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ラオスの織物

織物の街として有名なラオスに旅行へ。
そこで出会った魅力的過ぎる織物文化をご紹介します。

1.そもそもなぜラオスは織物で有名なの?
ラオスの女性はお嫁に行くときに織物を織って男性の親に見せるそうです。
織物の腕で妻としての力量を見られていたとか。
綺麗に織物を織れる人ほど良き妻という考え方があったようです。
そういう文化のため、ラオスの女性は織物に長け、織物文化が根付いています。
今ではそのような風習も過去のものとされるようですが、
このラオスの織物文化に触発された海外のクリエイター、デザイナーさんたちがラオスの工房とコラボをして様々な商品を生み出しています。

2.最上の織物体験ができる「OCK POP TOK」
ルアンパバーンにある「OCK POP TOK」たまたま見つけたこの場所。
時間が経つのを忘れてものづくりに熱中できる最高の場所でした。
糸を紡ぐところから、染色する植物の採取、そこから染め、織り体験までを全て行うことができます。
自然の中に突然現れるこの施設。自然に囲まれて体験するのもまた気持ちいい。

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待合所の屋根からぶら下がる無数の生地。全て織物。はー可愛い。

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ウォーターサーバー隠し。日本でも売れそう。

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椅子も織物。

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メニューも織物。

早速時間になって体験開始!
まずは染色を学んで材料を確保するところから。

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これ、全て自然の植物から染色された糸。
発色はいいのに柔らかい色合い。やはり自然の色は美しい。

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これを今から収穫する。

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これはインディゴの材料。ここからあんな鮮やかなブルーができるなんて。

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インディゴ染めされた糸を乾かしていた。なんと綺麗な藍色。

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先生と一緒に身の収穫。
Y字になった先端で突っついてひっかけて落とす。これがなかなか難しい、、!
私は手を添えただけ。先生がとってくれた。

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この中身を使います。

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染めるときにこうやって結んで染めると模様ができるんだって。

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織ってる人を見学させてもらった。
難しそう。
できるのかな。

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素敵。

では収穫した植物を潰していく。
潰して煮たり、そのまま使ったり。

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インディゴ

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よく知らない木(BETEL TREE)

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ターメリック

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インディゴの液は緑色に近い。
この液につけて、取り出して空気に触れさせることで青色に変化する。

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糸を紡ぐのって難しい。
初めての体験だったけどこうやって糸ができて自分たちが着ている服ができているのかとルーツを知れてとても楽しかった。

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そして織体験。
すでに先生が柄を織機に組み込んでくれていた。
これが本当にどうやって作っているのかと不思議になる。
この糸で図ができていて、これに従って織物が織りあがっていく。
この図を頭の中で作ってそのままここに表現していく人もいるらしい。
早速織り始める。

夢中になって友人の話も耳に入らない。
黙々と織り続けること何分?何時間?

できた!

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できた!嬉しい!!

あっという間の1日。
ここまで初めから最後までものづくりの体験ができるところってあるんだろうか。
そして自分の好きな色を選んだり、自分の好きな色になるにはどうやったらできるだろうと試行錯誤しながら自分で染めたり。
インディゴとターメリック混ぜたらどんな色になるんだろう?
色の素材が綿とシルクだとどんな染まり方の違いがあるんだろう?
いろんな想像力がかき立てられ、そしてその思うままにものづくりができる。
とっても素敵な場所です。
自分も子供ができたら連れて行ってあげたい。
ものづくりやものの成り立ちに興味のある方はぜひ、とってもお勧めします。
体験だけでなく、ショップにもたくさん素敵なラオス織物があるのでショッピングも楽しいですよ^^

あ〜また行きたい。
ちなみに調べてみるとホテルも併設されててそこもとっても素敵。
次行くならそこにも泊まってみたい。

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