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限界を知っている悪役になりたい

中学時代から私はすぐに逃げてしまう。

苦手なことや嫌なことから逃げてしまう。

勉強からも逃げてきた。

お前は逃げてばかりだな」とキッパリ言われたことがある。

もちろん、いま思い返せば勉強以外にも原因はあった。

社会に出てからは『逃げる』ことを忘れていた。

対人関係のストレス、上司の圧、会社の組織。いつからかすべてに『立ち向かわなくては』となった。

そして、壊れた。

あの時、どうして『立ち向かわなくては』の気持ちになったかは過去の出来事を引きずって『逃げる』=『カッコ悪い』と思っていたから。

逃げるがカッコ悪い?逃げるは恥じ?立ち向かうことこそ美徳?

思い返せば変だと思った。

私はマンガの勇者じゃない。すべての困難に立ち向かうヒーローじゃない。

むしろ「今日はこの辺で勘弁してやる」と自分の限界を知っていて、すぐ逃げることができる悪役になっていたい。

すべてのことに『立ち向かおう』としない。

逃げる』選択肢も必要。

現代において勇気のある選択は、『逃げる』こと。

立ち向かい続ければそのまま突き進まなければいけない。

「ヒーローはカッコいい」は誰かしら思うもの。しかし、本当にカッコいいのは自分の限界を知っている悪役だ。

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