シン・デジタルツインの試行

西新宿エリアは、PLATEAUやオープンデータに独自整備のデータを組み合わせ、デジタルツインを構築する「シン・デジタルツイン」プロジェクトに取り組んでいます。

シン・デジタルツインの概要、大成建設作成

このシン・デジタルツインには、①建物内や地下空間を含む、精緻なモデルを大規模に再現できる、②操作性や拡張性が高い、という特長があります。

また、アップデートを施すことで新たな機能を付与し、さまざまなシミュレーションの実施に活用することができます。

アップデートのイメージ、大成建設作成

GEOTRA×大成建設—パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、以下のテーマを中心に、まちづくりに携わるGEOTRA、大成建設様の議論を展開しました。

パネルディスカッションのテーマ、当社作成

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。

本セミナーでは、データドリブンなまちづくりやデジタルツインの取り組み、そして今後の展望について、具体的な事例を交えてご紹介しました。

今後も、GEOTRAの取り組みをより深く知っていただけるよう、セミナーやnote等を通じて発信できればと思います。
GEOTRAは、データ利活用の伴走役としてお客様のプロジェクト推進を一気通貫でサポートしております。ご興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。

当社事業概要、当社作成

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