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悩む性格・困らせる性格(読書感想文)

えびちゃんとの共通の趣味、読書からこちら第二弾です。

えびちゃんからオススメしてもらった本から感想文書きます。えびちゃんやることが早くてだいぶ待たせてしまった!!

私の方が早く本到着して読み始めてたのに、書くのが遅くなってごめん😂

以下ネタバレありです。

本の著者は詫摩武俊さん。前回(働くことがイヤな人のための本)に引き続き東京大学卒業の大学教授。心理学の専門家。

書き出しがちょこっと中島さんと似ていたのは、このタイプの人は本書は読もうと思わないだろう、と選り分けされていたこと。

読まないだろうと琢磨さんが仰るのは、自分のことも相手のことも気にならないという人。日本人にはあまりいないタイプ、とのこと。(どこの国に多いんだろう?)比喩的にいうとロボットみたいな人だって。

悩む・困らせるという言葉がタイトルにもあるように、自分や友人、家族、職場の人など自他の性格特徴を知るきっかけが満載でした。

悩む→内罰的傾向:自分が悪かったと考える
困らせる→外罰的傾向:自分以外のところ(相手・環境など)に欠点・落ち度を見出そうとする

この本には書かれていないのだが、無罰的傾向というのもあるよなぁと思った。誰も悪くない、仕方ないという考え方。原因を考えずに済むので犯人探しにならない、平和的であるが解決方法を見出しにくい。(蛇足)

性格の六つの類型について、性格特徴が分類されている。分類されているとはいっても六つのタイプはそれぞれに線引きがあるわけではなく、『「あの人の基本的な特徴は同調性性格で、それに過敏性性格と顕示性性格の特徴が含まれている。しかしこの人には過信性性格の特徴はほとんど認められない」などと考えるといい。』と記されている。

①内閉性性格:非社交的、内気、控えめ、ユーモアを解さない、孤独、利己的、空想的
②同調性性格:躁うつ性、うれしいときには心から喜び、悲しいときには心から悲しむ
③粘着性性格:一つのことに熱中しやすく、几帳面で凝り性。まじめ、頑固
④過敏性性格:感受性が鋭く、自他の心の微細な変化を敏感に感じとる。神経質。
⑤顕示性性格:ヒステリー性。勝ち気、負けず嫌い。わがままで嫉妬深い、派手好き。
⑥過信性性格:強気、固い信念と満々たる自信。自主的、活動的、積極的、独断的、内省に欠ける

言葉だけをみて、意味が分かりにくかったのは顕示性性格。本を読んでひとつお勉強になりました。

困らせる性格については、まわりから苦情を言われたり、困らされたという評判を聞いて(程度の差はあれど)反省する→改善の余地がある。
だが、悩む性格は気分の落ち込みや絶望感を体験しても、具体的にどうしたらよいかわからないことが多い、とのこと。

理想的な性格というと価値観が入る(もしかしたら琢磨さんの価値観入ってるかも?)が、と前置きのあった上で、健康な悩むことの少ない性格についても記されていました。

「おわりに」の内容について。毎度毎度書きますが、私はあとがきとかさいごに、あと著者ではないひとの解説・書評が好きなのですが、こちらの本は書評はありません。
「おわりに」には、最後にダメ推しで言っておきたいことのような大事なものが込められてるようなね、感じがしません??

noteにもたまにやってる人がいて面白いなぁと思うのですが、図解が出てきます。ちょっと教科書的、論文風味の感じ。文章だけよりわかりやすいよね。それだけ相手にこれを伝えたいんだ!という感情がこもっているような印象を受けます。

『自分で自覚している性格と、他人が見ている自分とが違うことがよくあるのである。他人に知られたくないと思っている性格もあれば、自分では気がつかないが他人は知っている面もある。』

ほんとにそうだなぁと思います。

ちょうど本日、歯に絹着せぬ物言いの友人と会う予定がありまして。キレッキレの毒舌が若干怖いですが、彼女から見た私はどんな人なのか、本を持参して(参考文献)聞いてみたいと思っています♪見る人が誰かによっても、もちろん違うのよね。妹から見た私、友人から見た私、息子から見た私、患者さんから見た私は共通点はあれど違う一面をもっているはず。

さいごに。みんフォトさんから借りたお花はエリカという花です。うちの庭にも昔あって、目がたくさんあるような見た目でちょっと怖いような、小さくて淡い色味の優しい雰囲気のあるような、ちょっと不思議な花です。
花言葉は「孤独」「寂しさ」「博愛」「良い言葉」だそうです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

えびちゃん、第三弾もやろうね!!笑


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